2020.06.01
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有効性に差はあるものの、異なる世代間におけるモバイルトレンドについての情報は沢山あります。このモバイルトレンドとは、商品の検索から選択、勤務日の様子まで様々な意味合いを持ちます。
まずはじめに、働いてお金を稼ぎ、テクノロジーに関わっている現在の世代を定義づけるのが良いでしょう。どの研究を引用するかによって世代(誕生年)の厳密な年齢層は微妙に変わってきますが、基本的には以下でカテゴライズされます。
見ての通り、たくさんのカテゴリーがあります。ベビーブーム世代が1990年代後半には Palm Pilot ((1997年に開発された手のひらサイズのPDA. スケジュールや住所録、備忘録、メモ帳と計算機を備えた。))や Blackberry((1999年に開発されたスマートフォン。キーボードがついていて、電子メールを送ることができた。))を持っていたかもしれないのに、彼らが人生でモバイルテクノロジーに関わり始めたのはZ世代より遅いです。Z世代が小学5年生の時に、iPhoneの第1世代が誕生しています。
一番若いZ世代から順に、世代をたどっていきましょう。
Fluent’s annual surveyによると、Z世代のデモにおいて最も使われている5つのカテゴリーは
となっており、逆に最も使われていないものは
となっています。Z世代にはまだ経済力がないという事実を考慮すれば上記のことは理解できるでしょう。しかし彼らの場合、音楽から友人関係までスマホが携わっているため、彼らが経済的に自立した時には間違いなくスマホに課金をするでしょう。
Forrester社の調査によると1週間で、Z世代の40%、Y世代の49%、X世代の26%、ベビーブーム後期世代の11%、ベビーブーム前期世代の7%、そして黄金世代の4%が商品を購入しています。(この場合、黄金世代は上でいうサイレント世代、Y世代はミレニアル世代を指します。)
この数値は、ミレニアル世代が最も多くスマホからの購入率が高く、Z世代がそれに次ぐことを示しています。これは小売業者にとって何を意味しているのでしょうか。
準備しましょう。今すぐモバイル事業に投資しないと、消費者がアプリを通して購入するという、もうじき来る時代の波に乗り遅れる危険性があります。
SMSには未だ、モバイルマーケティングにおける多くの可能性があります。ほとんどの調査結果で、90%以上のテキストメッセージは読まれ、かつそれが3分以内に読まれることが分かっています。それはマーケターにとっていわば金鉱なのにもかかわらず、多くの企業はモバイルマーケティングを未だに熟知していません。AdWeekの調査によると、SMSとOTT((「Over the top」の略称で、インターネット回線を通じて動画や音声を提供する、通信事業者以外の企業))のメッセージにおける異なる世代のセグメントを比較することができます。
画像上記の統計はおそらくあなたが想像していた通りでしょう。年齢が上がるとともにSMS利用率は上がり、『Snapchat』 や 『WhatsApp』 は下がっています。この表での35-44歳の枠と45-54歳の枠を組み合わせたのがX世代です。彼らは誰よりもテキストを使い、X世代の中でも若い人々は他のどのコホートよりもFacebook Messengerを使います。
上の Forrester社 の研究がミレニアル世代のモバイル購買力を示す一方で、X世代における研究はベビーブーム世代のいくつかのセグメントよりも高い収益を示しています。X世代に対するモバイルマーケティングでは、これらの利用統計ごとに、SMSとメッセージアプリを混在させる必要があるのです。
ミレニアル世代の10人中約8.5人はスマートフォンを持っており、この数字はZ世代によってさらに上がる可能性があります。これはかなり大規模な拡大であり、すべてのブランドがモバイルで競合する必要があるということです。
ベビーブーム世代とサイレント世代(もしくは黄金世代)はスマートフォンをあまり持っていませんが、、、
ベビーブーム世代は最も稼ぎの多い世代のため、彼らとテクノロジー及びモバイルとの関係を理解することはマーケターにとって極めて重要です。興味深い心理的コンテクストがあります。一般的に、ベビーブーム世代はミレニアル世代や若者に対し、「携帯電話を常に握りしめている」と言いますが、彼らはテクノロジーを少し違った観点から見ています。ベビーブーム世代のうち82%はモバイル端末と個人の自由を直結させて考えているのです。
若い世代は自由というよりあくまでツールだと捉えている傾向があります。
これはベビーブーム世代がモバイルを直接会話する(SMSや電話)ために使い、上にあるようなアプリに時間を使わないことに起因します。つまりモバイルマーケティングにおける文脈では、ベビーブーム世代のモバイルトレンドはより直接的なものであるため、新しく刺激的なアプリで彼らを魅了しようすることはそれほど重要ではないのです。
もしくは、ベビーブーム世代の人々にアプリをマーケティングしようとしているなら、価値の提案に集中してください。どのようにこれが彼らの生活に役立つのか、彼らの他者とのコミュニケーションを向上させることができるのか、タスクを容易にする手助けとなるのか、考えてみましょう。
確かにベビーブーム世代の人々は若者よりスマホを持っていませんが、それは彼らがモバイルマーケティングの対象外というわけでは決してありません。
世代別のモバイル利用の話題について、2015年の暮れにリリースされたPewの報告があります。スマホの持ち主の一週間の生活に関する調査は、いかにモバイルが彼らの生活に浸透しているか示すものでした。
2016年の4月に Survey Sampling International は国際的な調査をし、ベビーブーム世代とミレニアル世代の間にみられるモバイル利用方法の決定的な違いを見つけました。例えば、ミレニアル世代の71%はスマートフォンでニュースを読み、ベビーブーム世代の41%が同じことをします。一番僅差だったものはレストランを選ぶときにスマホを使う場合でその差は25%でした。具体的には、ミレニアル世代の半分がこの目的で使うのに対し、ベビーブーム世代は4分の1でした。
グローバルリサーチコンサルタントのKantar TNSはミレニアル世代が1日約3.1時間をスマホに使うことを発見しました。これは1週間に置き換えると丸1日です。対照的に、ベビーブーム世代は1日約1.2時間スマホを利用します。しかし彼らの場合TVや新聞、ラジオに4.3時間費やしています。この統計から、今後5年以上のマーケティングシフトを作ることができてしまいます。
ほとんどの議論を裏付ける、モバイルトレンドに関する数値はたくさんあります。異なる世代がそれぞれ携帯電話をどのように利用しているかについて、そこまで数は多くはないですが、研究やインフォグラフィックがあります。全部を真に受けるのではなく、的外れにならないように信頼できるデータだけを使ってください。モバイルの利用は世代によって異なる可能性はありますが、モバイルが私たちの生活において重要な役割を果たしているという根本的なテーマは事実です。
この記事は、Localytics上の記事" How Our Generation Impacts Our Mobile Use"を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on Localytics in English under the permission from the author.
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