2020.12.15
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どのマネタイズ方法を選択するかというのは、アプリを作る前に決めなければならないことのうちの一つです。選択する際は、どういったビジネスモデル、ユーザーベースなのか、そしてあなたが既に作ったアプリを考慮しましょう。
アプリストアで利用可能なアプリの大部分は無料です。これがかつても当たり前だったというわけではないのですが、今有料アプリをリリースするのは間違いなく流行に反しています。代わりになるような無料アプリがあるのに、ユーザーはお金を払ってまで有料のアプリを購入するでしょうか?
もしあなたが無料アプリを作るのなら、より多くのインストール数を獲得できるでしょう。幸い、有料アプリよりも収益を上げるようなマネタイズ方法はいくつかあります。
当記事では、よくあるマネタイズ方法のメリットとデメリットをあげつつ、どれがあなたやあなたの顧客にとって良いかをご紹介します。その前にまず、あなたが選んだマネタイズ方法とあなたのアプリの成功には相関関係があることを理解しておいてください。
以下がモバイルアプリによく使われるマネタイズ方法です。
これは、消費者がダウンロードするのも使うのも無料のアプリです。この戦略には、ユーザーが使用前に支払いを求められる追加機能があります。なぜこのモデルのアプリが多いかというと、フリーミアムモデルには柔軟性があるからです。どんなアプリにも対応することができます。
このモデルのメリットは、ユーザーに課金させる前にアプリ自体を試す機会を与えられることです。多くの場合、ユーザーがアプリを使用し、その価値を見出した時に、彼らは喜んで追加機能に課金しています。このモデルは無料アプリを通して、ユーザーベースを拡大する機会をあなたにもたらすでしょう。
デメリットとしては、あなたのアプリの無料機能が受け入れてもらえなかった場合、ユーザーを失うということです。喜んでアプリに課金するユーザーなどほとんどいないことを考慮すると、無料で彼らを楽しませるような機能を充分据え置かなければならないのは明白です。
つまり他の機能にお金を払う意味を持たせなければならないということです。このちょうど良いバランスというのがそんなに簡単なことではありません。無料機能を与えすぎてしまうと、結果として問題が出てきます。この場合、ユーザーは快適すぎてアップグレードしなくなるのです。そのため、無料機能の数を決めるときは慎重にならなければなりません。
まとめるとアプリに(ゲームのような)段階があるときや、アクティブユーザーが喜んで課金するような追加機能を提供できているときがこのモデルの成功例です。
このモデルは、ユーザーベースからお金をもらわずにマネタイズすることができるため、とてもメジャーになってきています。アプリ内広告の場合、アプリ自体は無料でダウンロード可能です。ユーザーベースを作り、その後企業があなたに広告費を支払います。
これをしっかりとできるなら、とても良い選択です。もし広告があなたのアプリに関連のあるもので、かつユーザーにとってパーソナライズされたものだったとき、アプリを使うに際して広告など気にしないでしょう。しかしながら、アプリ内広告は1ユーザーあたりの収益が少ないので、ユーザーベースが巨大でなければなりません。
逆に自分のアプリがそんなにヒットしないと思うなら、代わりの戦略を選んだほうがいいでしょう。つまりフリーミアムモデルやアプリ内課金を取り入れる機会がなく、元の機能だけでヒットすると思うなら、このモデルは最高な戦略になるということです。パーソナライズした広告を提供するようなデータ処理装置が組み込まれているとき、アプリ内広告は力を最大限に発揮します。
企業にスポンサーになってもらうことです。このモデルの実現は一番難しいですが、それでもこのモデルがすべてのマネタイズ方法の中で最も効果的な方法になります。
このモデルには明確なメリットがあり、それはユーザー体験の妨害を最小限にすることです。全ての人が得をします。あなたはスポンサーからお金をもらい、彼らは潜在顧客に名前を売ることができ、ユーザーは広告の少ないアプリを無料でダウンロードできるのです。
このモデルの難しいところは、企業にスポンサー契約を結ぶ能力があるかということです。あなたのアプリは新しく、大きなユーザーベースを持っていないのではないでしょうか?その場合、スポンサー契約を結ぶのは難しいでしょう。あなたのアプリは便利でスポンサーに利益をもたらすということを彼らに信じさせるには、強いブランド力と洗練されたアプリのユーザーのデータが必要です。
アプリ内で現物もしくは仮想の物を購入する選択肢をユーザーに与えます。これはゲームに限った話ではありません。多くのアプリでは追加機能をユーザーが購入できるようになっています。全てのアプリで、追加機能やツールを提供することができ、より優れた機能やツールを使えるようになるのでしょう。
このモデルの最も大きなメリットは、アプリが失敗した時のリスクが最小限であることです。それに対し、このモデルを使用するとアプリストアが課金の収益の30%を回収し、アプリをダウンロードするのを嫌がるユーザーもいるというのがデメリットです。
このモデルも無料でアプリを提供しますが、ユーザーがより楽しむための有料コンテンツを含んでいます。この種のアプリの収益源は、ユーザーの有料コンテンツへの課金です。常に収益が入ってくるシステムがこのモデルの魅力です。
ユーザーに常に新鮮で質の高いコンテンツを提供するために、油断は禁物です。ユーザーを失ってしまうリスクもあるのです。
このモデルでは、忠実なアクティブユーザーを抱えることができますが、それはあなたが質の高いコンテンツを提供している結果です。このモデルで難しいのは、全てのアプリにうまく適合するわけではないところです。付け加えると、ユーザーはこのサービスに支払い続けることを約束する必要が出てきます。全てのユーザーが喜んでそうするかというとそうではないのです。
もしこの戦略でいくつもりなら、初回無料キャンペーンもしくはお試し価格を準備しておくべきです。どのコンテンツを無料で提供し、他は有料で提供するのか、その線引きは慎重に行ってください。その決断があなたのアプリの成功への長い道のりのスタートとなるのです。
あなたのアプリにおける最も良いマネタイズ方法は、アプリ事業だけでなくその機能やユーザーベースにも適合するものなのです。これらのモデルは異なっても、互いに排他的ではありません。
もしあなたがアプリの中で複数のモデルを使えるのなら、やってみてうまくいくか試してください。実際多くのアプリは、どのモデルがユーザーに合っているのか見つけるために、定期的に複数のモデルを使っています。
画像引用 :
“Business man pointing the text: How Your App Can Turn a Profit? / Shutterstock.com”
この記事は、 Tweak Your Bizの記事 “ How to Choose the Right Monetization Strategy for Your Mobile App“ を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on Tweak Your Biz in English under the permission from the author.
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