2020.12.15

プッシュ通知の効果を高めるために知っておきたい7つの事実

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はじめに

プッシュ通知はユーザーがアプリを起動していなくても、こちらからユーザーに働きかけることができます。しかし使い方を間違えるとユーザーをイライラさせたりうっとおしく思われるリスクもあるのです。プッシュ通知を誤るたびに開封率は下がり、結果リテンションレートやエンゲージメントも低下してしまいます。プッシュ通知は強力な反面、危ういツールなのです。

これを読んでいるあなたは幸運です。Tapjoyが自社ネットワークから500万以上のユーザーデータを集積し、より良いプッシュ通知を送るヒントをお届けします。彼らは今年の2月から8月に送られた440万以上のプッシュ通知を分析しました。本記事ではそこから得られたプッシュ通知でするべきこと、してはいけないことをお伝えしたいと思います。

この記事で分かること

最も開封率が高いのは月曜日

週の前半に送るプッシュ通知の開封率は高い傾向にあります。金曜日から土曜日にかけては仕事も終わり休みに入っているため、ユーザーの意識は携帯から遠のいてしまうようです。日曜になると、開封率はまた上がってきます。

ここまででだいたい何曜日にプッシュ通知を送ったらいいのか分かると思います。しかし一体どの時間に送ったらいいのでしょう?結論から言うと、ランチ後の時間帯です。この調査を共同で行っているNekki社が調べた事例によると、各国のローカルタイムの正午の時間帯に各言語でプッシュ通知を送ったところ、販売促進キャンペーンのARPDAU(ARPDAU:(Average Revenue Per Daily Active User)1日のアクティブユーザーの平均利用額)は46%まで上がりました。

Androidの方が開封されやすい

Androidに向けたキャンペーンの方がコンバージョンがいいということに開発者のみなさんは気づいていると思います。ある調査では、iOSユーザーのプッシュ通知の開封率が2.38%なのに対し、Androidユーザーは3.10%と高いことが分かりました。

AndroidとiOSの開封率の差には様々な要因が考えられますが、その一つとして各プラットフォームのプッシュ通知の受け取り方の違いに関係があります。Androidでは、ユーザーが通知に対して何かアクションを起こさない限り通知はスマホのロックスクリーン上に残ったままです。一方でiOSでは、ユーザーがロックを解除した時点で通知は消えてしまいます。

もっとも開封率が高い配信頻度は週に1回

「Goldilocks and the Three Bears」 (「ちょうどいい」を追求することは危険が伴うことを教訓メッセージとして持つイギリスの童話。日本語では「3びきのくま」)のように、ユーザーとっては通知回数があまりに多いのも、逆に少なすぎるのもよくありません。「ちょうどいい」通知の頻度は週に1回のようで、その頻度での開封率は3.03%でした。1日に1回や月に1回だと開封率はもっと低くなります。

ただここで付け加えておきたいのは、1日に1回のプッシュ通知がもっとも低い開封率だからといっても全く意味がないわけではありません。週に7回プッシュ通知を送れば、いくら開封率が低くても週に1回の時よりも「開封数」は多くなるでしょう。これを行う場合は日々の通知がユーザーをイライラさせたり、スパムのようにならないように十分に気をつけてください。

「〜を手に入れよう」というフレーズは開封率を高めてくれる

文言を少し良くするだけでプッシュ通知の開封率をぐっと高めることができます。しかしどんな言葉を使えばいいのでしょうか?Tapjoyのデータによるとセールス(営業)の場面においてもよく使われる言葉にユーザーは強く反応するということが分かっています。

つまり、開封すれば何かしらの提供を受けることができるという誘い文句です。注意しておきたいのは、ちょっとニュアンスを間違えるだけで開封率は逆に低くなってしまいます。「戻ってきて」や「集めて」といった言葉は緊急性を伴わないためプッシュ通知に用いる言葉としては適当なものではありません。

一方で、一見すると良さそうな「(プレゼントや商品などを)当てる」と言う言葉を含んだプッシュ通知の開封率は0.61%と最低水準です。ユーザーは貰えるかわからない見返りに対しては関心が薄いということを示しているのかもしれませんね。

プッシュ通知では無音が鍵

多くの開発者が素晴らしいと思った事実がここにあります。無音のプッシュ通知は通知サウンド有りと比較すると2倍開封率が高いです。

一度数字を見れば、その違いに気づくのは簡単です。通知サウンドはiOSとAndroidの両方で機能し、使うことが推奨されています。通知サウンドによってユーザーに明確にあなたのアプリのことを思い出させることができるからです。しかしタイミングを間違えるとその通知サウンドがユーザーをイライラさせることになります。

例えば、仕事のミーティング中や授業中に鳴ればユーザーは恥をかくことになります。こういった理由でユーザーがあなたのプッシュ通知をオフにするようなことにはならないようにしてください。

プッシュ通知の自動化は単なる時間の節約以上の効果がある

プッシュ通知の自動化は面倒な手動設定の手間を省いてくれますが、ただただ便利なだけというわけではありません。自動のプッシュ通知の開封率は5.62%と手動の2.13%に比べて高いのです。プッシュ通知を送るタイミングはユーザーの行動に基づいているので、(自動通知の場合)あるセグメントが特定のアクションを完了させるたびに手動で送る必要はありません。自動化によって、プッシュ通知のキャンペーン最適化に時間を費やすことができます。

アプリのジャンルによって開封率は異なる

他のアプリのジャンルと比較すると、プッシュ通知の開封率が特に高いジャンルもあります。開封率が最も高いジャンルはアドベンチャーゲーム(69.75%)、続いてトリビアゲーム(33.33%)、そしてパズル/戦略ゲーム(29.43%)です。

良く練られて実行されたキャンペーンは継続率を高め、ユーザーをゲームに連れ戻してくれます。アンインストールとまではいかなくとも、ゲームを止めたユーザーをアプリに連れ戻すことでチャーンレートも下げることもできるのです。また、プッシュ通知で関連アプリの販売や宣伝をすることでユーザーの興味を引き、マネタイズを促進することもできます。

まとめ

プッシュ通知におけるユーザーとのやりとりは日常生活における人とのやりとりと同じように考えることができます。いいプッシュ通知は開封する動機を与えて、ユーザーの状況に配慮し、適切なタイミングで送られるものです。上であげた7つの事実を念頭に置いてプッシュ通知を配信して、アプリの継続率やエンゲージメント率をぐっと高めましょう。

この記事は、App Developer Magazine上の記事 “7 Facts About Push Alerts That Will Help You Not Be Annoying” を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on App Developer Magazine?in English under the permission from the author.

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