『東方LostWord』/株式会社NextNinja様へのRepro App導入事例)
左から株式会社NextNinja 企画部 PRチーム メディアプランナー 浅野未来様、メディアプランナー 横幕圭美様、チーフ 磯上昌徳様、Repro株式会社 Customer Success Div 高橋範行、Sales & Marketing Div 羽生敦志

「新ゲームをリリースしたらReproを入れるのが当たり前」。継続率・課金率の改善を支えるマーケティング基盤

「東方LostWord」/株式会社NextNinja

業種/サービス: ゲーム

株式会社NextNinja様が運営するゲームアプリ『東方LostWord』への『Repro App』導入事例です。

導入の背景からRepro Appをお選びいただいた理由、現在の運用体制や施策の成果まで、企画部 PRチームの磯上昌徳様、横幕圭美様、浅野未来様に詳しくお話しいただいております。以下の3部構成になっておりますので、興味をお持ちの章からご覧ください。

【目次】

  1. Repro Appの導入とお取り組みの全体像
  2.  ご担当者様インタビュー Repro Appへの評価と成果
  3. Repro Appで実施されている施策と成果


Repro Appの導入とお取り組みの全体像

東方LostWord様のサービス概要

『東方LostWord』は「東方Project」を原作とする公認二次創作ゲーム。国内累計500万ダウンロードを超え、東方Projectファンのみならず、多くのお客様の支持を集めています。アプリ内でオリジナルマンガを読めたり、定期的にオリジナルMVを発表していたり(MVプロジェクト)と、東方Projectが持つ文化・歴史に寄り添う形で、ゲーム以外のコンテンツも配信しているのが特徴です。

nextninja-01原作キャラクターはもちろん、東方LostWordオリジナルの二次創作キャラクターも数多く登場。3種類のキャラクターボイスを自由に選択できるのがRPGとしては珍しい。

東方LostWord様のRepro App運用体制

東方LostWord様では、磯上様がチーフを務める企画部 PRチームでRepro Appを運用いただいています。実際のコミュニケーション設計やツールの操作をするのは、基本的に横幕様、浅野様の2名。オンボーディング(Repro Appの利用方法トレーニングやコミュニケーション設計)時に設計した施策がベースになっているので、定常的な施策の実施にかかる工数は、プッシュ通知1本につき5分程度で済んでいます。

Repro App導入時のオンボーディングに始まり、2カ月に一度の定例ミーティングにおける施策提案、日々の設定アドバイスまで、運用はReproのカスタマーサクセスが徹底的にサポート。成果実現に向けて伴走させていただいています。

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東方LostWord様がRepro Appで実施している主な施策

東方LostWord様ではRepro Appを、お客様の継続率、課金率を向上させることを主目的としたメッセージ配信基盤としてご利用いただいています。Repro Appで配信されるプッシュ通知やアプリ内メッセージは、導入初期の時点で約100種類 。お客様の行動に合わせたきめ細やかなコミュニケーションをRepro Appが支えています。

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東方LostWordも二次創作タイトル。原作ファンの気持ちに寄り添って

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――東方LostWordは東方Projectという非常にファンの多いコンテンツを原作にしています。ひとくちにゲームのプロモーション、マーケティングといっても自社IP作品とは方向性が違いそうですね。

横幕 弊社が運営している東方LostWordというゲームも、数ある東方Projectの二次創作作品のひとつという位置づけで、立場としては東方Projectのファンの方や他のコンテンツクリエイターの方と同じなんです。東方Projectは、マンガや小説、音楽、ゲームなどの二次創作を通して愛され続けている作品群。東方LostWordもそのなかのひとつとして、ファンの皆様と一緒に盛り上げていきたいという想いが強いです。

磯上 東方Projectそのものに歴史があり、熱い想いを持ったファンの方がたくさんいらっしゃいます。我々はそんな皆さんに寄り添って開発やプロモーションを実施しなければなりません。例えば、毎日18時にSNSへの投稿をしていたり、YouTubeには多い月で30本もの動画を投稿していたりしますが、これは単なるゲームアプリのプロモーションではないんです。東方Projectのファンの方が集まるメディアの一端を担えればという気持ちで運営しています。

DAU・継続率改善に先行実績あり。導入は当たり前の自然な流れだった

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――とはいえ、企業が運営するゲームである以上、利益の創出も必要不可欠です。アプリ運用ツールとしてRepro Appを採用いただいた背景や理由についてお教えいただけますでしょうか。

磯上 一言でいうと、「弊社が運営する『グランドサマナーズ』というゲームアプリで先行実績があったから」です。弊社の代表取締役CEOであり、グランドサマナーズのプロデューサーでもある山岸からは、「定期的なプッシュ通知の配信によってDAUを維持することができる」「お客様の行動やステージに合わせて非常に細かなところまでコミュニケーション設計ができ、継続率を改善できる」と評判を聞いていました。東方LostWordにもRepro Appを導入するのは、当たり前の自然な流れでしたね。

――東方LostWordへの導入時には弊社からもプレスリリースを出させていただきました。そのなかでいただいた山岸様のコメントは弊社としても本当に嬉しいものでした。

横幕 ゲームアプリの場合、ゲームそのものを楽しんでいただくために、UIもシステムも非常に緻密に設計されています。これはゲームアプリを開発するうえで重要な条件です。ただし、設計が緻密な分、PDCAが回しづらいという側面があるんです。

Repro Appはアプリそのものとは別に機能するツールなので、ゲームシステム自体には影響を与えません。それぞれのお客様のゲーム進行状況に合わせて本当に細かく導線設計を改善できたり、セグメントを切って気軽にプッシュ通知が打てたり。エンジニアの手を借りることなく、お客様とのコミュニケーション施策が実現できるんです。これはゲームアプリのマーケティング担当者にとって、本当に大きなメリットだと感じています。

もうひとつ導入の大きなポイントとなったのが、グランドサマナーズで経験した、カスタマーサクセスの方の手厚いバックアップです。他社のツールを使ったこともあるのですが、ここまで丁寧にフォローしてくれることはありませんでした。

【株式会社NextNinja 代表取締役CEO 山岸聖幸様のコメント】※一部抜粋

「Repro」を導入すると、継続率をはじめとしたゲーム内KPI改善施策のPDCAを非エンジニアでも回すことができ、従来は開発リソースをかけづらかった施策をプランナーやマーケティング担当者のリソースで実施できるようになります。長期的な視点に立てば、継続率を1%でも上げることがどれだけ重要なことか、プロデューサーの方やゲーム運用に関わる方ならわかりますよね。そう、この文章を読んでいるあなたです!重要性に気づいたあなたは明日Reproに問い合わせをしているはずです!

課金率が数倍、継続率が二桁ポイントも改善する施策が実現

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――実際に導入いただいたあとの成果はいかがでしょうか。導入時の期待には応えられているでしょうか。

浅野 課金率や継続率の向上にはかなり貢献してくれています。A/Bテストの結果、課金率に数倍の差が出たアプリ内メッセージの施策もありますし、お客様の行動に合わせてプッシュ通知を配信することで、継続率が二桁ポイントも改善した施策もあります。

定常的な施策は私がほとんどを担当しているのですが、「本当に簡単にできる!」というのが実感です。私自身、アプリマーケティングやエンジニアリングに精通している人間ではありません。それでも、プッシュ通知を1本配信するのにかかる時間は5分程度です。ツールとしてのUIが優れていて、コードを書く必要もないですし、「このボタンを押せばこうなるんだな」というイメージがしやすいのでとても助かっています。

横幕 先ほど申し上げたカスタマーサクセスの文脈でお話しすると、本当に手厚くオンボーディングをしてくださったのがありがたかったです。4カ月間くらい週に一度、コミュニケーション設計や施策立案、PDCAの回し方などを壁打ちさせていただいて。そのおかげでツールの理解が深まりました。

他業界の成功事例やノウハウを共有いただけるのもReproさんならではです。ECアプリのカゴ落ち対策のノウハウを弊社のプッシュ通知に展開した結果、開封率が大幅に改善したこともありました。定例ミーティングは2カ月に一度ですが、設定の相談などで月に数回は必ず連絡をさせていただいています。気軽に相談ができる関係性を築いていただけるのがとても心強いです。

■オンボーディング時に使用した設定リスト

nextninja-04導入当初から約100種類のプッシュ通知やアプリ内メッセージを細かく設定している。Reproからの提案はもちろん、両社のディスカッションのうえで初期設計が作り上げられた。
※提案資料の一部を加工して抜粋。

磯上 マネージャーとして全体の成果を管理する立場から見ると、Repro Appは「この数値をもっと上げたいと思ったときにすぐにアクションができるツール」という意味で高い価値を感じています。ゲーム運営側が意図した行動をお客様が取ってくれなかったり、成果につながらなかったりしたときに、プランナー、マーケターの手で、スピーディかつ適切なフォローができるのです。

カスタマーサクセスについては、距離感が近く、レスポンスが早い。社内のメンバーのように、私たちの問題解決に寄り添っていただけていると感じています。

ゲーム以外でのコミュニケーションにもRepro Appを

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――最後に東方LostWordの今後の展望やRepro Appを使って実現したいことについても教えてください。

磯上 おかげさまで2023年10月に東方LostWordは3.5周年を迎えました。同時に新機能として「フレンド機能」をリリースしています。今後もお客様の皆様が楽しんでいただけるような新機能を追加していく予定なので、Repro Appを上手に活用してより良いメッセージを届けていきたいですね。

浅野 新機能の追加に伴って新しい施策もたくさん生まれてくると思います。施策によるところもありますが、細かいコミュニケーション設計ができるのはRepro Appならではなので、徹底的に活用していきたいです。

横幕 東方LostWordは、ゲームだけでなくオリジナルマンガが読めたり、オリジナルMVを発表していたりするのも魅力のひとつです。これまではゲームにかかわるコミュニケーションでしかRepro Appを活用できていなかったのですが、今後はゲーム以外にも活用してみたいです。そうすることで二次創作タイトルのひとつとして、よりファンの皆様と一緒に東方Projectを盛り上げられたらと考えています。

※聞き手:Repro株式会社 Customer Success Div高橋範行、Sales & Marketing Div 羽生敦志


Repro Appで実施されている施策と成果

東方LostWord様がRepro Appを活用して実際に行った施策の一部とその成果を紹介します。

プッシュ通知を用いた「初回起動時の離脱」防止施策

アプリダウンロード後の初回起動時にゲームデータのダウンロードが発生するため、そのタイミングがお客様の離脱ポイントとなっていました。アプリの再起動とチュートリアル突破を促すプッシュ通知を配信することで、未配信の場合に比べてダウンロード突破率が大幅に改善しています。  

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プッシュ通知を用いた「課金ユーザーのログイン」促進施策

毎日、アイテムを受け取れる形式の課金アイテムを購入したお客様には、未ログインによるアイテムの受け取り忘れを防ぐために、ログイン促進のプッシュ通知を配信。お客様満足度の向上のみならず、ログイン率が12.5%も改善しています。   

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カゴ落ち対策を応用した「プッシュ通知の開封率」改善施策

Reproのノウハウを活かしてプッシュ通知の訴求文をアレンジ。ECアプリのカゴ落ち対策では鉄板のメッセージである「忘れてませんか」という言葉を追加。様々な通知に横展開し、開封率が二桁ポイント上昇するケースも。

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■株式会社NextNinja様からのお知らせ

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※本記事は2023年12月4日時点の情報です。Repro株式会社または掲載企業の都合により、紹介されている機能やサービスの提供が終了している場合があります。あらかじめご了承ください。

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