『ラルーン』へのRepro導入事例
右から、エイチームライフスタイル 小宮様、林様、Repro 清水

『ラルーン』マーケティングチームが考える。ユーザーに価値を届けるコミュニケーションの実現方法とは?

「ラルーン」/株式会社エイチームライフスタイル

業種/サービス: その他

課題

ユーザーニーズを数字面から正確に把握できていなかった。

導入

事例やノウハウが多く、活用できるイメージが強く持てたことから「Repro」を導入。

効果

施策をテストし、効果が高いものを自動化することで安定的に数字改善できる状況に。

 

はじめに

累計会員数740万人を誇る女性向け体調管理・悩み相談アプリ『ラルーン』。株式会社エイチームライフスタイルが運営する同サービスは、”すべての女性に安心を”というコンセプトに基づいて運営されていらっしゃいます。

そんな同社には、2017年から『Repro』をご活用いただいており、実際の顧客体験を意識して利用セグメントを分けたマーケティング活動を早期から実施することで、成果を創出していらっしゃいます。

そこで今回は、『ラルーン』を運営する株式会社エイチームライフスタイルの小宮さん、林さんに、「何故『Repro』を導入したのか? そしてどんな成果が出ているのか?」 についてお話を伺いました。

(聞き手:Repro カスタマーサクセスチーム 清水)

多様な機能でユーザーの支持を獲得している『ラルーン』

インタビュー画像
インタビュー画像

――改めてになりますが、『ラルーン』はどのようなサービスなのでしょうか?

小宮 『ラルーン』は生理日予測など女性の体調管理ツールで、もともとガラケーコンテンツとしてリリースされたサービスですが、現在はスマートフォン向けアプリをメインに提供しています。

特にアプリ版は、生理管理にフォーカスを当てており、多くの女性が悩みを抱える分野に対して、簡単に管理が行えるアプリとなっています。

――ユーザーによく使ってもらっている機能はどのような内容でしょうか?

林 現状のサービスは、メインは生理日管理の機能ではありますが、それ以外にも自身が抱えている悩みを打ち明けたり相談出来るコミュニティ機能や記事コンテンツなど様々な切り口からサービスとしての価値提供をしています。

そのため、ユーザーによって活用いただく機能や求められているニーズが異なるのが『ラルーン』の特徴だと考えています。

ユーザーニーズを正しく把握するために『Repro』を導入した

ラルーンインタビュー画像

――なぜ『Repro』の導入をご検討いただけたのでしょうか?

小宮 『Repro』の導入を検討したのは2017年の夏頃の話です。当時は事業部長と一緒に『Repro』の導入を決定しています。

先ほども少しお話しましたが、『ラルーン』はユーザーに多様なニーズを持って利用いただいているのですが、どこにニーズがあるのか、ユーザーは何を求めているのか、について数字面から把握が出来ていなかったというのが実情でした。

そこで、『Repro』を導入することで、アプリを活用しているユーザーがどのように行動していて、自分たちが打つべき施策をファネル分析などを通して、判断出来ればと考えていました。

――ちなみに、他のツールは検討されなかったのでしょうか?

小宮 正直にお話すると、ツールを検討する際には、他のツールはほとんど見ていませんでした。

理由として、当時、社内の中では『Repro』が一番有名なツールという認識をしていたこと、また他ツールと比較しても事例やノウハウが多く、活用していくイメージを強く持てたことが大きいですね。

また、導入を検討する際に、代表の平田さんに営業で来てもらったのですが、そこでの提案が具体的だったのも安心感に繋がりました。

マーケティングツールは導入しても使いこなせないことがよくありますが、導入してからどのように改善を進めていくのかが明確だったので、丁寧にご提案いただいて助かったなと思います。

――なるほど。導入後もスムーズに活用が進んだようで良かったです!

小宮 実装については、ドキュメントやサポートが手厚かったのでスムーズに進みました。

『ラルーン』はAndroid版とiOS版があるのですが、先にAndroid版に実装をして導入決定から1ヵ月くらいでSDKが入ったアプリをリリース出来ています。その1ヵ月後にiOS版もリリース出来たので、導入決定から実際のリリースまでは早かったと感じています。

最初の方は、アプリ内の行動データが溜まるまで時間がかかるのですが、その後は予定していた通りにファネル分析といった分析機能を活用し、改善を目指してアプリ内メッセージやプッシュ通知などのマーケティング機能を使い始めることが出来ましたね。

あと、サポートいただいて良かったと感じるのが、こちらとして最初から計測用のイベントをたくさん入れたいと要望を出していたのですが、「本当に必要なのか?」とご提案いただけたことです。

まずは必要なことだけに焦点を当てて、工数をかけ過ぎずに成果を出していくという進め方があったので、今も無理なく活用が出来ているのかもしれませんね。

『Repro』を業務フローに組み込んで、成果に繋げる

ラルーンインタビュー画像2

――『Repro』導入後は、どのように活用を進められましたか?

林 基本的な活用として、『Repro』の管理画面には毎日ログインをしています。分析結果に応じて、施策を実施したり、その効果を検証するなど、普段の業務の中に『Repro』の活用は溶け込んでいますね。

『ラルーン』のマーケティングチームは4名在籍しているのですが、全員が活用出来ていますし。

――ご活用いただけていて、何よりです!

林 特に利用している機能は、ユーザーへのプッシュ通知とアプリ内メッセージの配信です。最初はマーケティングツールの活用は難しそうだと感じていたのですが、施策を実行するまでのUIが分かりやすいので、想定していたよりも簡単に使いこなせていると感じています。

また、ECと連携したキャンペーン施策なども『Repro』を活用して進めています。そういう意味でも、『Repro』は業務フローに溶け込んだマーケティングツールになっていますね。

――具体的に『Repro』を通して、業務フローを整備出来た事例などはありますか?

小宮 そうですね、『Repro』で効果検証が出来たプッシュ通知を自動化配信に移行するという活用は進めています。

現在はセグメントごとに定常で送るプッシュ通知を切り分けて、45件ほど施策として設定されています。過去にプッシュ通知を最適化しようと取り組んだ期間があったのですが、週に1度はクリエイティブを見直したり、遷移先のURLを変更したりしていました。

そこで、優位性のある施策はAPI連携を通して、自動配信にすることで、リソースを割かずに成果に繋げることが出来るように改善しています。

『Repro』を通じて施策をテストして、良い効果が得られたら自動化するという流れを通して、安定的に数字改善が出来る状況に近づいたなと感じています。

アプリを使う目的ごとに、最適化された体験を届ける

ラルーンインタビュー画像3

――マーケティング活動を実施していくうえで、意識されていることはありますか?

小宮 『ラルーン』はサービスの特性上、様々な目的をもってユーザーの方々にご利用いただいています。目的が違うので、求めている体験はもちろん異なります。

そのため、マーケティング活動を進めていくうえで、それぞれのペルソナに対して、最適な配信方法があるはずです。この部分の追求は意識していますね。

林 加えて、実際の施策においては、改善インパクトを意識してボリュームの大きいところから改善を進めるようにしています。また、工数対効果という視点で細かくしすぎないのも1つ気を付けていることです。

――どのようにセグメントを分けているのでしょうか?

林 セグメントの切り方は、年齢と新規ユーザーかある程度使ってもらっているユーザーかなどで分けて考えていますが、やはりセグメントによってニーズや実施すべき施策は違うなと感じています。

小宮 例えば、ユーザーに行動を促すアプリ内メッセージを出す施策があるのですが、新規ユーザーとアプリの起動回数が一定以上のユーザーだと、圧倒的に後者の方がその施策に反応していただけます。では、起動回数が一定あれば良いのかというと、アプリの利用から一定期間が経ったユーザーの方が反応いただけていることも分かっています。

これは、アプリを使ってもらう期間が一定経って、ユーザーに満足してもらっていることが重要であるということだと考えています。なので、セグメントを明確にして施策を実施することで、それぞれのユーザーの満足度を高められるように工夫をしています。

――セグメントを分けて考える意識はいつからお持ちなのでしょうか?

小宮 ユーザーによって求めている機能が違うので、セグメントを分けて考えていく意識は昔からチームに根付いています。

林 また、他の施策でも、例えば「新機能リリース時に、詳細をまとめたページを公開し、対象となるユーザーにプッシュ通知を送る」ということを実施したのですが、やはりセグメントによって刺さる訴求内容は違いました。

DAUやMAUの改善を目指して、セグメントごとに細かくチューニングを行うことで、継続率が高まりましたし、結果としてMAUは伸びているので、ユーザーに合わせて適切にコミュニケーションを行うことが、アプリのグロースにも繋がるのだと思います。

安心感のあるサポートで共にグロースを加速させる

ラルーンインタビュー画像4

――せっかくなのでお伺いしたいのですが、私のサポートはいかがでしたか?

林 かなり相談しやすいなと感じています。清水さんとは、チームで使っているチャットツールに入ってもらってコミュニケーションを進めていますが、「こういうことに取り組んでいるんですよね」と共有すると、「こういう形で進めるのが良いかもしれないです!」と、すぐにレスをもらえるので助かっています。

定期的に情報をいただけたり、施策に関するアドバイスをもらったり、あとはどんなことでも相談出来るという雰囲気があるので、相談もしやすいですね!

――そのように感じてもらえているのであれば、とても嬉しいです!

小宮 私も、施策の細かい検証方法などを教えてもらって助かりましたね。あと、清水さんに限らず、Reproの皆さんはレスの早さは凄いなと感じています。例えば、管理画面にあるチャットサポートを通じてReproのエンジニアの方に相談が出来るのですが、実装のタイミングでかなりお世話になりました。

すぐにレスをいただけて、分からないことも調査いただいて、細かく報告をいただけるので安心感がありますよね。

個人的には、もっと『Repro』を活用出来ると感じているので、清水さんやReproの皆さんにサポートをいただきながら、成果を出していきたいですね!

ユーザーに価値を届けるために、コミュニケーションの改善を目指していく

ラルーンインタビュー画像5

――最後に、今後の『ラルーン』の展望をお伺いしたいです!

小宮 現在は、妊活中の方のサポートに注力しています。プレミアムプランでは、生理日をAIで予測し、一番妊娠しやすい日をお知らせする機能や、基礎体温のデータをもとに排卵の状態やホルモンバランスを推測する周期レポートなどを提供しています。

今後も細かくユーザーとコミュニケーションをとることで、よりその人に合った機能を活用してもらえるサービスに成長させていきたいですね!

――施策面で、何か具体的に考えていることなどはありますか?

林 具体的な施策のお話をすると、丁寧にコミュニケーションを進めることで、『ラルーン』の価値を感じてもらい、有料プランに切り替えてもらえる数を増やしていくことを目指しています。ここは、清水さんにもサポートいただきたい部分です。

特に有料プラン限定のプレミアム機能については、どのようなユーザーに価値を感じてもらいやすいのかを考えて新しいセグメントを考えたり、まだまだファネル分析で改善していける部分なので、力を入れていきたいと考えています。

最終的には、1to1マーケティングに近づいていけるように、施策面もアップグレードしていければと思います!

※本記事は2021年2月1日時点の情報です。Repro株式会社または掲載企業の都合により、紹介されている機能やサービスの提供が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。
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