2021.03.25

Google AdWordsは、Google の検索結果に対してキーワードを指定して広告を出せるリスティング広告をはじめとした、オンライン広告プログラムです。特に秘密にされているメニューではなく、Google Play ストアでモバイルアプリのプロモーションができるメニューもありますが、利用しているデベロッパーはまだ少数です。
今回はGoogle検索、YouTube、Google ディスプレイ ネットワーク、そしてGoogle Play ストアでアプリのプロモーションが可能になる、Google AdWordsの3種類のキャンペーンをご紹介します。
Google AdWordsはアプリをプロモーションできる様々な種類の広告キャンペーンを提供しています。この記事で紹介するモバイルアプリの広告キャンペーンを開始するには、Google AdWordsのアカウントを作成する必要があります。
ユニバーサルアプリキャンペーンでは、Googleの広告ネットワークのすべてにアプリ広告を表示することができます。それによりリーチを最大化し、アプリのインストール数を増加させることができます。このキャンペーンタイプの広告の最大の利点は、ひとつのキャンペーンを始めるだけで、簡単に様々なネットワークでアプリをプロモーションできることです。ユニバーサルアプリキャンペーンの広告はGoogle Play、Google検索、YouTubeのアプリ及びモバイルサイト、Google ディスプレイ ネットワークで表示されます。
AdWordsのモバイルアプリのインストールキャンペーンは、アプリのダウンロード数の増加に大きな効果を発揮します。このキャンペーンでは、モバイル端末向けの自動的にカスタマイズされたインストール広告を配信できるのです。このインストール広告はディスプレイ ネットワーク、検索ネットワーク (Google Play ストアとGoogle 検索)、YouTubeで表示されます。インストール広告にはアプリのアイコンとレビューに基づいており、興味を持つ適切なユーザーをアプリストアへ誘導します。
エンゲージメントキャンペーンはインストールキャンペーンとは対照的に、アプリのコンテンツにすでに興味を示しているユーザーを見つけることに重点を置いたキャンペーンです。アプリをすでにインストールしたユーザーのエンゲージメントを向上したい場合は、このキャンペーンが最適です。この広告の力を借りれば、インストール済みのユーザーがアプリを再度利用する、アプリを開く、またはある特定のアクションを起こすといったエンゲージメントを獲得できます。エンゲージメントキャンペーンの広告はディスプレイ ネットワークにのみ特化しているため、他のアプリ内にも表示されるのです。
Google AdWordsにはiOSのアプリに対応したユニバーサルアプリキャンペーンもあります。Googleはこの広告効果によって、過去1年間におけるアプリのインストール数100%増を達成したと報告しています。iOSがキャンペーンの対象に加わったことで、インストール数は今後さらに増える見込みです。
2つの主要アプリストアに検索広告が設置されました。この事実から、Google Play ストアとApple App Storeのどちらにおいても、オーガニック検索のクエリ数がアプリを見つけてもらう上で事実上最も大きな要因となっていることがわかります。さっそく検索広告を使ったキャンペーンを始めたいところですが、このキャンペーンはアプリストアの最適化とアプリのマーケティング戦略があって初めて効果を発揮するものです。
この記事は、App Radar社のブログ"3 ways to use Google AdWords for mobile app promotion"を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on App Radar in English under the permission from the author.
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