続く日米でのApple・Google規制強化 - 今週の海外アプリニュースまとめ(2025/05/09~05/15)

Repro Journal編集部
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2025.05.16
続く日米でのApple・Google規制強化 - 今週の海外アプリニュースまとめ(2025/05/09~05/15)

目次

2025年5月9日から5月15日(日本時間)までに起きた、アプリマーケティングに関する世界のニュースをピックアップして紹介します。今週は来週に迫ったGoogle I/Oに関するニュースのほか、先週に引き続きプラットフォーマーへの規制の報道が盛んでした。そのほか、Sensor Towerからグローバルでのモバイルゲーム売上およびダウンロード数ランキングトップ10が発表されています。
※本記事での日時の記載はすべて現地時間です。

GoogleがAndroid ShowのI/O版を公開

2025年5月13日、Googleが「The Android Show: I/O Edition」を公開しています。来週の5月20日に迫ったGoogle I/Oで深掘りされる新機能のハイライトを事前に知ることができる内容です。当日までにチェックしておくと、どのセッションを視聴するかを決める手掛かりになるでしょう。

Androidエコシステムにもたらされる最新の体験として、素材デザインの新展開「Material 3 Expressive」、デバイス間のスマート機能、安全性の強化などが紹介されています。

そのほか、「TechCrunch」では、当日の見所や発表内容の予測が報道されています。

Appleが2025年中にApp Storeに「アクセシビリティ・ニュートリション・ラベル」を導入予定

2025年5月13日、Appleが2025年中にApp Store上で各アプリのアクセシビリティ対応状況を示す「アクセシビリティラベル」を導入する計画を発表しています。同社が提唱する「40年にわたるアクセシビリティの革新」の一環で、視覚・聴覚障害などを持つユーザーがアプリを選びやすくなることを目的としています。

デベロッパーにとっても、自社アプリのアクセシビリティ情報を明示することでユーザーベース拡大に繋がると期待されます。

■App Storeのアクセシビリティ・ニュートリション・ラベル【図】App Storeのアクセシビリティ・ニュートリション・ラベル「VoiceOver(画面読み上げ)」「Voice Control(音声操作)」「Larger Text(文字サイズの拡大)」「Sufficient Contrast(十分なコントラスト)」など、様々な機能への対応状況が可視化される。
※画像引用:Apple unveils powerful accessibility features coming later this year

SpotifyがAI DJ機能にリクエスト受付機能を追加

2025年5月13日、SpotifyがAIを活用したDJ機能にユーザーからのリクエスト受付機能を追加したことを発表しました。利用者はAI DJに対し声やテキストで好みの曲やアーティストを伝えることができ、よりパーソナライズされた選曲を楽しめます。

エンゲージメント向上と他サービスとの差別化を図るSpotifyの施策のひとつと考えられます。

■SpotifyのAI DJに対するリクエスト受付機能

また、先週の記事で紹介した「Plays」はユーザーからの懸念表明が相次ぎ、ローンチについて再度検討する事態に陥っています。

GoogleがPinterestライクなSNSをリリースか

2025年5月13日、「The Information」がGoogleが「Pinterest」ライクなSNSをリリースするのではないかと報道。Google I/O 2025での発表が予想されています。

Googleはこれまで、SNS領域を苦手としてきました。今回のプロダクトは画像やビジュアルコンテンツに焦点を当てたSNSプラットフォームになるとみられ、GoogleがSNS領域で新たな一手を打つ兆候として注目されています。

アメリカで「App Store Freedom Act(アップストア自由化)法案」が提出

2025年5月10日、「The Center Square」が「App Store Freedom Act(アップストア自由化)法案」が提出されたことを報道しています。なお、法案の提出自体は5月6日。4月30日のEpic GamesとAppleの訴訟に対する判決と同様、コンテンツ購入時の手数料徴取の禁止などが盛り込まれています。

なお、日本国内においても5月15日に、公正取引委員会がApple、Googleを対象とした「スマホ新法」の運用指針を発表。意見募集を開始しています。ビックテックからの市場開放路線の強化が明確になってきました。

プラットフォーマーに対する規制や権限縮小のニュースはすべてのアプリデベロッパーに影響するものです。ぜひ今後の動向を注視してください。

Sensor Towerがモバイルゲーム売上およびダウンロード数ランキングトップ10を発表

2025年5月15日、Sensor Towerがグローバルでのモバイルゲーム売上およびダウンロード数ランキングトップ10を発表しました。売上首位は中国発の「Honor of Kings」で、次いで「Last War:Survival」や「Candy Crush Saga」などが上位にランクインしています。

ダウンロード数ランキングの1位は「Block Blast! 」、2位、3位には「ROBLOX」「Garena Free Fire」が続いています。

■モバイルゲーム 売上ランキング(2025年4月)【図】モバイルゲーム 売上ランキング(2025年4月)※画像引用:Top 10 Worldwide Mobile Games By Revenue and Downloads in April 2025

■モバイルゲーム ダウンロードランキング(2025年4月)【図】モバイルゲーム ダウンロードランキング(2025年4月)※画像引用:Top 10 Worldwide Mobile Games By Revenue and Downloads in April 2025

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