ユーザーにアプリを使い続けてもらうためには、アプリ開発において起こりがちなミスを避け、常にユーザーの目線に立ち返ることが必要です。
本記事ではモバイルアプリを成功させる7つのポイントを紹介します。
登録をシンプルにする
ユーザーは面倒だと感じるとすぐにアプリから離脱してしまいます。アプリ内でのアカウント作成など、オンボーディングの過程は簡潔にしましょう。
「Adweek」によると、ECアプリをDLした77%がアカウント登録時に離脱し、そのうちのたった2.1%しか商品の購入にいたっていないことがわかりました。つまり、アカウント登録手続きのプロセスに離脱ポイントがあるということです。アプリを成功させるためにもオンボーディングをよりシンプルにしましょう。
UIを意識したデザインにする
ユーザーが直感的に、簡単に使いたい機能を見つけられるようなデザインにしましょう。
見やすい色と目に留まるデザイン、そしてユーザーに重要な情報をわかりやすく表示するシンプルなインターフェイスを心がけ、開発することが必要です。
補色を使った最小限のUIでは、視覚的な調和をユーザーに与え、「使いやすい」「また使いたい」と思ってもらえます。これによりUXが向上し、リテンション率の増加に繋がります。
特定の機能に集中し続ける
機能の少ないアプリを作るのはリスクがあると思っていませんか?しかし、逆に機能が多すぎるとユーザーに混乱を与えてしまう可能性があります。特定の機能をより使いやすくし、ユーザーを正しい方向に導くユーザーフローに焦点を当てたアプローチを検討してみましょう。
細部にこだわる
アプリを成功させるために、メイン機能を使いやすくするだけでは十分ではありません。アップデートする度にマイナー機能を含めた全ての機能がUXを妨げていないかをテストし、何も影響がないことを確認しましょう。
カスタマーフィードバックを集める
誰よりもアプリのことをよく知っているがゆえに主観的になってしまっていませんか?主観的になりすぎると普段は気づくような重大なミスを見落としてしまいかねません。アプリを実際にリリースする前にアウトサイドテスト(外部テスト)を実施しましょう。
常に最新の状態に保つ
アプリをリリースした後も、高いリテンション率を保ち続けるためにはアップデートを続けなければなりません。実際に成功したアプリは、月ごと週ごとに自動アップデートをしています。頻繁にアップデートすることで、より安全で最先端のトレンドを抑えたアプリになるのです。「TechBeacon」の調査によると、81%の人々がセキリュティに懸念を感じた時にモバイルアプリのベンダーを代えると回答しています。つまり頻繁なアップデートを行い、セキュリティを万全にしておくことで、ユーザーの離脱を少しでも防ぐことができるのです。
マネタイズ戦略がUXの妨げにならないようにする
アプリの収益は重要ですが、UXを妨げてはなりません。アプリのコンテンツと関係のない広告は、ユーザーの興味自体を失わせてしまう可能性もあります。コンテンツをより強化できるような広告を使いましょう。リワード広告が1つの良い例です。
最後に
アプリマーケティングによって収益を上げることは簡単なことではありません。しかし、今回紹介した基礎的な知識を使えばライバル会社との競争で優位に立つことができるでしょう。今回のガイダンスを使ってさまざまな戦略を試してみてください。
この記事は、Apptentive社のブログ"7-Elements to Creating and Marketing Successful Mobile Apps"を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on Apptentive in English under the permission from the author.