『GANMA!』が行なう、オリジナルマンガならではの広告マネタイズとASO施策

Repro Journal編集部
Repro Journal編集部
2018.02.13
『GANMA!』が行なう、オリジナルマンガならではの広告マネタイズとASO施策

目次

本記事は、2018年2月13日に開催した「Growth Hack Talks #9」での発表内容を元にしたイベントレポートです。

アプリ業界で今もっとも勢いのある市場の一つである漫画アプリ。コミック誌の発行部数が落ち込む中、デジタルコンテンツとしてのマンガは、スマートフォンで楽しめる手軽さもあいまって、年々売り上げを伸ばしています。

「GANMA!」のご担当者様に自社アプリのノウハウをお話していただきました。

登壇者紹介

コミックスマート株式会社 福西祐樹(ふくにし・ゆうき)氏

オリジナル漫画アプリ『GANMA!』のプロダクトオーナー兼取締役。アプリを中心としたサービス全域の企画・開発・運営、およびプロモーションを担当。

自己紹介と事業の紹介

GANMA

コミックスマート株式会社で『GANMA!』の運営を担当している福西と申します。本日はよろしくお願いいたします。

『GANMA!』はオリジナル新作マンガの配信サービスです。毎日配信されるマンガはいずれも無料で読み放題。2017年末には、自社制作のオリジナルアニメの配信も開始しました。 ユーザー属性はミレニアル世代が中心で、男女比は約6:4です。両OSにおいて、ユーザーから高評価を頂いていることが一つの特徴であり、強みでもあると考えています。

私からは、『GANMA!』の広告マネタイズとASO施策の2点についてお話しさせていただきます。

映画とコミカライズした広告マネタイズ

GANMA

2017年末に大型の洋画タイトルをコミカライズしました。主演は30代なら誰もが知る人気ハリウッド俳優ですが、現在の10代や20代前半の若者の中には知らない人が多くいて、この世代に向けて興味を持ってもらいたいというのがクライアントの希望でした。

先ほどお話したように、『GANMA!』のユーザーはミレニアル世代が中心です。この俳優を知らない若者に対しマンガを通じて映画への興味喚起ができるとの思いから、『GANMA!』がメディアに選定されました。

このマンガでは『GANMA!』のオリジナルマンガで活躍しているキャラクターたちが、映画本編とは異なる4つのサイドストーリーに登場しています。 どのエピソードも高い読了率を獲得し、お客様からも高評価をいただきました。

ASO施策も抜かりなく

とにかく返信する

GANMA

これはGoogle Play ストアのグラフデータですが、2015年7月頃は評価が3.4しかなかったんです。評価に関係なく2年半、とにかくいただいたレビュー全てに返信を続けたところ、評価を4.7まで上げることができました。

高品質を目指す

GANMA

ある時、ANR(Application Not Responding、アプリが応答しない状態)発生率とクラッシュ発生率が同時に高まり、アプリのストアランキングが下がってしまったことがあります。その影響で漫画・マンガ・まんが、3キーワードの検索ランキングの全てが下がってしまいました。

そこで落ち込むのではなく、キーワードのランキングをモニタリングしながら修正していった結果、3キーワードとも1位に戻すことができました。

サーバー側の不具合やアプリクラッシュなど、不測の事態が起きることもありえますが、障害が発生してしまった時のダメージというのはやはり大きいもの。障害が起こってしまったその日だけでもマイナス評価のレビューは増えますし、そのほとんどが評価1になるため、アプリの高品質を目指したいです。

もちろん、障害を起こさないのが一番ですが、万が一起こってしまった場合は早急に対応し、障害に対してのクレームに謝罪し続けることでダメージを最小限に抑えます。そうすることで、アプリストアの評価も下がることなく一定に保つことができます。

いろいろ試す

iOSのASO対策も自動再生する動画を入れたり、横向きの動画を計画したりするなど日々改善に取り組んでいます。

またサブタイトルにも工夫をこらしています。 App Storeで「マンガ」と検索して『GANMA!』が表示された時、『GANMA!』だけだと「マンガ」というキーワードを含んでいないため、マンガアプリと認識してもらえないかもしれません。

そこでサブタイトルに「マンガ読み放題アプリ」と入れ、一目でマンガアプリだとわかるようにしました。また、文字数を調整するなどして、検索した時に文字が途切れないようにもしています。

GANMA

試行錯誤を重ねた結果、一番手応えがあったプロダクトページがこちらです。『Facebook』や『Instagram』のプロダクトページのヘッダー画像を見るとわかりますが、とてもシンプルですよね。同じイメージ感で変更してみたところ、ユーザーからの反応が一番良いものになりました。

まとめ

今回お話した施策はオリジナルマンガならではのものかもしれませんが、ぜひ皆さんもいろいろ試してみて、成功事例を増やしていってください。 本日はありがとうございました。

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