iOSとAndroid、アプリ開発における7つの大きな違い

Repro Journal編集部
Repro Journal編集部
2020.11.04
iOSとAndroid、アプリ開発における7つの大きな違い

目次

iOSかAndroid、どちらのOSでアプリを作るべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。迷っているときは、開発するアプリの特徴に合わせてOSを決めるべきです。

 

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Appleは2007年に最初のiOSバージョンをリリースし、2018年にはiOS11.3をリリースすると発表しています。Googleは2008年に初めてAndroidのバージョンを発表し、2017年にはAndroid 8.0 Oreoをリリースしました。

ここからは、アプリ開発時に必要な二つのOSの違いについてご紹介しましょう。

【1】ターゲット層

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まずは、ターゲットユーザーの違いについてです。 AndroidのスマートフォンはiPhoneシリーズと比べて比較的安価で手に入るため、Androidユーザーはブランドに対してロイヤリティが低い傾向が見られました。

しかし、iOSよりAndroidユーザーの方が多く、マーケットシェア(市場占有率)は高いと言えます。一方、iOSユーザーには所得が高い傾向が見られますが、これはあくまで一般論ですので例外があることを忘れてはいけません。

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【2】プログラミング言語

アプリを開発する上で最も重要なプログラミング言語。Androidアプリで主に利用されるのはJavaとC++ですが、2017年にはオフィシャル言語としてKotlinも追加されました。iOSアプリは主にobjective-Cが使われますが、より多くの人がiOSアプリを作れるようにと2014年にSwiftがオフィシャル言語に追加されています。

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【3】開発ツール

当初はEclipseがAndroidアプリの開発ツールでした。Google社がAndroid Studioをリリースしてからサポートが終了したため、現在はAndroid Studioのみです。iOSアプリの開発ツールはXCodeを利用します。ターゲットや目的を定めてどのプラットフォームで開発するかを決めたら、それぞれの開発ツールで制作に着手しましょう。

ただしJavaを利用する場合はXCodeを学ぶ必要はありませんし、Swiftが使いやすいという人はAndroid Studioを学ぶ必要はないでしょう。

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【4】開発費用

最大のメリットは、コストをかけずにアプリの開発をはじめられることです。iOSもAndroidも開発ツールは無料である上、開発に必要なドキュメントは無料で公開されています。もし時間があれば両方のプラットフォームでアプリを開発してみるといいかもしれません。

OSによって大きく違いが出るのがアプリのリリース時です。iOSでは年間$100 (約10,604円:2018年3月現在) が毎年かかり、Google Playは初期の登録時にのみ$25 (約2,651円:2018年3月現在)支払わなくてはなりません。もしアプリ内でマネタイズする仕組みがないのであれば、まずはコストに対してしっかり考えるべきでしょう。

iOS_Android_9参照: https://support.google.com/googleplay/android-developer/answer/6112435?hl=en

iOS_Android_10参照: https://developer.apple.com/support/compare-memberships/

【5】アプリ審査

周知の事実かもしれませんが、iOSのアプリ審査は専門家によって行われるためAndroidより時間がかかります。Androidは自動化された審査システムがテストを行うため一日に複数のバージョンを審査に出すことも可能です。開発者はアプリ審査期間の長さも比較ポイントとして考えましょう。

iOS_Android_11参照: https://developer.android.com/distribute/best-practices/launch/index.html

iOS_Android_12参照: https://developer.apple.com/app-store/review/

【6】デザインの原則

Appleのデザイン原則は明確でわかりやすいため、多くのユーザーと開発者に好まれていますが、Googleもシンプルでわかりやすいデザインを推奨したガイドラインを設けています。iOSAndroid どちらにおいてもデザイナーはガイドラインを遵守しなくてはなりません。

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iOS_Android_14参照: https://developer.apple.com/ios/human-interface-guidelines/overview/design-principles/

【7】 マネタイズ

アプリからの収益を考えている場合は、プラットフォームごとにそれぞれ気をつけるべきことがあります。iOSユーザーはアプリ内広告を不快に思う傾向が強くありますが、Androidユーザーは広告を避けるだけで不快に思う人は少ないようです。アプリのマネタイズを成功させるには、ターゲットユーザーに対して適切なアプリを提供し、適切なマーケティング活動を行わなくてはなりません。

iOSユーザーは有料のアプリを好まない傾向があるので、無料版と有料版の両方を提供することもマーケティング手段の一つだといえるでしょう。

iOS_Android_15参照: https://developer.android.com/distribute/best-practices/earn/index.html

iOS_Android_16参照: https://developer.apple.com/app-store/busin ess-models/

最後に

今回は両OSの特徴についてご紹介しました。この記事を参考にして、自分のアプリにあったプラットフォームを選択してください。

この記事は、AppSamurai社のブログ"7 Major Differences Between iOS And Android Development"を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on AppSamurai in English under the permission from the author.

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