「島村楽器オンラインストア」/島村楽器様株式会社へのRepro Booster導入事例
島村楽器株式会社 EC営業部 WEB課主任 甲斐悠介様

「すべてはお客様に快適にサイトを使っていただくために」。難題だったサイト表示速度を改善したRepro Booster

「島村楽器オンラインストア」/島村楽器株式会社

業種/サービス: EC・ネットショップ

【Repro Boosterによるサイトスピード改善効果】

shimamura※Google Chromeのエミュレーション機能を用い、スロットリング16Mbpsで撮影。

【モバイル】
FCP(First Contentful Paint)29%改善(0.40秒短縮)
LCP(Largest Contentful Paint)27%改善(0.48秒短縮)

【PC】
FCP(First Contentful Paint)22%改善(0.28秒短縮)
LCP(Largest Contentful Paint)19%改善(0.26秒短縮)

はじめに

1962年に文具店が音楽教室を開設したことからその歴史が始まった島村楽器株式会社様。国内最大の総合楽器店として成長を遂げた現在は全国に約180店舗を構え、「音楽の楽しさを提供し、音楽を楽しむ人を一人でも多く創る」という経営理念の下、音楽教室の運営や楽器の販売だけではなく、楽器の修理やメンテナンス、初心者向けのセミナーやイベントの企画実施など、楽器プレイヤーのトータルサポートを行っています。
※ 引用元:The Music Trades誌「Top Global Dealers Report」

今回は、島村楽器株式会社様でECサイト「島村楽器オンラインストア」の運営を担われている、EC営業部 WEB課主任の甲斐悠介様に、サイトスピード改善ツール「Repro Booster」を導入した背景や成果についてお話をうかがいました。

島村楽器オンラインストアのサイトイメージ島村楽器オンラインストア(2025年1月6日時点)」
ギター、ピアノ、電子楽器、DTM、管楽器などを幅広く取り扱う島村楽器様の自社ECサイト。オンラインストアの商品だけではなく各地の店舗が取り扱う一点物の楽器も掲載し、店舗在庫の確認や取り置きなどができる。実店舗の商品には二次元コードを付け、オンラインストアに掲載されている情報にアクセスすることも可能。購入した商品のアフターフォローが実店舗で受けられるなど、全国に店舗がある島村楽器様ならではのサポートも魅力のひとつ。

全国に実店舗があるからこそできる、オンラインと実店舗を活かした音楽体験

【写真】島村楽器株式会社 甲斐悠介様がインタビューを受けている

――島村楽器様は全国に多くの実店舗もありますが、オンラインストアはどのようなことを意識して運営されているのでしょうか。

オンラインストアとしては、楽器を始めたい方に向けた初心者セットのラインナップを充実させるなど、楽器を少しでも選びやすくするためのサイト作りを強く意識しています。実店舗が持っている商品も必ず掲載するようにしていて、独立したECサイトというより全国にある島村楽器の店舗が集まるショッピングモールのようなものとして位置付けているんです。

オンラインストアで気になる商品を調べ、実物がある店舗に行けるというのは、お客様にとっても満足度が高いのではないでしょうか。一方で、ある程度楽器について知識がある方であれば、オンラインだけで購入まで完結されることも少なくありません。

オンラインで購入した商品のサポートを実店舗で受けることができるのはもちろん、教室に通ったり各店舗のイベントやセミナーに参加したりと、長く楽器を楽しむ体験をしていただけるのが、全国に約180の拠点がある島村楽器ならではの理想的なコミュニケーションだと考えています。

――オンラインストアに掲載する商品情報は、実際に各店舗の方が行っているのですか。

店舗にある商品の掲載作業は、その店舗のスタッフが行っています。楽器選びには「見た目」も重要なポイントになるので、迫力あるきれいな画像を掲載する必要があります。そのため、撮影方法のセミナーなどを行い、撮影者が違っても統一感を保てるようにしています。商品ページによっては店舗スタッフの熱いコメントが掲載されることがあり、実はその点もお客様から大変好評なんですよ。

「サイトが重い……」。お客様の声で改めて感じたサイト表示速度の重要性

【写真】島村楽器株式会社 甲斐悠介様がギターを手にしている

――Repro Boosterを導入するきっかけについて、導入前はどのような課題があったのかを教えてください。

サイト表示速度を意識するようになったのは、Googleが「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」を検索のアルゴリズムに組み込むと公式に発表してからです。私はSEOも担当しているので、すぐに何を対策すべきか調べ始めました。

――実際に表示速度の遅さも感じていたのですか。

我々は通常の業務でいつもサイトを見ているので、少し遅いなという印象がありつつも、その速度に慣れてしまい、感覚が鈍くなっているところがあったと思います。しかし、実はお客様から「サイトが重い」という意見を頂戴することがあったんです。おそらく、ほかのお客様も同じようなことを感じ、なかには何も言わずにサイトから離脱された方も多数いるのではないかと考え、サイト表示速度は大きな問題だと認識しました。そうして早急に取り組むべき課題と考えていたところにGoogleの発表があり、対策に注力し始めた経緯があります。

――具体的には、どのような対策を実施されたのでしょうか。

まず、「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」で表示される問題を一つひとつ潰していくことから始めました。Core Web Vitalsを知ってからは毎日のようにPageSpeed Insightsとにらめっこする状況で、ソースコードを改修したり、JavaScriptの読み込みを遅らせたり、画像の軽量化や遅延読み込みを行ったり……。やれる範囲で様々なことを行って一定の効果は出ていたものの、すべて社内の手作業では限界があると感じていました。そうしたときに、たまたまRepro Boosterのご案内メールが目に留まり、一度話を聞いてみることにしたのです。

長い時間をかけて取り組んでいた課題がRepro Boosterのおかげで解決できた

【写真】島村楽器株式会社 甲斐悠介様がインタビューを受けている

――Repro Boosterには、当初どのような印象を抱きましたか。

まず、導入前から様々な実測値を出していただき、しっかり分析していただけたのが良かったです。それから本導入の前に検証期間を設けていただけたのが非常にありがたかったですね。

正直に言うと、「まず試してみてダメだったらやめればいい」くらいの軽い気持ちでした。けれど、結果として自分たちでは解決できない問題が改善されていて、すぐに本導入を決めました。しかも、Repro Booster導入にあたっての作業はタグを設置するだけで、非常にスムーズに進められたのもありがたかったです。

――Repro Boosterを導入された率直な感想を教えてください。

長い時間をかけて取り組んでいた問題が解決できたのが、まずは嬉しかったです。一時期はサイト表示速度の改善にまるまる1カ月かけていたこともありましたので、率直に助かったと感じています。

数値面でも「FCP(First Contentful Paint)」や「LCP(Largest Contentful Paint)」が改善されていることがPageSpeed Insightsなどで確認できていて、総合的に良くなったことを実感しています。体感としてもシンプルに速くなりました。おそらく、お客様にも同じように感じていただけているのではないかと思っています。

サイト表示速度を改善することは、もちろんSEO対策としても重要ですが、何よりもお客様にサイトを快適に使っていただくために必要なことです。その点において、Repro Boosterは大きな役割を果たしてくれています。

限られたリソースを有効に使うためにも、Repro Boosterが役立ってくれる

【写真】島村楽器株式会社 甲斐悠介様とRepro株式会社 関口みずき左から島村楽器株式会社 EC営業部 WEB課主任 甲斐悠介様、Repro株式会社 Business Development Division 関口みずき

――そのほかにRepro Boosterを導入して良かったと感じることはありますか。

Repro Boosterの導入以前はサイト表示速度改善のために様々なことを行っていましたが、そのために割いていた時間や労力が削減できたことで、他のことに注力できる環境が作れたのは非常に大きかったと感じています。

各店舗のスタッフが掲載している商品画像についてはWebP化するところまでオペレーションに組み込めていなかったので、Repro Boosterによる画像フォーマット自動変換の恩恵がありました。

さらにReproさんには私自身が気づいていなかった問題について新たな提案をいただくなど導入後のフォローもたくさんしていただけていて、今ではReproさんをコンサルタントのように頼っています。

それから、先ほども言いましたが毎日サイトを見ているので、表示速度が速くなることで仕事の上でのストレスも減ったような気がします。

――最後に、サイト表示速度の改善に悩まれている方にメッセージをお願いします。

サイト表示速度の改善について優先度を上げて取り組まなければならない課題だと認識しているサイト担当者の方は多くいらっしゃると思います。繰り返しになりますが、我々も、スピードにしてもSEOにしても、それ自体が目的ではなくて、何よりお客様に快適にサイトを使っていただくことを最優先に考えてやってきました。

しかし、そのためには多くのリソースを割かなければいけません。弊社のように、まずは自分たちで対策してみるというのはおそらく珍しいケースで、そもそも何から始めればよいのかわからないという場合も多いと思います。

そうしたときに、Repro Boosterは、非常に貢献度の高いツールです。導入前にどれくらい効果があるかの検証から始めてもらえるので、気軽に導入を検討してみてもよいのではないかと思います。

※本記事は2024年12月6日時点の情報です。Repro株式会社または掲載企業の都合により、紹介されている機能やサービスの提供が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
※本記事に記載されている「FCP(First Contentful Paint)」「LCP(Largest Contentful Paint)」の改善率・時間は、WebViewを除いた全ページ(Repro Booster適用外を含む)を対象とした、同期間同条件におけるRepro Booster稼働有無のA/Bテストの結果。比較対象はLCP、FCPの中央値。

新規CTA

アプリとWebの
売上最大化ツール
「Repro(リプロ)」

サービス資料をダウンロードする 担当者に問い合わせる

アプリとWebの
売上最大化ツール
「Repro(リプロ)」

サービス資料をダウンロードする 担当者に問い合わせる

PAGE TOP