モバイルアプリのDL数をあげるための5つの方法

Repro Journal編集部
Repro Journal編集部
2020.12.15
モバイルアプリのDL数をあげるための5つの方法

目次

『App Annie』の年次報告書によると、2017年のアプリの総DL数は1,750億を超えたそうです。 これは、2015年と比較するとなんと2年間で60%も増加しています。 DL数に伴い、アプリの数も増え続けているなかで、自社のアプリが「最も多くDL数を獲得したアプリ」といわれるようになるにはどうすればよいでしょうか?

アプリ業界には多くの競合が存在していますが、最下位からトップ10への移行は決して不可能なことではありません。そのためには、アプリに関心がある人をターゲットとし、インストール数を上昇させる必要があります。

今回は、プレスリリースとブロガーを巻き込み、モバイルアプリのDL数上昇に役立つ5つの方法をご紹介します。

ヒント #1:魅力的なプレスリリースを作成する

ターゲットへの接触を開始する前に、マーケティングチームはブロガー、プレスリリース、インフルエンサーと共有するすべてのコンテンツを事前に準備しておきましょう。アプリの説明や対象となる人、技術的な問題が発生した際の解決方法をプレスリリースに含めることで、人々の興味関心を引きつけることができます。

また、モバイルアプリのDL数上昇に関するプレスリリースには、CEOなどの言葉を引用し、ニュースとして利用価値のある記事を掲載にしましょう。

アプリで何ができるのか、その詳細をユーザーにしっかりと伝えているプレスリリースの良い例が『Good&Co』のものです。この企業は個人向けの評価テストを提供しており、働く人が自身の職業適性を調べられるアプリを運営しています。実際に、このアプリのプレスリリースを見てみてください。

プレスリリースでは、従業員に向けた評価テストのメリットを具体的に説明しており、関連機能を列挙しているほか、プレス各所の連絡先も含めています。様々な説明の中でも、このプレスリリースの中で特に際立っているのは、Webのデータ版アプリからモバイルアプリ完成までの過程を詳細に述べている箇所です。100,000人以上のユーザーから始まり、現在の立ち上げに対して投資金は160万ドルだったことを明示しています。

現在の『Good&Co』は、Google Playストアで100万DLを記録し、アプリの評価は星4.4です。プレスリリース自体が顧客全ての関心を集めたわけではないかもしれませんが、最初のきっかけになったのは間違いありません。

ヒント #2:プレスの連絡先リストを作成する

モバイルアプリのDL数上昇において、プレスやブロガー、インフルエンサーに接触することは、長期的な時間を必要とします。そのため、マーケティングチームにとって連絡先リストの作成は必要不可欠です。このリストには次のようなものを含めましょう。

  • プレス担当者の住所
  • プレスのターゲットオーディエンス
  • プレスが報道する分野
  • プレスはアプリにおいてどのような役割を果たしているのか

また、プロジェクト管理ツールを用いれば、チームは「接触予定の担当者の追跡」「当事者同士のコミュニケーション回数のカウント」「次のステップに向けた記録」を簡単に行うことができ、その結果、プレス担当者への接触がより簡単になります。

アプリ『Infuse』の生みの親である、James Abler氏はモバイルアプリのDL数上昇のためにリストを用いていました。彼はニュースレターをブロガーたちに送り、彼らがアプリの記事を書く際に必要な情報をたくさん提供していました。 この連絡先リストによるアプローチの結果、『Infuse』はApp Storeにおいてしばらくの間エンターテイメントアプリとして1位を記録したのです。

ヒント #3: 優先順位上位の連絡先には直接接触する

マーケティングチームに大手メディアと繋がりがある人はいますか?いるならば、必ず優先順位と接触手段を決めてから連絡先リストを使用しましょう。

これによりマーケターはレターやプレスリリースのカスタマイズが楽になると同時に、メディアはアプリの情報を報道すべき理由を見つけやすくなるため、結果としてモバイルアプリのDL数上昇が向上します。

CEOによる個別メールやアプリのデモンストレーションは非常に効果的です。メール送付は難しい場合もありますが、CEOにオープンレター(公開状)を書いてもらうことで、顧客に信用を与えることもできます。このDL数上昇の良い例は、『LoMoStar 2.0.』のCEOであるXiong Lijian氏です。

彼はアプリ『LoMoStar』の公開に先駆けて、medium.comにオープンレターを掲載しました。アプリ公開に関するスケジュールを含め、競合アプリとの違いを強調しました。モバイルアプリのプロモーション戦略において、これはプレスと共有する大切な情報になります。

ヒント #4: 『Twitter』『Facebook』『LinkedIn』で重要インフルエンサーを探す

『collectivebias.com』によれば、消費者の30%は芸能人ではない一般の人のオススメによって影響を受けるとされています。モバイルアプリのプロモーション戦略として堅実な方法は、ソーシャルメディアのインフルエンサーに接触することです。彼らは人気のブログ記事を投稿しているかもしれませんし、アプリを必要としているグループの人たちにニュースレターを届けてくれるかもしれません。

そのような人たちを探すにはソーシャルメディアを利用するのが手っ取り早いでしょう。丁寧にメールを書き、プレスリリースを含めて、彼らにコンタクトを取りましょう。

有料アプリであれば招待コードを送り、無料DLによってアプリのレビューを書いてもらう方法でも十分評判を広めることができます。

『Girl Scouts』という団体からアプリのDL数を増やす秘訣を学びましょう。この団体は、Twitterをアプリに連動させたことで、ユーザーが自分から最も近いGirl Scoutsの位置を発見しやすくなり、約2万DLもDL数が増加しました。これは、ソーシャルメディアにアプリのリンクを掲載することがいかに大切かを示す事例です。

ヒント #5: 役立つ情報を発信するブログを開始する

記事にアプリのリンクを貼ることで、記事を見た人にアプリストアを見てもらうことができます。その際、ライターは記事内で過剰な宣伝を行わないように注意してください。マーケターの方は、製品ツールやビジネス、普段の生活における秘訣を扱うコンテンツを提示し、その解決策としてアプリを紹介しましょう。

自社アプリをあまり強調したくない企業は、ライターの経歴欄などにアプリのリンクを入れるだけでも良いでしょう。アプリのDL数が上昇すると同時に、ライターの評判も築かれていくことでしょう。

「Learning Gems』のプロジェクトマネージャーであるRobert Gleason氏は、『Corona labs』に「モバイルアプリのブランドを構築する3つの秘訣」という内容で寄稿を提供しました。結果として、この活動はモバイルアプリのDL数上昇に貢献しただけでなく、Gleason氏自身のエキスパートとしての地位を確立させました。

最後に

アプリ事業者は満を持してアプリをリリースしたとしても、それで終わりではなく、今度はモバイルアプリのDL数上昇を目指してマーケティングを行わなければいけません。 常に基礎にかえり、ターゲットオーディエンスに対してどのように自社アプリが届くかを考えることが大切です。

マーケティングチームは、モバイアプリのDL数上昇のために記者やブロガー、ソーシャルメディアのインフルエンサーなどを探すことに注力しなければなりません。また、この取り組みによって、バイラルマーケティングの能力が高まります。モバイルアプリに関するブログや記事が書かれるほど、取り上げられる機会が増え、アプリへの被リンクを獲得できるようになります。

しかし、プロダクトページへの流入数が増えても、アプリストアのプロダクトページが分かりづらければ、DLしてもらえません。モバイルアプリのDL数上昇は、ASOなど他のマーケティング手法と同時に進めることでより効果的になるといえるでしょう。

この記事は、SplitMetrics社のブログ"Getting the Word Out- 5 Ways to Increase Mobile App Promotion"を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on SplitMetrics in English under the permission from the author.

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