モバイルのWeb広告VSアプリ広告、優れているのはどちらの広告か

Repro Journal編集部
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2021.01.27
モバイルのWeb広告VSアプリ広告、優れているのはどちらの広告か

目次

2014年以降、モバイルがデスクトップよりもユーザー数の多い状態となり、デジタルマーケティングにおいて新しい時代が始まりました。今日、すべての会社経営者がこの将来有望なエコシステムを使って、製品を宣伝したいと考えています。しかし、決めなければならないことは、モバイルにおいてWebを使うか、アプリを使うか、ということです。

次の図を見てみると、たった2年の間にモバイルwebとモバイルアプリの広告の使用量が2倍になっていることがわかります。

この激しい競争を考慮しても、どちらが優れているかという問題に対し答えを出すことができる人はいないでしょう。ここではそれぞれのメリットとデメリットを考えていきたいと思います。これを見た後は、あなたにとって最適な広告のタイプを簡単に決めることができるでしょう。しっかりと考えてから、資金の使いどころを決めてください。

モバイルのweb広告

これはあなたの製品を宣伝するための便利な方法です。しかし、モバイルのwebを広告キャンペーンに使う上で、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

ImageSource: https://www.lifewire.com/essential-elements-of-an-effective-mobile-strategy-2373234

メリット

モバイルのWeb広告のメリットは次のとおりです。

アクセスが多い

アプリをダウンロードする必要がないため、モバイルのWeb広告は自分が見たいコンテンツを探している人全員に見せることが可能です。レスポンシブデザインの広告を使えば、モバイルデバイスのスクリーンの大きさを気にせずに、広告を潜在的顧客に見せることができます。

閲覧者が多い

Webサイト上では、顧客は自分の好みに合わせて異なったトピックを探すことができるため、広告が表示されるサイトにアクセスする可能性のある閲覧者の数が、アプリ広告よりも多くなります。

より手頃な価格

モバイルWeb広告はアプリ広告よりも安いため、あなたの決定に影響を与えるでしょう。これは、マーケターが1つの広告を作るだけでその広告がすべてのタイプのデバイスに対応できるからです。

cookieを使える

cookieを通してユーザーの情報を知ることで、広告主は顧客満足度を向上させることができます。顧客の興味を増やすことは、キャンペーン全体に良い結果をもたらすでしょう。

デメリット

このモバイルweb広告のデメリットは次のとおりです。

不正なトラフィック

モバイル広告エリアを不当に利用する人がいるため、モバイルのWeb上でそれらの行動を防ぐのはアプリ広告よりも難しいです。広告詐欺はブランドや広告主にとって大きな問題であるため、この悪い点はあなたの決断に影響するでしょう。

厳しい競争

Webページ上に表示される広告は非常に多いため、閲覧者があなたの製品に気づくことは相対的に難しくなります。閲覧者にとって便利なサイトであっても、同じページに大量の広告があると、その人は自分が最も気になるコンテンツにだけ注目し、他の広告は無視してしまうでしょう。一方で、もしこの問題を解決できても、広告のターゲットが決まっていなければ、あなたの製品にまったく興味のない人に広告を表示してしまうリスクがあります。

モバイルアプリ広告

アプリ広告のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

ImageSource: http://www.whatmobile.net/news/instagram-expanding-app-ads-uk-australia-canada

メリット

モバイルアプリ広告のメリット

見てもらえやすい

モバイルアプリもまた広告詐欺のターゲットになる可能性があります。しかし、モバイルWebよりも、アプリ内で不正行為を行うことは難しいです。アプリ広告を使う場合、広告をボットではなく本物のユーザーに見られる可能性が大きいです。

エンゲージメントが高い

顧客はすでにアプリを利用しているため、彼らが広告を見る可能性はより高くなります。 さらに、アプリを使うことにより時間を費やしているため、直帰率が高いWebよりも、広告に注意を向けてくれる可能性が高いです。

競争率が低い

モバイルデバイスで動いているアプリ上では、広告が表示される数が少ないため広告がより多くのユーザーに見られます。さらに、最近では分析ツールが有効なため、広告主がより高いパフォーマンスを生むのに必要となる、広告を表示するための完璧なポジションを見つけることができるのです。

CVRが高い

すべてのアプリは独自のユーザー層を持っているので、広告をそのユーザー層に沿って適切に合わせることができます。アプリのタイプごとに広告を調整することで、必死になって製品を宣伝しなくても、ユーザーが製品について知ることができるのです。知っての通り、エンゲージメントはCVRにつながります。

優れたターゲティングが利用可能

アプリ内には、ユーザーの好みを発見する機会が数多く存在します。もしも彼らがアプリに対して位置情報やその他の情報を使用することを許可した場合、広告がより適切なユーザーのグループに届けられるようになります。

ブランドセーフ・コンテンツを選択できる

アプリは提供されるコンテンツがすべてです。会社の経営者はアプリ内で自分の製品を宣伝することを選びます。つまり、彼らの広告は他のアプリでも同じような方法で表示されるということです。この場合、もしもユーザーがそのアプリが好きであれば、彼らはその広告も好きだろうと予想することができます。

デメリット

アプリ広告のデメリットは

cookieを使えない

アプリ広告ではcookieを使用できないため、どのユーザーがすでに広告を見たのかを見つけるのが難しいです。モバイルのwebほど簡単にユーザーの情報を知ることができないため、ユーザーのターゲティングにより多くの労力を費やすことになります。

費用がかかる

アプリ広告で、上で挙げたようなメリットを得るにはモバイルのWeb広告よりも費用がかかります。同時に、効果的なキャンペーンのためには、異なったスクリーンの大きさに対応するためのフォーマットも作る必要があります。この面も非常に費用がかかります。しかし、もしも資金が足りるのであれば、特定のバイヤーに対してあなたの製品を見せるチャンスはあります。

まとめ

上記のデータをまとめると、結果はどうでしょうか?モバイルのWeb広告とアプリ広告を比べる上では、考慮しなければならないことが数多くあります。あなたの決定に影響する主な要素は、ターゲットとする顧客と資金です。また、もしもリソースに余裕があれば、これら2つの方法を取ることも可能になります。これら2つのマーケティング方法によって提供される要素のバランスを取ることは、成功に導く方法として考えられるでしょう。

この記事は、App Samurai社のブログ"Mobile Web Vs. Mobile In App Advertising: Which Is Better?"を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on App Samurai in English under the permission from the author.

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