「カゴ落ち」を最小化する5つの方法!

Repro Journal編集部
Repro Journal編集部
2021.01.27
「カゴ落ち」を最小化する5つの方法!

目次

Econsultancy社が実施した最近の研究で、オンラインショッピングのカゴ落ち率((カゴ落ち:一旦商品をカートに入れたのに、結局買わないこと))は約76.6%であることが判明しました。これはかなり高い数字ですし、オンラインビジネスをする企業にとって収入の機会の損失であるとされ、BI Intelligence社によればその規模は年間4兆ドルになります。これが由々しきことであると強く思われる理由は、その63%にあたる相当な部分が改善可能であると考えられているからです。

カートの放棄の主な原因を適正に認識しているにもかかわらず、現在でも多くのEコマース企業がそれを回避する機会を逸しています。チェックアウトを最適化し、カートの放棄に共通する主な要因を取り除くことを可能にする5つの方法を以下に紹介します。

【1】最終価格を明瞭にする

利用者がオンライン購入を放棄する際に最もよく挙げられる要因が、当初広告にあった価格よりも最終価格がかなり高くなっているということです。これは税、手数料または配送料によるものでしょう。これらの費用をサイトに記載している価格に含めることで、チェックアウトページに到達した時点で購入者がためらうケースを大いに減らすことができます。

【2】 顧客が希望する支払方法をカバーする

自分が希望する支払方法がないことが理由で、多くの利用者は購入を断念することがあります。この落とし穴を回避するため、クレジットカード以外に、PayPal等の様々なサードパーティーを利用できるようにしましょう。

これは海外の顧客をもつ企業の場合、特に重要です。多くの国、特にクレジットカードを所有することが難しい国ではクレジットカードは最も普及した支払方法ではありません。また、必ず、現地の通貨で価格をカートに表示し支払をできるようにして下さい。これにより最終価格がいくらになるかが明確になり、購入者の不安を軽減することができます。

【3】チェックアウトのプロセスを短く、スムーズにする

Webcredibleの調査によれば、回答者の10%がチェックアウトまでのプロセスの時間の長さが原因で買い物を中止しています。顧客についてできる限り情報を得たい、または、彼らにアカウント登録してもらいたいと考えることは理解できますが、チェックアウトまでが長くなるほど、販売の可能性を失ってしまうのです。

フォームは可能な限り短くシンプルにすることが求められます。モバイルを使用した利用者への対応も必要であり、フォームの入力チェックならびに進行状況のインジケーターも表示され、利用者のプロセス完了の補助となっているのです。顧客にプロフィール情報のあるアカウントを作ってもらいたい場合は、購入前ではなく事後にその選択肢を提示しましょう。

【4】信頼を強化する

オンライン事業はそのサイトのエクスペリエンス全体、つまり、ブランディングや心理に訴える誘導から、セキュリティロゴ、プライバシーポリシーならびにテスティモニアルまでを通して常に信頼を構築しなければなりません。チェックアウトの段階でこれらの信頼を強化することがきわめて重要です。カートのデザインがウェブサイトの他の要素と調和がとれていること、購入しようとしている商品、すべての価格及び手数料、プライバシーポリシー、利用可能な保証等、ならびに、セキュリティバッジが分かりやすく表示されていることを確認して下さい。

【5】販売機会を逃さない

購入を完了しない利用者について諦めないで下さい。彼らが再びそのサイトを訪れる時のために彼らのカートを保存して下さい。あなたのサイトや彼らの放棄したカートを再び訪れてもらえるように、アドレスを把握していればEメールを送信し、また、再び彼らをターゲットにして自社の製品の価値を高めるような広告またはサービス提案を行いましょう。

この記事は、Revenue Wireのブログ ”5 Ways to Minimize Cart Abandonment” を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on Revenue Wire in English under the permission from the company.

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