【あすけん×mikan セミナー直前対談】ユーザーを本気にさせる「エモさ」と「数字」

山﨑 信潔
山﨑 信潔
2022.11.04
【あすけん×mikan セミナー直前対談】ユーザーを本気にさせる「エモさ」と「数字」

目次

2022年11月24日、Repro株式会社が「あすけん×mikan 「エモさ」と「数字」でユーザーを本気にさせる!~エンゲージメントを高める重要指標とは~」と題したセミナーを開催します。本記事ではセミナーの打ち合わせと並行して行われた、株式会社askenの伊藤 拓哉氏と株式会社mikanの飯田 諒氏の対談をお届け。セミナーの内容について少しだけ先行公開します。

ファンって何?エモさってどうすればいい?

ito_iida株式会社askenの伊藤 拓哉氏(左上)、株式会社mikanの飯田 諒氏(右下)

――今回、登壇をお願いしたセミナーのテーマである、「エモさ」と「数字」そして「ファン」「エンゲージメント」について、率直なご意見をうかがえますか?

伊藤 拓哉(以下、伊藤) ファンやエンゲージメントって一言で表現するのは難しいんですよね。定量的に測れない部分があるので。だからこそ「エモさ」という定性的な部分を含めて、飯田さんとディスカッションできるのはとてもうれしい機会だと思っています。mikanさんには、キャラクターの可愛らしさをはじめ、エモいコミュニケーションが溢れていると感じていたんです。

飯田 諒(以下、飯田) とてもありがたい言葉をいただいたのですが、弊社も「ファンとは?」「エモさとは?」といったことを突き詰めて考えられているわけではありません。他社さんも同じだと思うのですが、基本的に数値ベースでアプリのグロースを考えていくので、定性的なものを定義しきれていないのが実情です。

例えば、mikanのユーザーの中には、大学受験で使ったあと、数年たって就職活動のためのTOEIC勉強用に使ってくれるような方がいます。こういった方はファンといってもいいかもしれませんが、普段の数値には反映されませんよね。

伊藤 すごくわかります!「あすけん」の場合も、ダイエットに成功して一度離れてしまったユーザーが戻ってきてくれるケースが多々あります。お正月のあとなどが多いですね!アプリから離れている間もどれだけ好きでいてくれるかというのは重要な気がします。

mikanさんはキャラクターや言葉遣いにもこだわりが見えて、エモさについて考え抜かれている印象があったのですが、すべて狙っているかというとそうではないのですね。それでも自然と魅力的なコミュニケーションが発生していると感じます。「数値ベースなのにエモい」、そのあたりもセミナーでじっくりと聞いてみたいです。

飯田 キャラクターの可愛さに助けられている面もあります。例えばアプリアイコンが可愛いのでスマホのホーム画面に置きたくなるとか。あすけんさんにも未来(みき)さんという魅力的なキャラクターがいますよね。

伊藤 SNSで“あすけんの女”なんて呼ばれていたり(笑)

飯田 コミュニケーション面で考えると、mikanの場合はテストの点数が悪くても絶対に……。

 ――これ以上の詳しいことはセミナー本番に取っておいてください!勝手ながら次のテーマに移らせていただきますね。

interview-asken-mikan_02
あすけんもmikanもインストール&起動直後から、独自のキャラクターがナビゲートしてくれる(左:あすけんの「未来さん」、右:mikanの「ひとかわむけお」)。

継続率やDAUは当然KPIになる。もっと大事なのは?

――飯田様から「基本的に数値ベースでアプリのグロースを考える」というお話がありましたが、伊藤様のご意見はいかがでしょうか?セミナーでお話しいただく内容だと思うのですが、少しだけ教えてください。

伊藤 新規ユーザーの場合、あすけんでは継続率を重要なKPIとして追いかけています。これはほとんどのアプリに共通することなのではないでしょうか。ただし、それだけでは足りないと思っているんです。単にログインしているかだけを見ていても、あすけんのコアとなる価値を提供できているかがわからないから。

飯田 それはすごく共感できます。mikanでも基本的には継続率を見ていまが、あすけんさんと同じように安易に継続率を押し上げる方法を考えているわけではありません。継続率を分解して、先行指標を見つけ、それに対して施策を実施するという考え方をしています。

――アプリが本当に価値提供できているかを測るKPIを発見することが重要なようですね。核心部分はぜひセミナー本番でお話しいただきたいところです。それでは最後にセミナーにご参加いただく方へ、メッセージをいただけますでしょうか。

飯田 今回のセミナーでは、定量指標の計測方法や決め方だけでなく、あまり表に出ることのないエモい部分、定性の部分の話もできると思います。ある種、mikanの強みともいえる領域なので、ぜひ楽しみにしておいてください。私も皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

伊藤 日々の業務に忙殺されていると、「自社のアプリにとってのファンってどんな存在なんだろう?」と振り返る時間が削られていきます。私も飯田さんと話す中で、「ファンってなに?」や「アプリを好きになってもらうために何をすればいい?」といったことが整理されてきました。

それを皆さんとシェアできればと思いますし、セミナーのQ&Aの中で皆さんと一緒に考えることができると非常にうれしいです。当日はよろしくお願いします。

セミナー開催概要

「あすけん×mikan 「エモさ」と「数字」でユーザーを本気にさせる!~エンゲージメントを高める重要指標とは~」は下記の要領で開催いたします。オンラインでの参加が可能なので、ぜひお気軽ににお申し込みください。

⇒ セミナー参加お申し込みページへ


  • 開催日時:2022年11月24日(木) 17:00-18:00
  • 申込み期限:2022年11月24日(木) 16:00まで
  • パネルディスカッションのテーマ
    ・「エモい」コミュニケーション、どれくらい意図してる?
    ・エンゲージメントを高める・測るための重要指標とは?
    ・追うべき指標がわからないときは何から取り組むべき
    ・その他

 

プロフィール

伊藤 拓哉(いとう たくや)

株式会社asken
コンシューマー事業部 プロダクトマネージャー
伊藤 拓哉(いとう たくや)

1991年生、東京都出身。慶應義塾大学商学部卒業。2014年より株式会社博報堂アイ・スタジオでWebディレクターを経験。2016年より株式会社博報堂に出向し、デジタルマーケティング全般のコンサルティングに従事。2019年より株式会社askenに参画。国内の「あすけん」事業に関わる各種分析や開発/運用管理を全般的に担当。
飯田 諒(いいだ りょう)

株式会社mikan
プロダクトマネージャー
飯田 諒(いいだ りょう)

2017年はタイ・バンコクの動画制作会社でのセールス、2018年夏までは国内の出版社やスタートアップにてマーケティングとライティングに従事。英語力を活かし、洋書の翻訳も手がける。
2018年秋にmikanに入社以来、CS/分析/BizDev/コンテンツ制作などに携わり、2019年5月以降はメインでiOS開発を担当。iOSDC2021にも登壇。
2021年秋頃からPMに軸足を移し、mikanの機能開発をリード。

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