【Repro Boosterによるサイトスピード改善効果】
※Google Chromeのエミュレーション機能を用い、スロットリング16Mbpsで撮影。
【モバイル】
FCP(First Contentful Paint):17%改善(0.76秒短縮)
LCP(Largest Contentful Paint):16%改善(0.92秒短縮)
【PC】
FCP(First Contentful Paint):35%改善(0.55秒短縮)
LCP(Largest Contentful Paint):26%改善(0.74秒短縮)
はじめに
1946年に創業し、DECORTÉ、JILL STUART、雪肌精など、多彩なブランドを国内外に展開する大手化粧品メーカー、株式会社コーセー。独自の美容成分や処方技術を生む研究開発力はもちろん、DECORTÉに代表される各ブランドの独自の世界観でも、世界中に熱烈なファンを生み出しています。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の広告への起用で世間を驚かせ、注目を集めたのも、記憶に新しいところです。
今回は、コーセーの6つのECサイトを開発・運営するコーセー化粧品販売株式会社 EC事業推進部ダイレクトビジネス室(以降、ダイレクトビジネス室)室長の塩谷悠様と、コーセープロビジョン株式会社の澤井敦彦様に、サイトスピード改善ツール「Repro Booster」を導入した背景や成果についてお話をうかがいました。
「DECORTÉ(コスメデコルテ)公式オンラインブティック(2025年12月17日時点) 」
誇りある美を、世界中へ。というブランドメッセージをもとに、イノベーティブなものづくりを目指すトータルビューティブランドとして、幅広いカテゴリー商品を取りそろえた公式オンラインショッピングサイトです。
コーセーグループの6つのECサイトでアクセシビリティを追求
コーセー化粧品販売株式会社 EC事業推進部ダイレクトビジネス室 室長 塩谷悠様
――コーセーのグループ内における、ダイレクトビジネス室の役割について、教えてください。
塩谷 私たちはコーセーのダイレクト販売を担っており、具体的には、マス商品を中心にコーセーのブランドを横断で取り扱う直営ECサイト「Maison KOSÉ(メゾンコーセー)」と、各ブランドの直営ECサイト(DECORTÉ、JILL STUART、雪肌精、ADDICTION、米肌)の開発・運営を担当しています。
コーセーは、多様化する顧客ニーズにこたえるため、ターゲットや世界観の異なる様々なブランドを展開しています。各ブランドは、商品はもちろん、パッケージや広告ビジュアル、店頭演出など、一つひとつにこだわって世界観を表現しているのですが、直営ECサイトにおいても、ブランドの世界観から外れることなく構築しなければなりません。Web上でそれを実現し、EC事業を推進するのがダイレクトビジネス室の役割です。
――同じグループ内の店舗ビジネスとは、どのようにすみ分けをしているのですか?
塩谷 基本的にはOMO、「Online Merges with Offline」のスタンスで取り組んでいます。店頭での体験をオンラインでの体験が包み込むようなイメージです。店頭に足を運んでいただいた方にも、オンラインで積極的にコミュニケーションを図るように努めています。
化粧品販売において、店頭というリアルな場での購入は最高の体験です。スタッフが対面でお話を伺いながらカウンセリングを行い、お客さまお一人おひとりに最適な商品を選び、手渡しする。こうした体験は、他では決して味わうことのできない貴重な時間です。一方で、その特別な時間を日常の中で鮮やかに保ち続けることには、難しさもあります。お客さまが店頭を離れたとき、どうしてもブランドとの間に距離が生まれてしまうからです。
だからこそ私たちは、お客さまにブランドをより身近に感じ続けていただき、その価値を日常のなかでも実感していただきたいと考えています。それを可能にするのがデジタルでのコミュニケーションです。毎日手にするスマートフォンを通して接点を生み、ブランド価値を深めていけるような環境づくりを目指しています。
オンラインの利点は、タッチポイントが「面」として機能すること。特にスマートフォンは、ファーストタッチポイントとして最も重要な役割を担っています。こうした利点を最大限に生かせるよう、我々ダイレクトビジネス室は、コーセーのECサイトにおけるアクセシビリティーを追求しています。
ECサイトで無償トライアル実施
コーセープロビジョン株式会社 澤井敦彦様
――Repro Boosterの導入以前、コーセーのECサイトに関して、何か課題はありましたか?
塩谷 大きな課題は感じていなかった、というのが正直なところです。UI、UXの改善やサイトの改修を進める中で、サイトの速度も重視しながらページをつくっていたので、アクセシビリティーにかかわる事項については可能な限りの手を打ち、最善を尽くしているという自負がありました。
たとえば、DECORTÉの直営ECサイトにおいては、できるだけ軽く動く仕様で構築し、登録する画像を工夫したり、サイト速度が合格ラインに達しているか定期的に確認したりするなど工夫を重ねていました。
――それにもかかわらず、Repro Boosterの導入に踏み切ったのはなぜですか?
塩谷 サイト速度が合格ラインに達しているとしても、ユーザーは“重さ”を感じているのではないか、という懸念があったからです。そもそも、コーセーの直営ECサイトに限らず、化粧品メーカーのECサイトは重たい仕様になりがちです。お客さまの気持ちを盛り立てる美しい画像・動画を配し、ビジュアルで商品価値を伝えようとすることが多いからです。
そんな懸念を抱えている中、Repro様から、Repro BoosterのON/OFFを比較した速度シミュレーションを見せてもらいました。ONにした瞬間、サイト速度が明らかに速くなり驚きました。先述の通り小さな工夫は重ねていましたが、自分たちの手が及ばないタグ周りの再調整や画像の先読み機能などを備えていたんですね。Repro Boosterを導入することで、顧客体験の満足度や売上にどのような効果が生まれるか試したいと考え、無償トライアルを実施することを決断しました。トライアルは、他に先がけて新しいことに積極的に挑戦している、DECORTÉの直営ECサイトで実施することにしました。
Repro Boosterを導入したサイトの速さに感動。社内の評判も上々

――Repro Boosterによって、DECORTÉのECサイトの速度は上がりましたか?
塩谷 無償トライアルを始めると、Repro Boosterを稼働させた状態のサイトを閲覧できるユーザーが少しずつ増えていくのですが、30%ぐらいのユーザーが閲覧できるようになった段階でサイトの速さを体感して、その効果感に驚かされました。
ちょうどその時、ブランドの販促担当者や営業と会議をしていてたので、その場で「こんなに速くなるんですよ!」というのを見てもらいました。実際にスマートフォンやPCで体感してもらったところ、「これはスムーズだね」「めちゃくちゃ軽くて、使いやすい!」と、社内での評判も上々でした。
――Repro Boosterを導入するにあたり、何か苦労したことはありますか?
澤井 表示も画質もまったく問題なく、導入そのものはスムーズに進められました。
それよりも苦労したのは、社内の他部署との調整です。新規ツールの導入は慎重に議論を重ねたいという意見があったので、Repro Boosterの優位性、安全性、費用対効果などを丁寧に繰り返し説明しました。
塩谷 サイト速度改善ツールというもの自体が、必ずしも市民権を得ているわけではないので、ツールを導入しなくても細かい設定変更で同様の効果を出すことが可能なのではないかという意見が社内にありました。この辺りは効果感を丁寧に説明していくことで、導入への合意を得ていきましたね。その場面でも、Repro BoosterのON/OFFを比較した速度シミュレーションが、よい説明材料になりました。
CVRの上昇はインパクト大

――PoCで期待通りの結果は得られましたか?
塩谷 現状、Repro Boosterを導入しているのはDECORTÉのECサイトだけですが、ほかの5つのECサイトと比べて、明らかに速度感が違います。ただ、導入したことへの相応の経済効果を得られなければ、サイト速度やブランド体験向上の意味はありません。
そうした観点から見ると、トライアルを実施した9月はCVR(コンバージョンレート)が上昇しており、売上へのインパクトも十分でした。ブランド体験の満足度を引き上げつつ、経済効果もしっかり出せたわけで、素晴らしい実績を収められたと考えています。トライアルの段階で期待以上の結果が得られたので、今後は本格導入を検討していきます。
まずは「質」が求められるDECORTÉのECサイトをスムーズに動かすことを優先しましたが、次は商品登録数やプロモーションの「量」が圧倒的に多いMaison KOSÉのECサイトにRepro Boosterを導入することも検討したいですね。「質」と「量」の両軸で改善を目指すことによって、また新たな可能性が広がる気がしています。
――最後に、サイト表示速度も含め、ECサイトについて悩まれている方に、メッセージをお願いします。
塩谷 オンラインがブランドへのファーストタッチポイントになることが多くなっているからこそ、お客さまにより良い体験を提供したいと望む企業が増えていると思います。サイト速度を向上させることは、おもてなしの一環であり、顧客体験の満足度を上げる一手になります。速度改善を視野にサイトの改善を検討し、収益化につなげられる取り組みを進めていきたいと考えています。
澤井 Webサイトの速度に課題を抱えているのなら、Repro Boosterの導入が解決への近道です。簡単に導入できて、すぐに速度が上がり、費用対効果もしっかり出ます。導入後も、毎月レポートを共有してもらえるなど、継続的なフォローをしていただけるのもありがたいですね。
左からコーセー化粧品販売株式会社 EC事業推進部ダイレクトビジネス室 室長 塩谷悠様、コーセープロビジョン株式会社 澤井敦彦様、Repro株式会社 孫健真
※ 本記事は2026年1月28日時点の情報です。Repro株式会社または掲載企業の都合により、紹介されている機能やサービスの提供が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
※ 本記事に記載されている「FCP(First Contentful Paint)」「LCP(Largest Contentful Paint)」の改善率・時間は、WebViewを除いた全ページ(Repro Booster適用外を含む)を対象とした、同期間同条件におけるRepro Booster稼働有無のA/Bテストの結果。比較対象はLCP、FCPの中央値。


