GoogleがDMA対応本格化・ホワイトハウスがTikTokに公式アカウント - 今週の海外アプリニュース(2025/08/22号)

Repro Journal編集部
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2025.08.22
GoogleがDMA対応本格化・ホワイトハウスがTikTokに公式アカウント - 今週の海外アプリニュース(2025/08/22号)

目次

2025年8月22日、最新の海外アプリマーケティングニュース。今週の大きなトピックはGoogleによる「DMA(デジタル市場法)」対応の本格化とアメリカにおける「TikTok」の動向です。どちらも政治、法規制が震源地となりアプリ業界に大きなインパクトを与えています。そのほか、7月のアプリダウンロードランキングや「YouTube Music」の新機能についても紹介します。
※本記事での日時の記載は、特別な断りがない限りすべて現地時間です。

EUのDMA対応のためにGoogle Playポリシーを更新 - Google

2025年8月19日、Googleが「DMA(デジタル市場法)」対応に向けて、新たな「外部提案プログラムへの登録」という形でGoogle Playのポリシーを更新しました。「外部提案プログラムに参加すると、アプリ内の機能やサービスの提案をプロモーションするなどの目的で、欧州経済領域(EEA)のユーザーをアプリ外に誘導できるようになります」と明記されています。

ポリシー更新で手数料モデルが大きく変更されており、以下のような形になっています。今回はDMAに対応するためのポリシー更新でしたが、国内でも12月に「スマホ新法」の施行が待っています。日本市場に対してGoogleがどのような対応を取るのか、その先行例として見ることもできるので、しっかりと確認しておきましょう。

【図】外部提案プログラムにおける手数料モデルの表をGoogle翻訳で英語から日本語に翻訳※外部提案プログラムにおける手数料モデルの表をGoogle翻訳で英語から日本語に翻訳。
引用:Changes to the external offers programme for users in the EEA

ホワイトハウスが公式アカウントを開設 - TikTok

2025年8月19日、アメリカのホワイトハウスが「TikTok」に公式アカウントを開設し、大きなニュースとなっています。公式アカウントはトランプ大統領のメッセージをより若い層にも届けることを目的としたもの。2024年11月の大統領選挙でも、若年層向けメッセージチャネルとしてTikTokが有効に働いたと評価されていました。

一方で、ByteDanceがTikTokのアメリカ事業を売却しない限り、その利用が禁止される法律が成立しており、これまで通りにアプリが存続するためには9月17日までの売却が必要です。9月5日にアメリカ向けの新アプリがリリースされるという一部報道もあり、これから1カ月は動向を注視する必要があります。

【図】ホワイトハウスのTikTok公式アカウントのスクリーンショット画像引用:The White House (@whitehouse) | TikTok

7月に世界で最もダウンロードされたアプリは「ChatGPT」 - Appfigures

2025年8月15日、ASO対策ツールやアプリ分析ツールを提供する「Appfigures」が、2025年7月のアプリダウンロードランキング(グローバル)を発表。iOS、Androidともに「ChatGPT」がトップで、両プラットフォーム合計では2位の「TikTok」に1,300万ダウンロードもの差をつけています。

また同記事内では、7月中旬以降に急成長した集団訴訟の支援アプリ「Claim」の動向もピックアップされています。巧みなマネタイズの仕組み、ダウンロード急増のトリガーなどを知りたい人はチェックしておきましょう。

【図】2025年7月のアプリダウンロードランキング(グローバル)画像引用:This Week in Apps - A Challenging Summer

【図】集団訴訟の支援アプリ「Claim」のダウンロード数推移画像引用:This Week in Apps - A Challenging Summer

ライバルに追いつけるか?「YouTube Music」10周年の新機能を公開 - YouTube

2025年8月21日、YouTubeは「YouTube Music」の誕生10周年にあわせて新機能を公開しました。目を引くのは「Taste Match プレイリスト」。これは共通の趣味を持ったコミュニティを作り、共有プレイリストを作成できる機能。プレイリストは毎日自動で更新されます。コミュニティ単位での音楽体験の共有という目新しいアプローチです。

さらに、「First to Watch」「Top Listener」といったバッジ機能も追加されており、YouTube Musicが個の体験だけでなく、他者とのつながりを重視するプロダクトになりつつある様子がうかがえます。また、「Bandsintown」との提携によって、視聴、聴取中のアーティストのライブ情報にアクセスしやすくなりました。

【図】「Taste Match プレイリスト」のスクリーンショット画像引用:Celebrating 10 years of fandom on YouTube Music

【図】バッジ、コメント機能のスクリーンショット画像引用:Celebrating 10 years of fandom on YouTube Music

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