App Store Awards発表・AppsFlyerの広告パワーレポート - 海外アプリニュース(2025/12/5号)

Repro Journal編集部
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2025.12.05
App Store Awards発表・AppsFlyerの広告パワーレポート - 海外アプリニュース(2025/12/5号)

目次

2025年12月5日、最新の海外アプリマーケティングニュース。今週は「App Store Awards」の受賞アプリ発表があったほか、アプリ広告のグローバル調査「AppsFlyer パフォーマンスインデックス 2025」も発表されています。世界のアプリトレンドをつかむためにぜひご覧ください。
※本記事における日時の記載は、特別な断りがない限りすべて現地時間です。

Appleが「App Store Awards」受賞アプリを発表

2025年12月4日、Appleが2025年の「App Store Awards」受賞アプリを発表しました。「iPhone App of the Year」を受賞したのは、「Tiimo」。そして、「iPhone Game of the Year」を受賞したのは「Pokémon TCG Pocket」でした。

Tiimoは、ToDoリストをタイムラインつきの実行プランに変換してくれるアプリで、プランニングにはAIを活用しています。2025年、AI活用の波は「App Store」をも飲み込みました。AIネイティブなアプリ構築が今年の圧倒的なトレンドとなっています。なお、Tiimoは昨年の「Apple Design Award」のファイナリストにもなっており、さらに階段を上がった形です。

Pokémon TCG Pocketは、「Google Play’s Best of 2025 awards」のベストゲームに続く受賞。2大アプリストアの年間大賞を制覇しています。2025年のモバイルゲーム市場はPokémon TCG Pocketのためにあったといっても過言ではないかもしれません。

そのほかの主な受賞アプリと各賞のファイナリストは以下の通りです。「Cultural Impact」部門では日本ではまだ馴染みのない名作&ヒットアプリも多数紹介されています。ぜひ触れてみて、自社アプリ改善の参考にしてください。

■iPhone App of the Year

■App of the Year(中国本土)

■iPhone Game of the Year

■Game of the Year(中国本土)

  • Winner:无畏契约:源能行动
  • Finalists:冒险者日记无限暖暖

■Cultural Impact


【写真】App Storeのイメージ写真※画像クレジット:Aleksei - stock.adobe.com

【詳細】

AppsFlyerが「AppsFlyer パフォーマンスインデックス 2025」を発表

2025年12月3日、AppsFlyerが「AppsFlyer パフォーマンスインデックス 2025(The AppsFlyer Performance Index – 2025 Edition)」を発表しました。Apple、Googleの2大プラットフォーマーの優位は動きませんが、「TikTok for Business」「AppLovin」「Mintegral」が差を縮めてきているのが今年のトピックとなっています。

パフォーマンスインデックスとは、非オーガニックインストールとリマーケティングコンバージョンのデータに基づき、世界の集客メディアのパワーやボリュームを分析したもの。2025年版においては、39,000個のアプリの162億件の非オーガニックインストールと96億件のリマーケティングコンバージョンのデータを基にしています。

主な調査結果

  • 「Apple Ads」がiOSゲーム向けの世界最大のメディア。「AppLovin」がその差を縮めて北米および西ヨーロッパのトップ層をリードしている。
  • Androidゲーム全体では「Google Ads」がリードし、「AppLovin」「Mintegral」「adjoe」などの報酬型プラットフォームも大きく成長している。 
  • 「Apple Ads」がiOSの非ゲーム分野でトップの座を維持。「Meta Ads」「TikTok for Business」「Google Ads」「Snapchat」が続いている。 
  • Androidの非ゲーム分野では「Google Ads」が1位、「Meta Ads」が2位。「TikTok for Business」は3位。

「ChatGPT」に広告導入迫る。最新β版に広告関連コードあり

2025年11月29日以降、多くの海外メディアが「ChatGPT」の広告導入について報じています。Android版アプリの最新β版に広告システムを参照するコードが発見されたのです。「ads feature」「bazaar content」「search ad」「search ads carousel」といった文字列が確認されており、検索や会話のトピックに基づいた広告を表示する仕組みだと予想されています。

現時点で広告導入についてのタイムラインは明らかになっていませんが、ChatGPTの広告プラットフォームへの進化が実装段階に入っていることは確かです。これまで広告導入に対して慎重な発言が多かったOpenAIですが、近日中に新たな一歩を踏み出すかもしれません。

「TikTok」が「Nearby Feed」機能のヨーロッパ展開を発表

2025年12月4日、「TikTok」がローカルコンテンツ表示機能「Nearby Feed」をヨーロッパでも展開することを発表しました。まずはフランス、ドイツ、イタリア、イギリスで開始予定です。Nearby Feedは旅行、イベント、飲食、その他のサービスに関連する投稿を集めたパーソナライズドフィード。ホーム画面上部のタブからアクセスでき、タブ名には現在地が表示されます。

なお、Nearby Feedは日本国内では「近所フィード」という名前で先行して導入されており、同様の機能がヨーロッパにも広がっていく形です。

【図】「Nearby Feed」のスクリーンショット画像引用:Introducing TikTok Nearby: Discover what’s happening around you

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