アプリを最大限にグロースさせるための8つの秘訣

Repro Journal編集部
Repro Journal編集部
2020.12.15
アプリを最大限にグロースさせるための8つの秘訣

目次

App Storeには何百万ものアプリがありますが、そのうち安定してDL数を獲得し、リテンションを維持しているのはたった数千のアプリのみです。

モバイル業界が成長する一方で、アプリ事業者がアプリを成長させ、リテンション率を維持することはますます難しくなってきています。マーケットの競争率は非常に高く飽和状態にあり、多くの人が本当に必要なアプリしか使わない状況になっているのです。

「Quettra」によると、アプリがDLされてから平均3日以内にユーザーの77%が離脱し、30日以内には90%、90日以内には95%ものユーザーが離脱していることがわかっています。

このような状況下では、App Storeで一定のDL数とリテンション率を維持しているアプリが数千しかないとしても不思議ではありません。では、このように競争率が非常に高いモバイル業界で、アプリを最大限にグロースさせるためにはどうすればいいのでしょうか?

その答えを探るため、世界でアプリのDLを累計6,500万回実現させたDeny Zhadanov氏、とJoyce Solano氏に話を聞きました。この記事では、彼らによるアプリをグロースさせるノウハウをご紹介していきます。

メールマーケティングを活用してユーザーの再エンゲージを図る

新しいマーケティングチャネルが利用可能になった一方で、多くのマーケターが、最も基礎的なマーケティングツールであるメールを見過ごしてしまいがちです。Zhadanov氏によると、メールマーケティングは、一度離脱したユーザーに再びアプリに戻ってきてもらえるよう促すのに適しているため、特にユーザーの再エンゲージメントに活用します。

ユーザーのフィードバックを大量に集める

多くのアプリ事業者が、十分なテストとフィードバックを得ないままアプリをリリースしています。限られた時間の中でアプリをリリースしなくてはならないとしても、必ずリリースまでにフィードバックをもらうようにしてください。常に友だちや家族、潜在的なユーザーからのフィードバックを集め、アプリがさらに使いやすく、より多くのユーザーに満足してもらえるものになるように、改良していきましょう。

ユーザーからのフィードバックと、データからのフィードバックを組み合わせることもとても重要です。どちらも考慮することで、個人的な意見に偏ることなく、全てのユーザーに満足してもらえるバランスのとれたアプリに仕上げることができます。

シェアするオプションを導入してアプリを広める

低予算でアプリを運営している方に特に有効的なのが、できるだけ多くのプラットフォームで共有してもらうオプションをアプリ内に作る、ということです。

人は無意識のうちに自分の成果や行動をシェアしたくなる傾向があります。これを活かしてうまく共有を促すことができれば、1円も払うことなく莫大なオーガニックトラフィックを生み出すことができます。

これは、大半のアプリ事業者が見落としがちなポイントの一つです。できるだけ簡単に、ユーザーがアプリのグロースに貢献してくれるような仕組みづくりを忘れないようにしましょう。

早くにA/Bテストを行いデータに基づいて意思決定を下す

Solano氏は、多くのアプリ事業者のA/Bテストを行うタイミングが遅すぎるという点を指摘しました。できるだけ早く情報を得るためにも、すぐにテストを実施する必要があります。どれだけ早く改善点を見つけ、意思決定を下せるのかにアプリの成功がかかっているといっても過言ではないでしょう。

自分のアプリを見直し、さらに良いものにするためにテストの実施は必要不可欠です。テストをできるだけ多く実施することは、アプリの最適化のとても重要な一要素なのです。

オンボーディングを考え直してみる

競争率が激しいアプリ業界の中で、オンボーディングは非常に大切です。もし高いリテンション率を獲得したいのであれば、ユーザーがアプリをDLした直後に、アプリが使う価値のあるものであると実感してもらう必要があります。Solano氏はユーザーオンボーディングを、リテンション率の向上に大きく影響するものとして重要視しています。

もしアプリが膨大なトラフィックを獲得できていたとしても、オンボーディングがうまくできていなければ、結果的にユーザーはアプリを利用し続けてくれなくなり、新規ユーザーの獲得のために費やした時間が無駄になってしまいます。リテンション率を上げたいのであれば、オンボーディングでアプリの魅力を最大限に伝える必要があるのです。

データをすぐに活用し全体的な決定を下す

ファネル内ですべてのデータを計測することも大切ですが、そのデータをアプリの最適化に活用することも重要です。いくら多くのデータを計測していても、そのデータをアプリの改善に積極的に活用しなければ、データは役に立ちません。データを分析することで、アプリをどのように改善したら良いか、また、どんな機能を追加するべきかを決めるガイドラインになるのです。

プッシュ通知のタイミングを見直し絵文字を使う

ある調査によると63%のプッシュ通知が、ユーザーに見てもらう可能性が低い時間に送信されていることがわかっています。プッシュ通知はユーザーの再エンゲージメントに非常に有効ですが、そのためには正しいタイミングに送信することが重要です。アプリをユーザーがどのように利用しているのかを考慮した上で、送った通知をより多くのユーザーに見てもらえるようなタイミングを考えましょう。さらに、プッシュ通知に絵文字を使うと、エンゲージが9%向上することもわかっています。

マーケティングではなく、アプリに集中する

アプリが本当に良いもので、ユーザーの生活をより良いものにすることができていれば、リテンション率は維持され、ユーザーは自然と継続的にアプリを使い続けてくれます。まずは、良いアプリを作ることに集中してください。アプリは、カスタマーベースを構築し、維持するための基盤です。基盤が強くなければその上に構築するものは全て崩れてしまいます。 アプリが素晴らしいものであれば、ユーザーは必要としてくれるのです。

この記事は、Entrepreneur社のブログ"8 Secrets to Growth and Retention for Your App "を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on Entrepreneur in English under the permission from the author.

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