説得力のあるプッシュ通知の文言を書く4つのコツ

Repro Journal編集部
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2020.06.05
説得力のあるプッシュ通知の文言を書く4つのコツ

目次

Webプッシュ通知は今もっとも流行っているコミュニケーションの手段であり、マーケティングチャネルです。『Facebook』がサイト上でWebプッシュ通知を試したので、より多くの人がWebプッシュ通知を気にかけ、トライしたいと思うようになっています。

読者の皆さんがまだWebプッシュ通知の技術に詳しくないかもしれないので、簡単にご説明します。Webプッシュ通知は、Webサイトがプッシュ通知を許可した人に送る事ができる簡易でクリック可能なメッセージです。

許可した人のブラウザにリアルタイムで直接届くメッセージであり、通知が送られた時にその人があなたのサイトを見ていなくても届きます。デスクトップとモバイルサイト両方で利用できる技術です。Webサイトはプッシュ通知を受け取るか尋ねることで通知を許可してくれる人を集めます。通知のオプトインはこのような感じです。

4tips

Webプッシュ通知をより理解しどう動くか見るために、このリンクをチェックしてみてください。これでWebプッシュ通知の基本的な知識を得ました。次は効果的にプッシュ通知を送るための大きな役割を果たす重要な要素について話しましょう。

プッシュ通知の文言です。プラットフォームごとにプッシュ通知の文字数制限も異なりますが、全てが40~120文字の範囲です。タイトルとメッセージにはこういった文字数制限があるので、コピーライティングがますます重要になってきます。効果を担保した上で、メッセージを小さなダイアログに込めなければいけないからです。

本記事では、プッシュ通知の文言を書く際に必ず参考になる4つのコツについてご紹介します。

これらのヒントをあなたのユーザーや特定のユースケースに対して適用かは留意した方がいいかと思いますが、大抵においてこれらのコツを組み合わせたWebサイトはよりエンゲージメントの高い「サイト閲覧者の基盤」を持ち、より高いクリック率を成し遂げていることがわかっています。さあ始めましょう!

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明確で行動を促すようなメッセージにする

4tips

ここで取り上げておきたいのは、明確さと行動喚起です。多くの人が自分の吟味できる量より多くのメッセージとマーケティングコミュニケーションによって手一杯になっています。ユーザーに直接的な利益をもたらさない曖昧なプッシュ通知では一瞬読んだだけで忘れ去られてしまうメッセージ一覧の仲間入りです。

そうしたプッシュ通知との差別化を図るためには、ユーザーがプッシュ通知から得られる明確なベネフィットを提供することでユーザーを説得し、アクションを起こさせるメッセージの書き方を学びましょう。上の図のプッシュ通知をみてください。

一つ目の通知はE-kartで現在セールが行なわれているという情報を提供しています。そのほかにもこの通知から読み取れる情報があります:セールは限られた時期に毎年行なわれていることです。このプッシュ通知において強調されている単語は3度使われている “Sale” です。

タイトル、本文、画像にそれぞれ含まれています。これとは対象的に、二つ目の通知は同じオファーですが書き方が異なります。こちらで強調されているのは、よりわかりやすくユーザーを買う気にさせるベネフィットである “50% off” というセールの内容です。さらに、文言はより直接的で行動を喚起するものになっています。一つ目の通知がセールが開催中であることを知らせるだけであるのに対し、二つめはユーザーの購買意欲を強烈に高めています。

メッセージは歯切れよく

4tips

最初に述べたように、プッシュ通知の文字数制限は通常40~120文字の範囲です。それゆえ、プッシュ通知のコピーライターは歯切れがよく正確で、なおかつユーザーに伝えたいエッセンスを捉えたメッセージの書き方を学ぶことが重要になります。

これはつまり、ユーザーがメッセージをクリックする気になるようなオファー、もしくは伝えたいことのもっとも重要な要素を特定するということです。プッシュ通知のコピーライターが犯しているよくあるミスは、プッシュ通知に要約を書こうとしてしまっているものです。文字数制限があるので、たいていの場合は良い要約を書くことはできません。

優秀なコピーライターは通知の先にあるWebページの要素でユーザーの興味を引くものは何かを特定し、そのインサイトに基づいてプッシュ通知の文言を作ります。例えば、ドラマ "Game of Thrones"を観たことがある方は、思いもかけない瞬間に重要人物が死んでしまうのがこの番組の特徴であることを知っているかと思います。

一つ目のプッシュ通知が文言にエピソードの要約を書こうとしている(そして予想通り文字数制限により入りきっていない)のに対し、二つ目のプッシュ通知は、受け手がもっとも興味を持つのはそのエピソード内で誰かが死ぬかどうかであろうことを突き止め、そのインサイトを使って"Game of Thrones"のファンであればクリックせずにはいられないような素晴らしく説得力のあるプッシュ文言を書いています。

緊急性をあおるために欠乏感を利用する

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『影響力の武器』の著者であるロバート・B・チャルディーニによれば、我々人間は手に入るかもしれない機会よりも失うかもしれない機会に動かされます。つまり機会が失われそうだったりその機会が期間限定だったりするとわかると、それをより欲するようになります。

これはFOMO (Fear Of Missing Out: 取り残されることへの恐れと言われる現象)としても知られています。プッシュ通知のコピーライターは、適用できそうなときは常にこの原則を用いるべきです。例えば上の画像では、このプッシュ文言を書いたコピーライターはディスカウントが2日間限定である点を強調しています。

2日後に登録してしまうとより多くのお金を払わなければいけないことを知らせることによって、ユーザーの心に緊急性が生まれるのです。このディスカウントは短い期間であることが価値であり、だからこそ望ましい結果を生むのです。

社会的証明を用いる

4tips

社会的証明はあなたのプロダクトへの関心を作り、増加させることができるもっとも効果的な心理学のトリックの一つです。こう言っている理由は、この法則によって何度もバズが生まれており、効果的であることが証明されているからです。

例えば1980年代のIBMのマーケティングスローガンである「IBM製品を買ってクビになった者はいない」は史上最もパワフルなマーケティングフレーズです。これは社会的証明の素晴らしい例であり、通常人々は他人がしていることに従うという傾向をIBMは利用したのです。

プッシュ通知においては、社会的証明はクリック率向上に用いることができます。例を挙げると、上の画像ではこのプッシュ文言を書いたコピーライターは「現在2万人のファンがこのリンクから試合を観ています」というメッセージではっきりと社会的証明を含めています。これによってこのライブストリーミング番組が人気があり、試合を観たいのであればすでに2万人が支持しているまともなストリーミングで観られることを知らせているのです。

最後に

プッシュ通知を許可した人たちにクリックさせるのが文言の目的です。これがプッシュ通知のタイトルと本文を書くときに常に心に留めておくべき一番重要なことです。そのために、プッシュ通知受信者になんらかの価値を提供する文言にする必要があるのです。

通知が便利だと気づけば人々はクリックしてくれます。文言を改善し説得力のあるものにするという、プッシュ通知を最適化するためのヒントを得られたのではないかと思います。

この記事は、pushcrewのブログ ”4 Tips on Writing Persuasive Push Notification Copy” を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on pushcrew in English under the permission from the company.

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