はじめに
今回はFacebook(以後、FB)広告の種類と目的についてお話ししていきます。FB広告では広告主の目的を達成するために細かく広告の種類が分けられています。目的に沿った広告を配信できるよう、ここでしっかりと種類を把握しておきましょう。
Facebook広告の利用目的と広告の種類
FB広告は広告を作成する最初の手順でFB広告の利用目的を選択する仕様になっています。そこで選択した目的に沿った種類の広告を作成することで最適な運用が可能となります。
(Facebook広告のキャンペーンの目的選択画面。ここでFacebook広告の利用の目的に沿った広告の種類を選択する。)
「広告を作成」ボタンを押すと、上のような画面に遷移します。3つの大きな目的の区分があり、その下でさらに細かく広告が14種類に分かれています。この中から最適なものを選択してください。
認知度向上を目的とした広告
自社サービスや店舗などの認知度向上を目的にしたFB広告には下記4つの種類があります。
投稿を宣伝
FBページの投稿の表示数を伸ばす広告です。「いいね!」を押してもらうなどして投稿を拡散するのに向いています。
FBページを宣伝
FBページを広告として宣伝して「いいね!」やシェアを増やす広告です。FBページを拡散し、ユーザーからの認知度を高めるのに向いています。
近隣エリアへのリーチ
近隣エリア広告では店舗周辺のエリアにいる人に広告を配信できます。FB広告によって店舗のことを思い出してもらう、または知ってもらって集客するのに効果的な手段です。
ブランドの認知度をアップ
これは宣伝対象のブランドに反応しやすい人をFBが判断し、適切なターゲット層にリーチしながらブランドの認知度を向上させることを目的として配信される広告です。
検討機会を与えることを目的とした広告
広告から自社サービスの新規見込み顧客創出を目的としたFB広告には下記5種類あります。アプリインストール広告もこの中に含まれます。
ウェブサイトへのアクセス数を増やす
FB広告上に外部リンクを載せ、サービスの宣伝をしながらホームページやランディングページに直接誘導することが出来る広告です。
アプリのインストール数を増やす
GooglePlayやAppStoreでアプリをリリースしていた場合に、アプリのインストール数を増やす広告です。ストアへのリンクを広告に載せることでストアに直接誘導します。
イベントの参加者を増やす
FB上のイベントページへのアクセス数を増やし、参加者を増やすことを目的とした広告です。会社で行うセミナーやイベントの集客などに効果的です。
動画の再生数を増やす
FBに投稿した動画の再生回数を増やすために、動画の宣伝を行う広告です。
ビジネスのリードを獲得
リード獲得広告をクリックすると、FBに登録している名前やメールアドレスなどの情報が任意でフォームの該当欄に入力されます。必要な情報がすべてFBに登録済みである場合は、フォームを開くための1回と情報を送信するための1回、つまり最短2回タップするだけで手続きを完了させることができます。
コンバージョンを増やすことを目的とした広告
広告を見た人に何かしらのアクションをとってもらうことを目的としたFB広告で、下記5種類あります。アプリエンゲージメント広告もこのなかに含まれ、課金の促進などに利用されます。
webサイトでのコンバージョンを増やす
webサイトでの特定のコンバージョンを増加することを目的とした広告です。コンバージョンピクセルを設定し、結果を計測ことで広告の最適化を図ることが出来ます。
アプリのエンゲージメントを増やす
アプリ内の特定の場所に利用者を誘導して、アプリのエンゲージメントとコンバージョンを促進する広告です。実行してほしいアクションに応じて「アプリを利用」、「購入する」など様々なコールトゥアクションボタンを選択できます。
クーポンの取得を増やす
FBを使ってクーポン券を拡散することができる広告です。FBページの「いいね!」が50を超えると利用できるようになります。問い合わせ件数の増加や来店数の増加などが期待できます。
製品カタログを宣伝
製品カタログの情報を表示させ、宣伝するための広告です。製品カタログとは、FBで宣伝したい製品をリストにしたものです。製品ごとに、広告を生成するのに使う詳細情報(製品ID、名称、説明、リンク先ページURL、画像URL、在庫数など)を記述します。
来店数を増やす
チェーン店舗展開や複数店舗がある場合に各店舗の近隣エリアにいるユーザーに広告を表示することが可能です。
まとめ
広告の効果を最大化し、目的を達成するためには正しく広告の種類を選択しなければなりません。各広告の特徴や違いについて正しく理解して適切なターゲットに適切な広告を配信しましょう。