アプリをDLしてもらうには、あなたが思うアプリの魅力と、ユーザーが思うアプリの魅力の違いを理解することがとても重要です。
ユーザーは、アプリにどのような機能があるのかということよりも、そのアプリを使って何ができるのかを知りたがります。アプリの説明文は、機能ではなくアプリを使用することによるメリットを書いておくとよいでしょう。
本記事では、アプリの説明文を書く上で意識すべき5つのコツをご紹介します。
1. 簡潔に書く
アプリがいかに素晴らしいか長々と説明するのではなく、メリットをできるだけ簡潔に説明しましょう。
論文のように長い文章は読みにくいため、箇条書きで書くのがおすすめです。文章が長いものと簡潔なものの2パターンでA/Bテストを行い、どちらが効果的かを検証してみるのもいいでしょう。
「Assignment Help」のライターであるSusie Shore氏は、「どのような言葉がユーザー獲得に繋がったのかを記録し、次回説明文を記述する時に使いましょう。アプリは問題を解決するために存在し、人々の生活に役立つものであるということを強調しましょう。」と述べています。
2. コア機能に焦点を当てる
「UKWritings」のテクニカルエディターであるBrant Jones氏は、「アプリのメリットを効果的に書くためには、コア機能に焦点を当てましょう。細かな機能の詳細を長々と書くのではなく、アプリのもっとも重要な機能を集中的に説明してください。」と述べています。
アプリ開発者であれば、一般的なユーザーが気が付かないような機能や、あまり評価しない細かい機能についても魅力を感じ、説明したくなるかもしれません。しかし、あなたのアプリが必要である、とユーザーに思ってもらうためには、コア機能をわかりやすく伝える必要があるのです。アプリの最も重要な機能に焦点を当て、それがどういった機能なのかを簡潔に説明することで、読み手はそのアプリで何ができるのかすぐに理解することができます。
3. 機能を追加することをやめる
新しい機能をどんどん追加することで、更にアプリの価値を高めることができると思うかもしれません。しかし先ほども述べたように、大切なのはアプリで何ができるのかということです。あまりにも機能が多いと、ややこしく、複雑なアプリだと認識されてしまいます。ユーザーに魅力的で使いやすいアプリだと思ってもらうためにも、UXをあまり複雑にしないよう心がけてください。
4. アプリは決して“完成”しないということを念頭におく
アプリは時と共に変化していきます。これはアプリの機能においても同じです。しかし、コア機能はあまり変わることはありません。アプリの新しいバージョンをリリースする際は、ユーザーが今まで親しんで使っていたアプリと変わらず、さらに改善されたものであることを強調して書くようにして下さい。
アップデートがどんなに素晴らしいものであったとしても、新しいバージョンを、全く別のアプリであるかのように紹介するのは避けましょう。ユーザーは、今のアプリが好きで使ってくれているのです。アップデートをしたことによるメリットを記述することはもちろん重要ですが、アプリの基盤となる機能は同じであるということも忘れないでください。
またアプリの説明文を更新する際は、少なくとも一度は読み直すようにしましょう。 説明文をより読み手に訴えかけるように、そしてより強い文章になるよう、常に見直すことが大切です。
5. アプリのフィードバックをもらう
ターゲットユーザーがアプリに何を求めているかを知っておく必要があります。アプリがその目的と合った形で機能しているかを確認する最適な方法は、マーケティングリサーチをすることです。アプリ開発とテストの繰り返しも大切ですが、まずはアプリをリリースして、どんな結果になるのかを見てみましょう。そうすることで、ターゲットユーザーを獲得するための改善点が見えてくるかもしれません。
このように、開発に長い時間をかけるよりも、実際にアプリのマーケティングリサーチを行い、改善点を早く見つける方が効率的だと言えます。そしてそのフィードバックを、アプリのアップデートや、キャッチコピーに活用しましょう。
最後に
アプリの説明文を書く時は、ユーザーの目線になって文章を考えましょう。アプリで何をすることができるのか簡潔に書くことを意識してください。 一般的なユーザーは、アプリの最新のアップデートがPWA技術を使っているかどうかといった専門的な情報は求めていません。ユーザーにとって、そのアプリが日常で役に立つかどうかが一番の問題なのです。
この記事は、Bizness Apps社のブログ"Reseller Tips: 6 Ways to Write About An App’s Benefits, Not Features "を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on Bizness Apps in English under the permission from the author.