GoogleがWeb to Appを強化・iOS 26向けアプリの提出開始 - 今週の海外アプリニュース(2025/09/12号)

Repro Journal編集部
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2025.09.12
GoogleがWeb to Appを強化・iOS 26向けアプリの提出開始 - 今週の海外アプリニュース(2025/09/12号)

目次

2025年9月12日、最新の海外アプリマーケティングニュース。今週の大きなトピックはGoogle広告のWeb・アプリ連携機能強化。マーケターの悩みの種であったWeb to Appキャンペーンの効果計測が格段にパワーアップしています。そのほか、iOS 26向けアプリの「App store」提出の受付開始や、アメリカでの「TikTok」の動向など、ビッグテックの動向をお届けします。
※本記事における日時の記載は、特別な断りがない限りすべて現地時間です。

Google広告がWeb to Appを強化。新機能を多数投入

2025年9月5日、GoogleがGoogle広告のWeb・アプリ連携について新機能を投入することを発表しました。アプリインストール、アプリ内でのCV(コンバージョン)を目的とした広告の運用は、数値管理が複雑になりがちで、アプリマーケターの大きな負担になっていました。今回、投入された新機能は、Webでの接触からアプリ内CVまでの体験を最適化し、成果をより良いものとすると謳っています。

Web to App Connectの拡張

ディープリンクでアプリ内の特定のページに直接誘導できる「Web to App Connect」が、「P-MAX」「検索」「ショッピング キャンペーン」に加えて、「YouTube広告」「ホテル広告」「デマンドジェネレーション キャンペーン」でも利用できるようになりました。

YouTube向けWeb to App Connectを導入した場合、平均でCVR(コンバージョン率)が2倍に向上する事例が確認されているといいます。

【動画】YouTube向けWeb to App Connectのイメージ※画像引用:New Features to Connect Your Web and App Advertising in Google Ads

Web・アプリの成果分析をGoogle広告のワークフローに統合

複雑なキャンペーン管理からマーケターを解放するためのアップデートとして、Web・アプリ広告のパフォーマンス情報がひとつのワークフローに統合されました。CV管理が一元化されるほか、新しいキャンペーンやCVを設定する際にアプリ内イベントの達成に向けた最適化を提案してくれます。

【図】Web広告とアプリ広告の成果を一覧できるダッシュボードのスクリーンショット※画像引用:New Features to Connect Your Web and App Advertising in Google Ads

Webキャンペーンのアプリインストール、CVが測定可能に

新機能「Web to App Acquisition Measurement」を追加。Webキャンペーンが、新規アプリインストールや初回アプリ内コンバージョンにどのように貢献しているかをより正確に把握できるようになりました。

【図】新機能「Web to App Acquisition Measurement」のスクリーンショット※画像引用:New Features to Connect Your Web and App Advertising in Google Ads

Appleが最新OS向けアプリのApp Store提出を受付開始

2025年9月9日、AppleがiOS 26、iPadOS 26といった最新OS向けアプリの「App Store」提出を受付開始しました。WWDC25で話題になった、「Liquid Glass」デザインを各デベロッパーのアプリで利用できるようになっていきます。

なお、公式ブログには「2026年4月以降、アプリやゲームをApp Store Connectにアップロードする際は、以下の最小要件を満たす必要があります」として、注意事項が記載されています。

  • iOSおよびiPadOSアプリは、iOS 26およびiPadOS 26 SDK以降でビルドする必要があります
  • tvOSアプリは、tvOS 26 SDK以降でビルドする必要があります
  • visionOSアプリは、visionOS 26 SDK以降でビルドする必要があります
  • watchOSアプリは、watchOS 26 SDK以降でビルドする必要があります

【図】Liquid Glassデザインのイメージ

アメリカでのTikTokの売却期限が迫り、政府高官が交渉

アメリカ国内での「TikTok」の売却期限が、来週9月17日に迫っています。8月にはホワイトハウスがTikTokアカウントを開設するなど、好意的とも取れる行動を示しているトランプ政権。これまでも売却期限の延長を繰り返してきましたが、今回はどうなるのでしょうか。

ロイター報道によると、来週、アメリカのScott Bessent財務長官が、マドリードで中国の何立峰副首相らと会談する予定があり、TikTokの売却先や他の対応についても話し合われるといいます。Xデー向けて大きな発表が行われるのか、来週のニュースに注目してください。

global-app-roundup-20250912-05※画像クレジット:Amparo Garcia - stock.adobe.com

韓国のフィンテック企業 Tossがオーストラリアで金融アプリをリリース予定

2025年9月9日、ロイターが、韓国のフィンテックユニコーン企業であるTossがオーストラリアで金融アプリをリリースし、それを皮切りにグローバル展開に乗り出す方針であると報道しました。Tossはすでに韓国内で3,000万人ものユーザーを抱えています。

なお、ロイターは7月にTossが米国での上場を目指しているとも報じており、評価額は150億ドルになるとも指摘されています。

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