【Repro Boosterによるサイトスピード改善効果】
※Google Chromeのエミュレーション機能を用い、スロットリング16Mbpsで撮影。
【モバイル】
FCP(First Contentful Paint):45%改善(0.29秒短縮)
LCP(Largest Contentful Paint):30%改善(0.52秒短縮)
【PC】
FCP(First Contentful Paint):48%改善(0.28秒短縮)
LCP(Largest Contentful Paint):40%改善(0.39秒短縮)
はじめに
創業1984年、四国地方や中国地方を中心に郊外型カジュアルセレクトショップ「JEANS FACTORY(ジーンズファクトリー)」を展開する株式会社インターナカツ。“小さな専門店”としての心を大切にしながら、アートが感じられる内装の店舗では、500以上ものブランドを取り扱い、豊富なラインアップで30代をメインに20代から50代まで広く人気を博しています。
今回はその「JEANS FACTORY」のオンラインショップ運営に携わる、EC事業部の余傳茂昭様、小笠原尭之様、林弘之様に、サイトスピード改善ツール「Repro Booster」を導入した背景や成果についてお話をうかがいました。
「JEANS FACTORY Online Shop(2025年5月13日時点)」
「JEANS FACTORY」の直営オンラインショップ。国内外の多彩な人気ブランド商品を取り扱い、ランキング・スタッフスタイリングなどで最新情報を発信。店舗を展開していないエリアのユーザーにも利用されている。
スタッフの顔が見える、四国発の郊外型カジュアルセレクトショップ
店舗スタッフによるスタイリングも人気コンテンツのひとつ
――「JEANS FACTORY Online Shop」は、いつごろから運営をはじめられたのでしょうか?
余傳 オンラインショップの運営を開始したのは2011年です。当時は、東日本大震災などもあり、アパレル業界は全体的に売り上げが落ち込んでいた時期で、弊社も例外ではありませんでした。また、実店舗だけでは在庫の消化などあらゆる面でデメリットが多く、さらに、商圏を拡大したいという思いもあり、社内でオンラインショップを立ち上げようという機運が高まったのです。
――サイト内に掲載されている実店舗スタッフによるスタイリング紹介も人気ですが、店舗とオンラインショップの連携がうまくいっているようですね。
余傳 正直なところ、開始当初はオンラインと店舗が協力しあう状況になく、うまく連携できているとは言えない状況でした。しかし、年数を重ねる中で様々なコミュニケーションをとることで徐々に距離が縮まり、現在ではサイトに掲載するスタッフのスタイリングに本気で取り組んでもらうなど、一緒に盛り上げようという空気になっています。
――現在、オンラインショップの運営で力を入れていることはありますか?
小笠原 現在、最も力を入れているのは集客です。これまで、オーガニック流入を増やすための施策を行ったり、広告に力を入れたり、CRMを強化したりする中でそれなりの成果は得られたものの、もう少し伸ばしたいという思いがありますね。
林 集客強化の一環として、スタッフのインフルエンサー化にも取り組んでいるんですよ。これまではサイトを見たお客様にしかスタッフのスタイリングが届いていなかったので、SNSで情報発信して集客に繋げたいと思ったのです。昨年スタートして、現在ではフォロワー数が1万人を超えているスタッフも複数人います。次は、それをどう集客に繋げるか、考えていきたいです。
表示速度が遅いとお客様の利便性が下がるだけでなく、離れていってしまう
――Repro Boosterを導入する前に、どのような課題があったのか教えてください。
小笠原 5〜6年前から、体感としてサイト表示速度が遅いという課題があったんです。システム内で無駄な記述を圧縮するなど、社内でできる限りの対策を取ったのですが、思ったような効果が得られず、表示速度の改善が長年の悩みの種でした。FCPやLCPなどのスコア的は許容範囲内でしたが、目指すところは「何もストレスを感じない」だったので、どうしても遅いという感覚が拭えなかったんです。
余傳 やっぱり、大手サイトに比べて表示が遅かったんですよね。大手のサイトはサクサク表示されるけど、自社サイトは読み込み中のカーソルがクルクル回ってなかなか商品が表示されない。それはお客様にとって利便性を損ねることなので、どうにかしなければならないという思いがありました。
――表示速度が遅いことで、どのような問題がありましたか?
小笠原 やはり、離脱率の高さが一番大きかったですね。表示速度がすべてではないと思いますが、離脱率の改善に取り組んでいた頃、表示速度がボトルネックのひとつになっているという感覚があったんです。
――表示速度の改善のために様々な取り組みを行われたとのことですが、Repro Boosterの前にも他の手段を検討されていたのでしょうか?
小笠原 社内でできることはやり尽くして、あとは外部の手段に頼るしかないとなった時、最初はCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)の導入を検討しました。ですが、その当時の売り上げベースで考えるとコストが合わず……。
それからしばらくして、利用しているECプラットフォームからの紹介でRepro Boosterの存在を知ったのです。必要な機能がしっかりカバーされている上に、過去に検討したサービスと比べて導入コストが圧倒的に低いところが導入の決め手になりました。
――Repro Boosterをご案内してから、非常にスムーズに導入まで進めていただいた印象があります。
余傳 紹介していただいた時点で導入しない理由がなかったですね。我々が先へ進むために必要な手段でしたし、やるならRepro Booster一択という状態でした。絶対に社内の稟議を通すぞ、という強い覚悟でいましたが、「お客さんにとって今の状況は良くないですよね」と説明したところ社内の理解も得られて、とてもスムーズに進められました。
「シンプルに、大満足」Repro Boosterの導入で表示速度の改善を実感! オーガニック流入や回遊への影響も?
――Repro Boosterの導入にあたって、大変なことはありましたか?
小笠原 一切なかったです。関係部署との調整や確認も必要もなく、本当にタグ設置をするだけでリリースできました。そのタグ設置に関しても、私ひとりで、10分もかからずに完了しました。
――Repro Boosterを導入されて、率直な感想をお願いします。
小笠原 シンプルに、大満足です。表示速度の改善は長年抱えていた課題だったので、それが解決できて興奮しました。Reproさんからのレポートで数値の改善も確認できていますが、数値で見る以上に体感速度のインパクトが大きく、想像以上の効果が出ていることを実感しています。
林 ストレスがなくなって、気持ちよく仕事できるようになりましたね。私たちも仕事をする上で普段からサイトを回遊しているので、表示速度が上がったことで、よりスムーズに仕事ができるようになったと感じています。
余傳 EC事業部から他部署に移ったスタッフにも「速くなった」と言われましたよ。やっぱり、以前とは全然違うとわかるようで、導入して本当によかったと思っています。
――他にRepro Boosterの導入で変化したことはありますか?
小笠原 私が見ている範囲では、オーガニックの流入や回遊にも影響が出ていると感じています。もちろん表示速度だけが要因ではないと思いますが、単純に数字だけ見ると、昨年の同時期に比べて表示回数やクリック数が50〜60%ぐらいアップしているので、少なからず影響があったと考えています。
――最後に、サイト表示速度の改善に悩まれている方にメッセージをお願いします。
小笠原 Repro Boosterは導入が本当に簡単で誰でも使えるので、表示速度の遅さに悩まれている方は検討してみるべきでしょう。速度に関する他の改善手段と比べて、費用面でも導入しやすいです。ECサイトを運営していると、不必要な機能や使いこなせない機能がついて、その分価格が高くなっているツールを見かけることも多いのですが、Repro Boosterは必要な機能だけを揃えたシンプルなつくりになっているのも魅力だと思います。
余傳 運営しているサイトで表示速度に関する悩みを抱えている場合、すでに様々な対策を取られているとは思いますが、ちゃんと課題を認識できているのであれば、そこに向けてRepro Boosterを導入するのは本当におすすめです。
林 大手のサイトでは、表示速度に関してしっかりと対策を取られていると思いますが、私たちのような地方のショップや、小さい規模で運営されているサイトなどは、表示速度対策にまで手が回っていないところが少なくないと思います。そうした方たちにとって、ECプラットフォームを使っていても簡単に低コストで導入可能で、高い効果が期待できるRepro Boosterは救世主的な存在といえるのではないでしょうか。
ユーザー体験もかなり向上しますから、表示速度の改善に悩まれている方はもちろん、まだ表示速度が検討課題にすらなっていない方も、Repro Boosterの導入を一度検討してみるとよいかもしれません。
右から株式会社インターナカツ EC事業部 余傳茂昭様、小笠原尭之様、Repro株式会社 Business Development Division 関口みずき
※ 本記事は2025年4月21日時点の情報です。Repro株式会社または掲載企業の都合により、紹介されている機能やサービスの提供が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
※ 本記事に記載されている「FCP(First Contentful Paint)」「LCP(Largest Contentful Paint)」の改善率・時間は、WebViewを除いた全ページ(Repro Booster適用外を含む)を対象とした、同期間同条件におけるRepro Booster稼働有無のA/Bテストの結果。比較対象はLCP、FCPの中央値。