2021.03.05
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ユーザーの新規獲得は簡単ではありません。2015年には、アメリカにおけるモバイル広告の収益の25%をアプリインストール広告が占めています。2020年までには、アメリカのアプリインストール広告の収益は70億ドル以上に成長すると言われているのです。
アプリユーザー1人あたりの収益は$3~$10で、エンゲージしたユーザーであれば$10~$50になります。アプリ内マーケティングをうまく行うことで、コストの削減やエンゲージメント率の向上、さらに獲得したユーザーの価値を高めることができます。
CPIを考える際は、同時にそのユーザーにエンゲージしてもらえるように計画を立てることが重要になります。アプリ内マーケティングとは、ユーザーがエンゲージし続けてくれるようなUXを提供することです。
では、ユーザーの価値を最大限に高めるにはどうすれば良いのでしょうか?この記事では、獲得したユーザーに、継続してアプリを使ってもらうためのコツをご紹介します。
それぞれのユーザーを、行動やデモグラフィック、ロケーションなどによってセグメントしましょう。これを行うことで、UXやメッセージを、それぞれのユーザーに適したものに調整することができます。同時に、どのユーザーが最も価値があるのかということも把握することができるのです。
ユーザーをセグメントすることで、リエンゲージメントしたいターゲットを決めるのに役立ちます。例えば、ベルリンで小売業を展開している会社がiPhoneユーザー向けにWebで広告を出していた場合、ユーザーセグメントを「ベルリン在住でドイツ語が話せる、iPhoneを使っていて、過去に1回以上アプリ内課金をしたことがあるが、最近60日間の間アプリを開いていないユーザー」など、ターゲットに定めることで、すでにエンゲージメントしているユーザーをターゲティングから省くことができるのです。
他にも、以下のようにセグメントし、ユーザーをターゲティングすることもできます。
プッシュ通知とは、ユーザーがアプリを使用していない時にホームスクリーンに表示されるメッセージのことです。これはアプリをDLしたものの、それ以来使っていないユーザーのリエンゲージメントに最も有効な方法です。アプリに関連したメッセージを送ることで、ユーザーに再びアプリを使ってもらうことができ、エンゲージメントの増加、そしてCVRの向上に繋げることができます。
例えば下の画像のように、ディスカウントのクーポンをユーザーに送ることで、ユーザーがアプリに戻ってくるように後押しをすることができます。また、セグメントされたプッシュ通知は、そうでないメッセージよりも2,770%も優れたパフォーマンスをしたという事例もあるのです。
つまり、アプリに戻ってきてもらえるように工夫を凝らした内容のプッシュ通知を送ることで、エンゲージメントを高めるチャンスを増やすことができます。
ゲームアプリの場合は、プレイに必要なコイン等をプレゼントして無料でプレイできるようにする事で、アプリに戻って来てもらえるように促してください。ECアプリであれば送料無料キャンペーンのメッセージ、ライフスタイルに関するアプリであれば、健康のヒントやインテリアのヒント、また、食品に関するアプリであれば、無料の簡単なレシピなどを送ってみましょう。
カゴ落ちしているユーザーがいれば、そのカートに入れている商品を購入した時に10%オフになるクーポンをプレゼントする内容のメッセージを送ることで、購入へ誘導することもできるでしょう。
プッシュ通知で注意しなければならない点は、ユーザーによっては通知をオフに設定しているため、通知を受け取っていない可能性があるということです。そういった場合に備えて、アプリ内メッセージを組み込むことも重要になります。
プッシュ通知は、ユーザーがアプリを使用していない時に表示されるもので、ホーム画面や別のアプリの使用中でも表示されます。一方、アプリ内メッセージは、ユーザーがアプリを使用している時に表示される通知を指します。
プッシュ通知をオフにしていてもアプリ内メッセージを見てもらえますが、プッシュ通知をオフにしている代わりに使うものではないということに気をつけてください。
アプリ内メッセージでは、「アプリを評価する」や「おかえりなさい!ディスカウントコードをプレゼント」など、特に利用頻度の高いユーザーに、さらにエンゲージメントを高めてもらうためのメッセージを表示することができます。
このように、アプリ内メッセージはすでにエンゲージメントを示しているユーザーを維持することに、プッシュ通知はユーザーのリエンゲージメントに効果的であるように、それぞれ異なる役割があることを覚えておきましょう。
A/Bテストでは、ユーザーの助けを借りて、UXを最適化できます。新しい機能などをテストすることで、どの機能がより高いCVを生み出しているのかを確認することができます。また、UIの改善にA/Bテストを活用することも重要です。例えば、ユーザーは赤と青どちらの背景を好むのか、プロダクトページではテキストの量は多い方がいいのか少ない方がいいのか、などをテストすることができます。
このようなテストを行うことで、効果的でないメッセージをユーザーに送るリスクを軽減することもできるのです。関連性のないメッセージを送ると、UXを損ねてしまい、チャーンに繋がってしまいます。頻繁にメッセージを送ることが望ましいですが、その場合、そのメッセージが有効であるのかできる限り確認しましょう。
この記事は、TUNE社のブログ"Keep your app users engaged with these in-app marketing tips "を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on TUNE in English under the permission from the author.
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