Google Play ConsoleとApp Store Connectに新機能が続々登場 - 海外アプリニュース(2025/10/31号)

Repro Journal編集部
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2025.10.31
Google Play ConsoleとApp Store Connectに新機能が続々登場 - 海外アプリニュース(2025/10/31号)

目次

2025年10月31日、最新の海外アプリマーケティングニュース。Googleの「The Android Show」で「Google Play Console」の新機能が多数発表されたほか、Appleも「App Store Connect」に新たな機能を複数投入。今週はプラットフォーマーからの発信が多い1週間でした。急伸する「Threads」の新機能追加も取り上げています。
※本記事における日時の記載は、特別な断りがない限りすべて現地時間です。

GoogleがThe Android Showを開催。Google Play Consoleに複数アップデート

2025年10月30日、Googleが「The Android Show」を開催。同時に「Google Play Console」のアップデートを発表、紹介しています。新たに追加された主な機能は「ディープリンク検証用のエミュレーター」「Gemini搭載AIによるチャート要約」「Geminiによる自動ローカライズ」の3つです。

ディープリンク検証用のエミュレーター

ディープリンクの検証機能に大きな改善が発表されています。ひとつはエミュレーターを活用した動作テスト機能。デバイスで実際にディープリンクのクリックしたときの動作をシミュレーションでき、ユーザー体験を確実にチェックできます。もうひとつはAIによるディープリンク検証機能。デバッグ効率の大幅アップが実現する予定です。

【図】Google Play Consoleのディープリンクエミュレーター※画像引用:New tools and programs to accelerate your success on Google Play

Gemini搭載AIによるチャート要約

「統計情報」ページにGemini搭載AIによる、データの要約・解説機能が搭載されました。「統計情報」ページに表示されるデータの主要なトレンドを数秒で要約して解説してくれます。

【図】Google Play ConsoleのGemini搭載AIによるチャート要約※画像引用:New tools and programs to accelerate your success on Google Play

Geminiによる自動ローカライズ

アプリに表示されるテキスト要素を無料で、Geminiに翻訳させられるようになりました。ポイントは、翻訳結果をエミュレーターで逐一確認でき、簡単に編集できること。翻訳の品質に問題があれば全体を無効化することもできます。ローカライズにかかる手間と時間を一気に削減できる可能性を秘めています。


AppleがApp Store Connectに新機能を立て続けに投入

2025年10月28日から29日にかけて、Appleが「App Store Connect」に新機能を立て続けに投入しました。

ひとつはカスタムプロダクトページ作成数の拡張。ひとつのアプリにつき、最大70個のカスタムプロダクトページを作成・公開できるようになりました。すでに実装が確認されていたカスタムプロダクトページへのキーワード設定とあわせて利用することで、検索からプロダクトページへの遷移プロセスで、よりパーソナライズされた体験を提供することが可能になります。

キーワードごとに最適なカスタムプロダクトページを作成するのは容易なことではありません。しかし、ASO(アプリストア最適化)対策に徹底的にこだわるなら、主要キーワードだけでも対応してみるとよいでしょう。

もうひとつは、「WWDC25」で発表されていた、オファーコード機能の活用領域の拡大です。「オファーコード」とはわかりやすくいうと、アプリ内課金の割引クーポン。従来は自動更新サブスクリプション型のアプリ内課金に限って、オファーコードの発行機能が提供されてきました。今回のアップデートで消費型、非消費型、非自動更新サブスクリプション型のアプリ内課金にも利用できるようになっています。

【図】App Store Connectのカスタムプロダクトページへのキーワード設定

「ゴースト投稿」「返信承認」機能をリリースし、勢いを増すThreads

2025年に入り、ユーザーが急増しているMetaの「Threads」。9月には最大 10,000 文字のテキスト添付機能、10月初旬にはコミュニティ機能と画期的なアップデートが続いていました。そして、10月27日、10月30日にユーザー体験にさらなる変革をもたらす機能追加を実施しています。

10月27日にリリースされたのは「ゴースト投稿」機能。24時間後に自動的にアーカイブされる投稿を作成できる機能です。これを利用することで、ユーザーはより気軽にその瞬間の意見や考えを表現できるようになるといいます。

【図】Threadsのゴースト投稿機能※画像引用:Threads、投稿してから24時間後に消える「ゴースト投稿」をローンチ

10月30日には、自社のThreadsアカウントで「返信承認」の機能を発表しています。これは読んで字のごとく、投稿への返信の表示を承認制にできるというもの。投稿とは無関係な返信や明らかに不快な投稿の表示を抑制することで、ユーザー体験の向上を狙っています。

MAU(月間アクティブユーザー)が4億人を超え、急成長を続けるThreads。グローバル視点で見れば、「X」の牙城を崩す日もそう遠くはないかもしれません。

【図】Threadsの返信承認機能※画像引用:Threads

AppleがSwift SDK for Androidのプレビュー版をリリース

2025年10月24日、Apple主導のSwiftコミュニティ「Swift.org」が「Swift SDK for Android」の最初のプレビュー版を公開しました。基本的にはiOSアプリ向けの開発言語であったSwiftで、公式にAndroidアプリの開発ができるようになるため、クロスプラットフォームでの開発効率が格段にアップすると期待されています。

なお、今回公開されたSDKは、Windows版のほか、Linux版、macOS版で展開されています。

【図】Swift SDK for Androidのスクリーンショット※画像引用:Announcing the Swift SDK for Android

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