健康(ヘルスケア)&フィットネスアプリをプロモーションする方法

Repro Journal編集部
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2021.01.27
健康(ヘルスケア)&フィットネスアプリをプロモーションする方法

目次

フィットネスアプリを開発したいと思っている方、あるいは人々がより健康に暮らせるようなアプリの開発を計画中の方はぜひ今回の記事を読んでください。今回はまさに健康&フィットネスアプリに効果的なプロモーション方法についてお話します。なぜ健康&フィットネスアプリに限定した話をするかというと、アプリの種類に合わせてプロモーションの方法を変える必要があるからです。

ビジネスモデル

まずはビジネスモデルを明確にしましょう。ビジネスモデルを選ぶためにはまず顧客を理解しないことには始まりません。今後の決定を左右する最も大きな要因となるのが顧客です。現在市場には健康&フィットネスアプリが有り余るほど出回っており、すでに多くのユーザーがそれらのアプリが提供する革新的なサービスを活用しています。Statistaがアメリカで最も人気を集めている健康&フィットネスアプリを発表しているので確認しておきましょう。

アプリにどれだけの価値があるのかわからないのに、潜在顧客がお金を払ってそれをダウンロードするということはあり得ません。そのため無料アプリにするというのは良い選択肢と言えるでしょう。とはいえアプリを開発し、運営するには相当な費用がかかるため、アプリから収益を得なければやっていけません。

どうすればこのジレンマを解決できるかというと、正解はフリーミアムという仕組みを使うことです。このビジネスモデルの場合、ユーザーが無料版に満足していれば、プレミアム機能にそれなりの金額を支払うことに抵抗を感じません。もうひとつ考えられるビジネスモデルとして、サブスクリプション型の課金制度を作り、会員限定コンテンツを配信するという方法もあります。ビジネスモデルについては、アプリの開発を進める前によく考えて選びましょう。

健康&フィットネスアプリのプロモーションに効果的な方法

これから紹介する戦略は、アプリの開発からプロモーション計画を練る段階のうちに検討しておくことが理想的ですが、すでにアプリをローンチしてしまった後だとしても、使える戦略はあります。プロモーションの秘訣は、ユーザーのニーズに応える施策を進めることです。ではその方法を見ていきましょう。

ソーシャルメディア:アプリに関する話題を発信、拡散する

ユーザーのニーズ① 仲間と交流したい:ソーシャルメディアの世界にはあらゆる可能性があります。このエコシステムを活用すれば、多くの効果を期待できるでしょう。まずはアプリ用のアカウントを作成してユーザーと交流し、彼らに対する理解を深めてください。その後、アプリ内にソーシャルツールを導入し、ユーザーが仲間とお互いの成果をシェアできるようにします。Stravaがいかにしてアスリート同士の交流の場となったかチェックしてみてください。

Image Source: https://www.strava.com/mobile

インフルエンサー:インフルエンサーの協力を得ることでユーザー基盤を拡大する

ユーザーのニーズ② インフルエンサーの勧めを試したい:名医や有名アスリートにアプリを気に入ってもらえると、そこから価値の高いユーザーと強固な関係性を築くことができます。病気がちな人やスポーツ好きな人は、インフルエンサーの言葉を信頼して新製品を試してみる傾向があります。そのため経験や知識の豊富な有名人にお願いしてアプリを紹介してもらえれば、多くの人がその勧めを信じて自分も試したくなるはずです。Explore Gadgetsがフォロワーに向け「Daily Yoga」というアプリの機能を紹介しています。動画があるのでどのように解説されているか見てみましょう。

Image Source: https://www.dailyyoga.com/

コンテンツマーケティング:柔軟な発想で、ユーザーに寄り添ったサービスをアピール

ユーザーのニーズ③ アプリについてもっと知りたい:オーディエンスにアプリを見せ、それがどれだけ便利か示すだけではまだ不十分です。アプリがどうやって顧客の抱える問題を解決するのか、その方法についても説明しましょう。webサイトに役立つ情報を載せる、ブログに関心を引くような記事を投稿する、YouTubeのチャンネルにチュートリアル動画をアップするなど手段は様々ですが、いずれにしてもユーザーにブランドを理解してもらえるような工夫が必要です。

さらにユーザーがアプリに満足したら、その気持ちを伝え、経験談を投稿できる場を用意しておくことも大切です。ユーザー生成コンテンツは、ユーザーそれぞれの体験をそのままの形でシェアできるので、ぜひ活用したいコンテンツです。多くのユーザーに参加してもらえるコンテンツを用意するには、ユーザー向けのコミュニティを構築する必要があります。Nikeのアプリ「Nike+Run」の事例が参考になります。

Image Source: https://www.nike.com/us/en_us/e/nrc-blog

マイクロモーメント:ベストなタイミングを見極める

ユーザーのニーズ④ 体調・体型を管理したい:アプリに対するユーザーの関心がいつ高まるかというのは見極めが難しいところですが、ユーザーが様々な機能を求めてアプリを開こうとするある瞬間があります。この瞬間をGoogleは「マイクロモーメント」と名付けました。健康アプリの場合、マイクロモーメントとなり得るのは体調が優れない時です。フィットネスアプリなら夏に備えて、または結婚式や各種式典など大きなイベントに向けてエンゲージメントが高まります。さらに週あるいは月の始めや新年を区切りとして生活習慣を変えようと決意する人も多くいます。このようなマイクロモーメントを狙ってアプリが目に触れる機会を増やすような施策を検討しましょう。カリスマトレーナー、Kayla ltsinesが自身のアプリ「Sweat With Kayla」のプロモーションにこの手法を使っています。

Image Source: https://www.pinterest.com/explore/kayla-itsines-app/

チャットボット:ユーザーと親身にやり取りする

ユーザーのニーズ⑤ しっかりとサポートして欲しい:カスタマーサポートツールの高度化が進んだ今、ユーザーは知りたい情報をすぐさま簡単に入手したいと思っています。AIアルゴリズムを搭載した対話型インターフェースのチャットボットなら、ユーザーに適切な質問を返す、ユーザーが訴える多様な症状を理解するという役割を安心して任せることができます。不調を感じているユーザーに対しては、特に細かいやり取りが重要となります。ヘルスケアの相談役となってくれるアプリ「Ada」をチェックしましょう。

Image Source: https://ada.com/

 

ゲーミフィケーション:ライバルとスコアを競い合えるゲーム性

ユーザーのニーズ⑥ チャレンジしたい:アプリが指示するアクティビティをやり遂げたらご褒美を貰えるとなれば、ユーザーはさらにアプリに夢中になります。スコアボードに自分の名前が表示されるだけでも、モチベーションは上がるはずです。アプリが教えるエクササイズを続け、毎日タスクに取り組む気になってもらえるように、ユーザーのやる気アップに繋がりそうなものは何でも取り入れましょう。このようにゲーミフィケーションという手法を使うことで、最も大きな目標であるリテンション率を増やすこともできます。「Headspace」はゲーム的な要素を組み合わせ、顧客が飽きることなく瞑想を続けられるよう工夫しています。この手法はぜひ覚えておきましょう。

Image Source: http://gamificationadviser.com/headspace-breakdown/

最後に

健康&フィットネスアプリをプロモーションする上で、今回紹介した以上の方法はありません。ユーザーのニーズに応えるアプリを提供することを心がければ徐々に成果が現れます。

この記事は、App Samurai社のブログ"How To Promote Health And Fitness Apps"を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on App Samurai in English under the permission from the author.

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