2023.07.14

IT業界には、無数のキャリアパスが存在します。しかしながら最近、人気が急上昇しているのはモバイルアプリ開発です。
モバイルデバイスが普及し、世界の3分の2もの人々がモバイルデバイスに接続しており、その数は50億人にも上ります。これはモバイルアプリで、配車やショッピング、デザイン、ゲームまで、ほとんどすべてのことができてしまうことを示しています。
このような需要の急増に伴い、モバイルアプリ開発者のニーズも高まっており、今後も高い水準で推移するとみられているのです。
この記事は、BSS COMMERCEのブログ ”Keep In Mind 5 Important Metrics To Achieve Mobile Apps Success” を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on Revenue Wire in English under the permission from the company.
世界中の人々の日常生活や活動の中で、スマートフォンやアプリの重要性は間違いなく無限大です。
今日におけるスマートフォンは以前のような単なるデバイスではありません。スマートフォンには様々な素晴らしい機能が備わっており、人々や企業にとって非常に注目される存在へと進化したのです。
現在、モバイルアプリの利用は増加の一途をたどっており、人々のコンピューティング体験に顕著な変化をもたらしています。
数年前まで、インターネットにアクセスしたり、メールを読んだりするためにはPCが必要でした。今日におけるPCの役割はスマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスが担っており、どこでも持ち運びができるようになっています。
モバイルアプリの利用方法は無限であり、人々の生活におけるありとあらゆる分野に及んでいます。アプリは事実上、どこにでも存在するのです。教育、コミュニケーション、SNS、ショッピング、料理、ビジネス、スポーツ、銀行、ほとんどすべての業界において、アプリは存在しています。
人々は日々、改善されたアプリを求めています。そのため、最近のアプリ開発者は、ハードルが高くなっていく要件や需要に対応するために絶えず努力しているのです。新たなアプリの需要はどんどん高まり続けているからです。
もちろん、測定できないものは改善できません。では、モバイルアプリ開発で成功を収めるための指標は何でしょうか。アプリケーションの強みと弱みを判断するためには、モバイルアプリのパフォーマンスを正確に表すデータが必要です。
誤ったデータや集計方法では、どんなアプリも改善することは不可能です。アプリのパフォーマンスを台無しにしないために、ここでは重要なモバイルアプリの指標を5つご紹介します。
ひとりのユーザーから得られる総利益は、ビジネスモデルの成功を示す重要な指標のひとつです。
モバイルアプリ開発においてひとり当たりの総利益は、アプリ全体を通じた各ユーザーの利益貢献度を示し、アプリの財務的価値を決定するものです。ただし、十分なデータが存在せず、この考え方が機能しない場合もあります。
目標値を把握するためには、自社における統計データを利用するのではなく、最も近い競合他社のデータを利用して検討するのがよいでしょう。
ARPUまたはユニットあたりの平均収益は、ユーザーの購買行動に関連しています。モバイルアプリの新規インストールや課金などの、収益源を分析するために必要なものです。
これらの指標から、投資家はプロジェクトから得られる収益の潜在能力について、開発者は欠点について、結論を導き出すことができます。このふたつの指標を改善することは、ユーザーの拡大とともに最大の関心事となるでしょう。
App StoreやGoogle Play ストアには600万以上のアプリが存在します。しかし、ユーザーはスマートフォン使用時間のうちの85%近くをたった5つのアプリに費やしています。
さらに、アプリが72時間使用されたあとに削除され、再インストールされない可能性は5分の4です。
この事実は、ユーザーはいくつかのお気に入りのアプリで満足するため、特にスタートアップ企業にとっては、ユーザーの維持が深刻な問題となることを示しています。
CPIとは、Cost Per Installの略で、広告の閲覧からアプリをインストールしたユーザーの獲得コストを測定するものです。 CPLUは、Cost Per Loyal Userの略で、アクティブユーザー、つまりアプリを少なくとも3回起動したユーザーの獲得コストを測定するものです。
■全世界のAndroidおよびiOSアプリの平均CPI(米ドル)
エンゲージメントは単体で計測できる客観的な指標ではありません。
セッションの持続時間、好まれているコミュニケーション法、プッシュ通知を介したコミュニケーション数、各セッションでの閲覧画面の総数など、他のデータの追跡・収集で推定することができます。
エンゲージメントは、アプリの質をものがたり、定量的な推定を補完する役割を担っています。だからこそ、エンゲージメントは重要なのです。
アクティブユーザーは、ユーザーのリテンションや総利益を向上させるだけでなく、SNSを介したアプリの拡散にも貢献してくれます。このため、Facebookのような最大規模のアプリは非常に高いエンゲージメントを誇っているのです。
CLI(Consumer Loyalty Index)はアプリの人気だけでなく、ユーザー満足度も測ることができる最も効果的な指標のひとつです。例えば、このような質問をすることで計測することができます。
「このアプリを友人や家族、同僚にお薦めする可能性は、10段階評価でどのくらいですか」
どのような結果になったとしても、ユーザーのアプリに対する印象を知ることができ、参考になるでしょう。
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