2025年5月16日から5月22日(日本時間)までに起きた、アプリマーケティングに関する世界のニュースをピックアップして紹介します。大きな話題は「Google I/O 2025」の開催と、iOS版「Fortnite」の復活。そのほか6月開催の「WWDC25」の詳細もAppleから発表されています。
※本記事での日時の記載は、特別な記載がない限りすべて現地時間です。
AppleがWWDC25の詳細を発表
2025年5月20日、Appleが「WWDC25」の詳細を発表しました。Keynoteは日本時間6月10日午前2時に開始。アプリやゲームに関する最新技術が発表される「Platforms State of the Union」は日本時間午前5時から開始されます。各種セッションを視聴できるYouTubeチャンネルについても公式サイトで案内中です。
Mac、iPhone、iPadといったデバイスに関する情報ももちろんですが、Google I/Oがそうだったように、Appleからも生成AIに関する発表が期待されています。また、WWDCではApp Store、App Store Connectの新機能の発表も実施されています。注目しましょう。
※画像引用:WWDC25
GoogleがGoogle I/O 2025を開催
2025年5月21日から22日の2日間にわたって、Googleが開発者向け大規模カンファレンス「Google I/O 2025」を開催しました。生成AI「Gemini」に関する画期的な発表が世の中を駆け巡りましたが、Andoroid、Google Play関連でも「What's new in Google Play」セッションで重要な発表が行われています。アプリマーケターはチェックしておいたほうがいいでしょう。
なお、Repro Journalでも以下の記事で「What's new in Google Play」セッションの内容を紹介しています。ぜひご覧ください。
※画像引用:Google I/O 2025
Epic GamesがApp StoreにFortniteを復活
2025年5月20日、遂にiOS版「Fortnite」が復活を遂げました。4月30日の裁判での勝利を受けて、アメリカのApp Storeでの掲載が開始された形です。App Storeでの掲載は実に5年ぶり。
ただし、この復活も決してスムーズに運んだわけではありません。4月30日以降、すぐに再掲載を望んだEpic Gamesでしたが、審査が進まずに5月20日までずれ込んでいます。5月17日にはEpic Gamesから掲載承認を裁判所に要請するという事態に発展していました。
※画像引用:Fortnite on the App Store
米議会関係者がAppleのアリババ提携に懸念表明
2025年5月17日、ニューヨーク・タイムズが、トランプ政権とアメリカ議会関係者がAppleとアリババのAIに関する契約を精査していると報じました。中国で販売されるiPhoneに、アリババのAI機能が使用されることに関して懸念を表明しているのです。
なお、この契約はAppleが公式に認めているものではありません。この報道によってアリババ株が下落したというニュースも流れています。
ランニング&エクササイズアプリ Stravaの事業価値が20億ドル超え
2025年5月22日、ウォールストリート・ジャーナルが、ランニング&エクササイズアプリ「Strava」の事業価値が、新たな資金調達ラウンドを完了して22億ドルに達したと報じています。また、Stravaは同日にサイクリングトレーニングアプリ「The Breakaway」の買収を発表。4月にはランニングアプリ「Runna」の買収を行っており、急激な拡大方針を見せています。
※画像引用:Strava: Run, Bike, Hike on the App Store