2021.02.17
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今回はネット広告でよく用いられる指標であるフィルレートについて解説します!
フィルレート(fill rate)とは、自社サービス(アプリやメディア)の広告枠の在庫に対して各種広告ソースからの広告の満稿の割合を表しています。導入するアドネットワークによっては、時期的な問題など様々な要因によりクリック単価の発生する広告が流れなくなり、広告枠に空枠が生まれることがあります。そういった意味で、利益を多く上げるためにはフィルレートがより高いアドネットワークを導入することが大切です。
アプリや自社メディアに広告枠を持っている事業者にとって、空枠をどれだけ減らせるかということは非常に重要な課題であり、その対処策としてアドネットワークの導入が行われることは非常に多いです。そこで、導入するアドネットワークを比較する指標の1つとして挙げられるのがフィルレートになります。
フィルレートを把握することで、本当に収益につながるアドネットワークはどれなのか考えることができます。フィルレートが低いアドネットワークを選定してしまうと広告が表示されない期間が長くなり、その間は収益が上がらないため大きな機会損失になってしまうのです。
フィルレートは収益になる広告表示のリクエスト数に対して実際に表示された広告数で算出されます。フィルレートが100%に近いほど、空枠が出にくく良いアドネットワークと言えます。
Fill Rate = Number of Ads delivered ÷ Number of Ad requests
例えば、下図のようにCTRが同じアドネットワークを提供しているA社とB社があるとします。CPCだけを見るとCPC単価が高いA社の方が多く収益が望めると思われますが、フィルレートを見てみるとA社が60%、B社が90%であり、A社に出稿してもアプリ事業者の収益としてカウントされる広告表示は6割程度であることがわかります。この数字をみることで、B社の方が収益額は大きくなる可能性が高いと予想することができます。
アドネットワーク | CTR | CPC | フィルレート |
A社 | 10% | 30円 | 60% |
B社 | 10% | 28円 | 90% |
このようにアドネットワークを比較する際は、自社の広告在庫枠を把握した上で、CTRやCPCなどの指標に加えてフィルレートも確認することが大切です。
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