ローカル通知とは?普通のプッシュ通知との違いやその仕組みをご紹介!

Repro Journal編集部
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2020.06.05
ローカル通知とは?普通のプッシュ通知との違いやその仕組みをご紹介!

目次

ローカル通知とは一般的なプッシュ通知(リモート通知)と異なり、外部サーバを介する必要がなく、デバイスの内部で完結するプッシュ通知です。 アプリ内にあらかじめ定義されたルールに従い通知がスケジュールされ、そのタイミングになったところでリモート通知と同じように通知が表示されます。

本記事では、ローカル通知の特徴や事例をご紹介します。活用状況を10の項目で確認|アプリのプッシュ通知チェックシート

リモート通知との違い

見た目上は区別がつかないローカル通知とリモート通知ですが、ローカル通知は外部のサーバーを必要としてないためリモート通知との大きな違いが2つあります。

1. デバイストークン(アンドロイドの場合は登録ID)の管理が不要

デバイストークンとはプッシュ受諾者のデバイス識別子を指し、リモート通知など外部から通知を送る際、端末を特定するために使われるものです。

通常、デバイストークンを自分のサーバーで格納し、プッシュ通知を送る際にメッセージとともにユーザーを特定するためにデバイストークンをAPNs(アップルのサーバー)に送らなくてはなりません。しかし、サーバーを介さずに通知を送るローカル通知はデバイストークンの管理が不要で、手軽に使える通知となっています。

2. オフラインでも通知が届く

デバイス内で完結するということは3GやWiFiがない時、機内モードの時などのオフラインの状態でも通知を送ることができるということです。つまり、プッシュ通知が配信予定時刻に対して遅れる心配がありません。

ローカル通知が使える事例

ここからはサーバーを介さないローカル通知の事例をご紹介します。

1.スケジュールやToDoリストなどのアプリにおけるリマインダー機能

iOSやAndroidにプリインストールされているカレンダーアプリはローカル通知に対応しています。 カレンダーアプリにミーティングや友達との約束などを予定として入れておけば、オフラインであったとしても予定の前にリマインダーの通知が送られてきます。

この通知はローカル通知の仕組みを利用しており、外部のサーバーを介して送られるのではなく、あらかじめアプリ内にリマインダーとして設定してある日時に通知を送るというルールに従って送信されます。 プリインストールされているカレンダーアプリ以外でも、カレンダーアプリやタスク管理アプリではローカル通知を用いてます。

2. ゲームや出会い系アプリなどで利用制限の解除を通知する機能

Tinderという世界的に人気の出会い系アプリはサービスの利用制限が解除されたことをユーザーに知らせる際にローカル通知を利用しています。

Tinderは無料版では異性に右スワイプ(注:表示された相手をlikeすること)できる上限数が決まっており、上限回数に達すると半日間は右スワイプができない仕組みになっています。 そこでTinderは上限回数に達したユーザーに再訪を促すため、半日経ったら再度右スワイプができることをローカル通知で通知しています。

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この通知も外部のサーバーを介して送られているのではなく、アプリ内に設定したスワイプの上限に達した12時間後に通知を送るというルールを設定していることによってデバイスからアプリに直接プッシュが送られるのです。

おわりに

ローカル通知はサーバーからの管理を必要とせず、デバイス内だけで完結する手軽なプッシュ通知です。オフラインで使える点などを考慮した上で、通常のプッシュと合わせてユーザーメリットの高い通知を送ってみてはいかがでしょうか?活用状況を10の項目で確認|アプリのプッシュ通知チェックシート

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