『MENUS by DMM.com 』へのRepro導入事例
前方右から、『メニューズ』勝さん、山田さん、 後方右から、半間さん、高山さん Repro 黒川

Reproに毎日ログイン、改善を重ねて継続率10pt向上!ユーザーコミュニティも活用してさらなる成長へ

『MENUS by DMM.com 』/合同会社DMM.com

業種/サービス: 飲食・旅行・交通

課題

アプリマーケティングの必要性を感じていたが、自前での開発は難しいため、ツール利用を検討

導入

「使いやすさ」と「安心感」を決め手に導入! リニューアルと併せて、ミニマムで素早く実装!

効果

毎日施策を実施し継続率を10pt改善! 加えて、ワークショップを開催し、更なる改善を目指す

 

はじめに

健康をテーマにした条件や、その日の気分などから、一人ひとりに寄り添った健康的な献立を提案するレシピアプリ『MENUS by DMM.com (メニューズ)』。 DMM.com社が提供する本アプリは累計100万ダウンロードを突破しており、パーソナル情報(摂取カロリー、アレルギー、調理時間、嫌いな食材を考慮)を元に管理栄養士が監修した400万種類以上もの献立から、個々人の好みにに合ったレシピを提案してもらえることが人気の要因となっています。

また『メニューズ』では、『Repro』を約1年前に導入いただいており、基本的な施策の実施はもちろん、更なる改善に向けてチーム全体で取り組みを強化しているとのこと。

そこで今回は、『メニューズ』を運営するDMM.com life+事業部 勝さん、高山さん、山田さん、半間さんに、「なぜ『Repro』を導入し、どのように活用しているのか」について、お話を伺いました。

(聞き手:Repro カスタマーサクセスチーム 黒川)

『メニューズ』は”健康”に特化した献立アプリ

インタビュー画像

――改めてになりますが、『メニューズ』はどのようなアプリなのでしょうか?

勝 『メニューズ』をスタートさせる契機となったのは、私が育休を取得していた時の経験に由来します。当時は妻が産休明け前だったのですが、家事と育児の分担をどうするかについて話し合っていました。そこで平日の分担を妻は育児、私が家事を担当すると決めたんです。

もともと、昔から料理は好きだったのですが、献立を考えるのがとても難しくて・・笑 これまで料理は好きなものを作っていたのですが、栄養バランスなどの健康を意識した料理は負担が大きいのだなと感じたんです。

そこから、自分で開発が出来たこともあり、「健康的な献立を毎日教えてくれるアプリを作ろう!」と思い立ったのが『メニューズ』の始まりですね。

――自分がペルソナとなったサービス開発だったんですね、意外でした。笑

勝 なので、初期の頃は特に「私はこういう使い方をしたいんだ!」というドッグフーディング的な改善をかなり行いましたね。

ちなみに、3年前に立ち上げてから、事業部になったのは2年くらい前のことでして、今は10名を越えるチームになっています。累計ダウンロード数も100万DLを突破したので、僕の感じた課題は一定のニーズがあったんだなと感じています。

『メニューズ』の差別化ポイントはどこにあるのか?

インタビュー画像

――最近だとレシピ動画などが流行っていますが、どのような差別化を図っているのでしょうか?

高山 『メニューズ』が一番こだわっているのは”健康”です。この部分は競合調査を綿密に行っているのですが、「献立×健康」というジャンルのアプリは少ないです。加えて、デザインコンセプトにも反映していて、”健康”という価値がユーザーに伝わりやすいようにメインカラーを緑にしたりするなど、全体のテイストに反映することで他のレシピアプリとの差別化を図っています。

また、レシピ動画のターゲットと異なると考えているのが、ペルソナは「ある程度の料理技術を持っている人」であるということです。具体的には、「献立やレシピを見れば、料理手順は分かる人」に対して、「健康的な献立を考える手間をなくす」というと分かりやすいかもしれません。

山田 なので、実際に使ってくれるユーザーは30歳以上の方がメインです。年齢でいくと50~60代のユーザーもいらっしゃいます。利用ユーザーのシチュエーションとしてメインなのは「子供が生まれた層」や「健康診断に引っかかり始めた層」、あとは「介護向け」というパターンが多いですね。

――なるほど。利用ユーザーの声はどのように集めていらっしゃるのでしょうか?

勝 初期の頃に行っていたのですが、利用ユーザーを集めて座談会をやっていました。そこで話を聞いていくと先ほど出たようなシチュエーションを確認出来たり、他にも「献立を見れば手順は分かるから、基本見ていない」という意見もいただいたこともあります。

実際のユーザーの声を集めて、UI/UXを最適化していくというのは意識しているポイントですね。

『Repro』の導入の決め手は「使いやすさ」と「安心感」

インタビュー画像

――どのような背景で『Repro』の導入をご検討いただけたのでしょうか?

高山 検討のきっかけは、エンジニアチームでプッシュ配信をどのように行うかという話が上がったことにあります。アプリにおけるCRM、つまり、”どのように継続的にユーザーに使ってもらうか?”という点において、アプリマーケティングの必要性を感じ始めていました。

勝 「スクラッチで全て自分たちで開発するのか?」という案も出ましたが、立ち上げて間もないサービスにおいて、時間とコストをかけて自分たちで開発することは賢明な判断ではありません。

実は、『Repro』は他のサービスで導入・活用されていたこともあり、チームの中で自然と「『Repro』を導入してはどうか?」という話になったんです。過去に利用したことがあるメンバーからも「UIが分かりやすくて、使いやすい」「サポートが手厚いので安心感がある」という声も聞いていたのも高評価でした。

山田 また、実際に運用していく際に、プッシュ施策などを設定しやすいのも良かったですね。『Repro』だけでは取得が出来ないデータはエンジニアに依頼することもありますが、基本的にエンジニアに頼ることなく活用が出来るのもいいですよね。

ちなみに、私がもうすぐ産休に入るので半間さんに引き継いだのですが、スムーズに使ってもらえています。チームとして考えた時に、誰でもスムーズに使えるのはポイントが高いです。

半間 私は『メニューズ』チームにジョインしてから、すぐに『Repro』を業務で活用出来るようになりましたね。初めて触ったツールだったのですが、使い方が分かりやすいので助かっています!

――そう言っていただけると嬉しいです!

勝 あと、導入についてもスムーズに進めることが出来て良かったです。導入は2018年5月のアプリリニューアルと併せて実施しています。リニューアルというエンジニアへの負荷が大きいタイミングで実装も行ったのですが、まずはミニマムで設定して、落ち着いてから細かい設定を行ったのが良かったですね。

高山 ちなみにマーケティングツールの導入は一般的にエンジニアからすると工数が増えたり、動作確認などで結果的に工数がかかったりすることもあるので、導入ハードルは高いと考えています。

それが『Repro』の場合だと、高機能かつ困った時のサポートも手厚く、エンジニアとしても長期的には工数が減るため、チーム全体で導入に前向きだったことも上手く導入出来た要因だったのかなと感じています!

導入から1年で継続率を10pt改善! 秘訣は”毎日の継続”があったから

インタビュー画像

――『Repro』を導入してからは、どのように活用されていらっしゃるのでしょうか?

山田 『Repro』のメインの使い方は、基本的に毎日プッシュ通知を通して献立を送ることです。毎日配信しながら、1日2~3本くらいはプッシュ通知を配信しています。

勝 これまでの累計だとかなり配信しているよね。笑

山田 そうですね。笑 これまで何本のプッシュ通知を配信したのか、数えてみたのですが、累計で約44000本のプッシュ通知を配信しています!

――かなり配信しているなと感じていたのですが、そこまで活用してもらえているとは思ってなかったです!

山田 『Repro』は1日1回は必ずログインして、施策を考えたり、実施結果を確認していますね。アプリマーケティングとしては、継続率を追っていて、プッシュ通知の配信結果については開封率を追うようにしています。

――それだけ配信していると具体的な傾向も明確になってきそうですね。

半間 献立の配信パターンとして、「その日の献立を配信するパターン」と「1週間の献立を配信するパターン」があるのですが、1週間のものはやはり開封率が高いですね。

他にも、配信していくなかで、ユーザーが利用しているOSによって傾向が違うことも分かってきています。具体的にはAndroidユーザーだと「献立に野菜が使ってあるか」「健康志向をよりアピールした」プッシュ通知の開封率が高いのですが、iOSユーザーだと「時短レシピ」が開封率が高い傾向があります。

OSによってユーザー層が異なるので、それぞれに最適な利用シチュエーションを考えながら、施策を実施していくことも意識しなければと感じています。

山田 『Repro』の導入から、ほぼ毎日使っているのですが、PDCAを回しながら継続して施策を続ける大変さと必要性を感じています。

今は1日に3回配信しているのですが、2回はコラム記事を配信しています。この文章を考えるのに結構悩みますね。笑 例えば、その日の状況やイベントに合わせて文章を変えたりした方が良いのか悩んだりするのですが、意外とコラムのタイトルをそのまま貼った方が開封率が良かったりするので、頭をちゃんと使うことはやはり大事ですよね。

これまで継続してきたことを半間さんに踏襲してもらいながら、より成果の出る勝ちパターンを見つけてもらいたいですね!

勝 そういえば、1日だけプッシュ通知を配信しなかった時に、アクセスが半分くらい落ちたことがあったんです。あれで、プッシュ通知を配信し続けることの重要性を感じましたね。

毎日『Repro』を活用すること、ちゃんとチームとして活用する体制があることは大事だなと。

高山 本当に山田さんや半間さんに毎日運用してもらっていて、助かります。というか、頭が上がりませんよね。笑

『Repro』を導入してから、1年以上経っていますが、継続率が全体として10pt改善しています。プッシュ通知以外の要因もあると思いますが、確実にプッシュ通知を毎日配信し続けた効果が出たんだなと感じています!

チームを巻き込んだワークショップで、さらなる改善を

インタビュー画像

――あと、導入から1年経ったタイミングでワークショップを実施しましたよね!

高山 そうでしたね! 1年間『Repro』を活用した際に、チームの中で「ある程度、施策もやり切ったよね!」という感じになっていた時に、黒川さんに「ユーザーコミュニティの『Pluto』でやっているワークショップをやってみませんか?」とご提案いただいたのが、きっかけでした。

山田 あのワークショップはやって良かったですよね。チームのマーケター、デザイナー、エンジニアがほぼ全員参加して、ユーザーの成長を阻害する要因は何なのかを洗い出し、どこに注力して改善するかを1時間くらいで話し合いました。

インタビュー画像※実際のワークショップ風景

私もやって良かったと考えていて、単に施策を考えるだけでなく、チームビルディングとしても効果があったなと感じています。普段はなかなか意見を言わないメンバーが「自分はこう思っている!」という意見を出してくれて、個人としても「みんな課題として考えているところは同じ」ということを再確認出来ました。

そこから、チーム全体として前提があるからコミュニケーションがスムーズになったし、共通の課題意識を持って改善案を考えられるようになったのは大きいなと。

インタビュー画像※各フェーズの阻害要因を洗い出し、改善案を出し合う

高山 具体的に注力したことの一つに「『メニューズ』のコアバリューである”献立提案機能”をもっとユーザーに使ってもらう」ということがありました。おすすめの献立をユーザーそれぞれに提案する機能なのですが、『Repro』を使ってアプリ内メッセージでユーザーに提示してあげることで、50%くらいのユーザーが実際に使ってくれて、その後の継続率も改善しています。  

インタビュー画像※実際にワークショップから生まれた施策

他にも、アプリ内メッセージで色々な訴求をやってみて、良かったものをアプリのトップに持ってくるみたいなPDCAを回したりしています。まだまだ、改善出来る余地があるなと感じていますし、こういうところまでサポートしてくれるのは本当にありがたいです!

――ありがとうございます! 私としても『メニューズ』に少しでも貢献出来て、嬉しいです!

山田 黒川さんとはよく『Slack』でやりとりをしているのですが、かしこまらずに気軽に質問しやすいので楽ですね。ちなみに、他の企業さんにも『Slack』でのコミュニケーションを最近お願いするようになりました。笑

他にも、『Pluto』でのユーザー限定イベントだったりをよく共有してもらったりしていて、この前は高山さんが参加してましたね。笑

高山 黒川さんに共有してもらった「SQL勉強会」に参加したのですが、SQLの勉強が出来るだけでなく、他の企業さんがどのように『Repro』を活用しているかを話せるので、参考になりますね。

Repro全体として、こういうサポートが手厚いので、活用が進むのだろうなと感じています!

「健康×献立」という領域で、一番を目指して

インタビュー画像

――最後に、今後の展望についてお聞きしたいです!

勝 サービスとしては、「健康×献立」という領域で一番を目指したいと考えています。家族の健康を守るアプリの代表格でありたいですし、そこにより特化していきたいと考えています。最近だと、課金機能を出したりしています。これまでは広告だけが収入源だったのですが、機能開発を進めていくことで、よりユーザーに価値を感じてもらいたいですね。

――ありがとうございます。ちなみに個人的な面ではいかがでしょうか?

勝 チームで考えると、サービス全体を任せられるメンバーを増やしていきたいですね。みんなに任せられるようになったら、また新しいサービスを作りたいです。笑 あと、今後も自分が作るサービスのユーザーであり続けたいですね!

ちなみに、みんなはどう考えてるの?

高山 今は『メニューズ』のプロダクトオーナーですが、元々デザイナー出身ということもあり、デザインを軸にキャリアを広げていきたいなと考えていますね。ただ、今は『メニューズ』をいかに成功させるかに集中しているので、よりプロダクトの価値を磨いて「『メニューズ』がないとダメ」というくらいユーザーに愛されるサービスにしていきたいです!

半間 私はまだ『メニューズ』に関わりだして間もないのですが、『Repro』をもっと活用することと、過去の経験を活かしてデータを活用したキャンペーンだったりをもっと実施していきたいですね。

山田 私はこれから産休に入るのですが、戻ってきたらもっと数字に強くなりたいですね。あと、チームとして、もっと『Repro』を浸透させたいです。例えば、コラム記事を書くメンバーにも『Repro』の数字を見てもらって、コンテンツに活かしてもらうとか。

私がいない間に、『メニューズ』がどう成長するのか楽しみです!

※本記事は2019年9月30日時点の情報です。Repro株式会社または掲載企業の都合により、紹介されている機能やサービスの提供が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。アプリ収益最大化サービス

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