2020.11.06

Tinderに費やす時間はInstagramの3倍以上!出会い系アプリのグロースハックを大解剖!

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出会い系の世界には少々圧倒されます。デートをするためには長々と相手を追いかけたり従来のしきたりに従ったりしなければならない、という常識にメスを入れたのですから!とてもすごいことだと思います。しかし、テクノロジー主導でなければこの状況はありえたのでしょうか?

5年前、出会い系は見向きもされませんでした。しかし、『Tinder』が登場してから出会い系に対する人々の見方が大幅に変わったのです。中には軽薄だと思う人もいますが、最近では多くの人々にとってアプリを通じての出会いは普通のことになりました。

『Tinder』、『Bumble』、『Coffee Meets Bagel』などヒットしたアプリはいくつかありましたが、他のアプリも同じように成功したかというとそうではありません。このようなシナリオの場合、成功と失敗の要因を決めるのはインターフェースではないということは明確です。

アプリマーケターにとって出会い系アプリの成長戦略は興味深いです。私たちAppViralityはアプリマーケティングのエコシステムでトレンドを探すのが大好きです。ということは読者の皆さんも同じように好きなのではと推測しました。

この話を前に進める前に、出会い系アプリがなぜ成長カテゴリーに入るのか理解しておきましょう。この記事の後半では出会い系アプリでうまくいったグロースハックと、それをどのように他のカテゴリーのアプリに適用できるか評価していきます。

この記事で分かること

出会い系アプリが成長カテゴリーに入るわけ

出会い系アプリはまさに今、わくわくするような成長を見せています。ユーザーは選択肢の多さに悩まされ、デートの各段階でカテゴリーが変わっていっているのが見られます。Flurry社のレポートによれば、ユーザーは出会い系サイトよりも出会い系アプリを好むようです。レポートでは以下のように述べられています。

出会い系アプリのユーザー数の増加率は全アプリのユーザー数の増加率よりも大きいことがわかりました。出会い系は成長カテゴリーなのです。全アプリのユーザー数が1125%増加している中、出会い系アプリのユーザー数は同じ期間で150%増加していました。出会い系サイトと出会い系アプリを直接比較すると、今や出会い系アプリのユーザーは出会い系サイトのユーザーの3分の1にもなり、前年と比較すると倍増しているのです。

ソーシャルメディア上の競合アプリと比較すると、出会い系アプリのエンゲージメントに関する統計は驚くべき数値です。ソーシャルメディアは人気のカテゴリーであり、ユーザー全員がモバイル上の財産として楽しんでいます。Huffington Postによれば、ユーザーは平均して『Instagram』に21分費やしますが、『Tinder』には77分費やしていることが分かりました。統計によってマーケターが出会い系アプリを見る目が変わったのです。このカテゴリーを支持する統計データが増えてきたことと、日々出てくる新しい出会い系アプリが成長を誇るコミュニティを支えています。

すべてが同じようでいて、全く違うアプリ

出会い系アプリの利用体験はドキドキするものから血みどろになるものまで多岐に及びます。そのため、ほとんどのアプリマーケターはユーザー体験の向上を目標にしているのです。ユーザー体験の向上は差別化要因でありながらも、アプリの出発点でもあります。

この分野での競争は非常に厳しいため、出会い系アプリを成功させ、インストール数を集めるためのグロースハックを発展させていきました。出会い系アプリのグロースハックは出会い系というコンセプト同様ユニークですが、そうなるのも当然と言えます。

出会い系アプリによって編み出されたいくつものグロース戦略のなかでも、いくつか飛び抜けて優れているものがあります。それらのグロースハックは他の分野のアプリでも適用できると確信しています。ここでは人気の出会い系アプリが競合アプリとの差別化で行ったグロースハックを見てみましょう。

グロースハック#1 意思決定のしやすさ

膨大な選択肢の中から誰かを選ぶのはとても大変です。だからこそ意思決定の簡単さが重要な役割を担います。多くのユーザーは『Tinder』よりも他のアプリのほうが良いとは言いつつも、彼らのほとんどは少なくとも右にスワイプ、左にスワイプというプラットフォームを楽しんでいるのです。

Tinderの共同創業者の一人であるSean RadはRE/Codeでこの特徴についてこう語りました。

「スワイプの素晴らしさは、コンテンツを完了に導く動きが最小限で行われるところです。」さらに
「通常はユーザーがコンテンツを見るためにブラウザや携帯電話を上下にスクロールし、ちょうどいい位置で止める必要があります。しかし『Tinder』のスワイプは、コンテンツをナビゲートする動作がそのコンテンツに対する動作の実行と合わさっているため、とてもスムーズなのです。」

スワイプでユーザーに素早い動作を促すことで、アプリに持続的なインタラクションをもたらします。情報によると、『Tinder』は1日に800万回ものスワイプを記録しています。Caliberという仕事向けのソーシャルネットワークの代表Chris Calmeynは、スワイプは情報を素早く処理するための最善な方法であるとしています。彼は「『Tinder』のスワイプはUIパターンの1つであり、それ以外の何物でもありません。」と続けました。

この機能に関する偏った見方だとは思いますが、アプリ開発者は何の工夫もせず、この機能をそのまま他のアプリにも取り入れているように思います。Eコマースアプリから仕事のネットワーキングアプリまで、左右のスワイプ機能により意思決定が容易なものとなっており、左右スワイプはしばらく続くトレンドになりそうです。

グロースハック#2 絶え間ないアプローチ方法の革新

このワンパターンな競争を考慮すると、アプリマーケターは常にユーザーが出会い系アプリを使ってくれる方法を改革し、革新し続ける必要があります。『Bumble』というアプリによるグロースハックは出会いの心理に不可欠な要素を利用しており、”誰が誰にアプローチした症候群”と呼ばれました。ほとんどの出会い系アプリでは男女どちらからでも決断をくだせます。『Tinder』を使ったことのある女性の多くは、このアプリで奢ってもらった経験があると答えています。バーチャルでのデートが意味するものは人によって異なるものというのを考慮し、『Bumble』ではプロダクトを新しく作りなおすにあたってこの原則を用いています。しかし異なるアプローチですし、ニッチな戦略です。

『Bumble』は女性から最初にアプローチをかけることで知られており、多くの女性にとって一番人気の出会い系アプリになりました。『Bumble』は左右スワイプなど『Tinder』と似たインターフェースを提供していますが、『Bumble』の革新的なポイントは女性ユーザーにとっての深刻な問題を解決するアプローチにあります。『Bumble』はアプリに期待されている柔軟性、使いやすさを損なわずに、女性主導のアプローチを通じてグロースハックをしました。

  • 常に女性側からアクションしなければいけないアプリです。新たにつながりができても、24時間以内に何も行動を起こさなければ、つながりは消えてしまいます。
  • 同性とのつながりや友人関係に関しても、ユーザーは24時間以内に何かしらのアクションをしなければ、そのつながりも消えてしまいます。
  • 24時間は短すぎると感じている方も問題ありません。毎日コネクションを一つだけ24時間延長させることができます。

2015年12月までBumbleは毎月65%以上の成長をし続け、8,000万人のユーザーがマッチングしました。

グロースハック#3 機能のアップデート

出会い系アプリ市場は混戦模様で複雑です。こういった場では機能が重要な役割を果たします。なぜならそれがアプリの定着率を改善してくれるからです。多くのアプリ開発者は機能を2つの方法で扱います。すなわち

  1. それをアプリのコア機能にすること
  2. 機能を絶えず改善すること

『Coffee Meets Bagel』の機能は今やアプリのアイデンティティになっています。 この出会い系アプリは毎日正午にユーザーに対してベーグル(マッチング)を送信します。それに対してユーザーは「いいね」をするか「パスする」するか決めるのです。

「ベーグルを正午に届ける」というこのアプリの戦略はよく考えられています。同社のウェブサイトにはこう書いてあります。「私達は毎日楽しみにしていただけるもの、あなたのランチ休憩をエキサイティングにするものを作りたかったのです。」

上記の機能はアプリのコアの部分になりますが、これだけでは十分でない場合もあります。『Tinder』のように出会い系アプリの市場に長くいるプレイヤーは、ユーザーデータを使うことによってユーザーの期待値をよく理解しているのです。『Tinder』のブログを見ると、定期的に機能開発のアップデートをしているのがすぐに分かります。

2012年に登場してから『Tinder』は様々な機能を追加してきました。スマートなプロフィールやメッセージのインターフェースの改善、GIF画像、絵文字への対応、スーパーライク、他にも様々な方法でユーザーをエンゲージメントさせています。アプリマーケターにとってのここでの要点は、プロダクトの機能を向上させることによってユーザー体験を改善する継続的な試みが必要だということです。

グロースハック#4 口コミ

私たちAppViralityは口コミマーケティングを推奨しています。このマーケティング施策にはユーザーの信頼が関係するので、ユーザーにはポジティブな影響を与えなければいけません。口コミはリーチ数、好感度、信頼といった出会い系アプリ成功の裏にある鍵となる指標に重要な役割を果たすのです。

『Tinder』の共同創業者の一人であるJustin Mateenはインタビューの中でこのように答えています。「グループ内で尊敬されるようなインフルエンサーにリーチすることを狙いました。彼らが我々のプロダクトについてポジティブな体験をしてからは自然と口コミが増え、『Tinder』は彼らの友達や友達の友達にまで広がったのです。」

別のやり方にはなりますが、『Coffee Meets Bagel』のようなアプリもプロダクトを提供する際に口コミのコンセプトを採用しています。『Coffee Meets Bagel』ではFacebook経由で ”共通の友人審査” 機能があり、口コミの延長線上のようなものとして機能しています。

まとめ

出会い系アプリは人々のつながり方に革命を起こしました。他のアプリと同じように、出会い系アプリはユーザーの忙しいスケジュールやハイペースの生活に癒しを与えているのです。上記のグロースハックは出会い系アプリのものでしたが、全カテゴリのアプリに対して簡単にカスタマイズできるグロースハックは口コミだけです。上記の出会い系アプリの成長を推進するグロースハックは他にどのようなものがあると思いますか?下のコメント欄でフィードバックをシェアしてください!

この記事は、AppViralityのブログ “Cracking The Strategy Of Dating Apps- The Growth Hacks That Worked” を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on Appvirality in English under the permission from the author.

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