2022.04.12
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※本記事は、アプリマーケティング研究所様にPRを目的として執筆いただいた記事を転載したものです。
https://markelabo.com/n/n4df6f88b891b
アプリストア最適化(ASO)のプロに「効果のある施策」を聞きました。
稲田:アプリストアの検索は、原則は「10位以内」に入るのが鉄則です。なぜならストア検索では、ファーストビューに入るアプリの数が少ないからです。
ある調査では、App Storeの検索結果のタップ率は、1位が19%、2位が5%、3位が1.5%となっています。上位じゃないとタップされないんですね。
ポイントとしては、ただ大きなキーワードで上位になればいい訳ではなく、「関連度の高いキーワード」での底上げが大事ということです。
稲田:例えば、「関連度が高いキーワード」というのは、そこからの流入ユーザーの継続率が高かったり、アプリの収益までつながるキーワードです。
つまり、1インストールのコスト(CPI)だけではなく、キーワード毎の収益性まで見ていくと、効果の高いキーワードが見つかります。
実際にあるマンガアプリを分析したとき、ジャンルとして「冒険系マンガ」の収益性がとても高いことが、わかったことがありました。
スポーツ系のワードと比較すると「冒険系のマンガ」の収益性は3倍以上。そうなると、少ない流入数であっても、冒険系のワードで対策したほうが、収益へのインパクトは大きくなりますよね。
このように、狙っていたキーワードが最適じゃなかった。間違ったキーワードでずっと対策していた。というケースは本当によくあるんです。
ちなみに、検索における「一般キーワード」からのDL数は、App Storeでは約60%を占めると言われています。そうなると、検索からの取りこぼしをなくすためにも、ASOは重要な施策になってくると思います。
検索順位が上がるまでの初動は、Google Playは2〜3週間、App Storeは1週間ほどが目安とのこと
鈴木:スクリーンショットの「縦横の検証」は数字が動きやすいですね。良くも悪くも、1回のABテストで20%くらい数値が動いたりします。
縦か横かはカテゴリなどでも相性が変わります。傾向としては、縦型が強いのは機能系アプリで、横型が強いのはビジュアル訴求系のアプリです。
例えば、画像編集アプリなどは、縦で機能を訴求すると強くて、漫画やコンテンツなどの、ビジュアルで訴求するアプリは横が強いですね。
漫画アプリの「読み放題」のように、ワンメッセージの「勝ちパターン」が決まっている場合は、とくに横型のほうが成果がでやすいです。
鈴木:スクリーンショットに表示する、メインのコピーである「キーメッセージ」は、うまく改善すると大きく数字が動きます。
なので、まずは「キーメッセージ」をABテストして、その強いメッセージに合わせたスクショのデザインを考えていくと、良いと思います。
では、この「キーメッセージ」をどう発掘するかですが、ひとつおすすめの手軽な手法としては、定量データから見つけていく方法です。
例えばGoogle Playでは、キーワード毎のダウンロード率が見られるため、そのアプリにとっての「ニーズの強いワード」を見つけやすく、そこからなぜそのワードで検索されるかも考えてみると、良いヒントになります。
他には、App Storeの検索広告(Search Ads)に出してみると、キーワードからのタップ数がわかるので、そこから同じように「ニーズの強いワード」を見つけるヒントになります。
鈴木: スクショの訴求では「機能軸」と「エモーショナル軸」でテストをすると、結果が大きく変わってくることがあります。
割と機能的なアプリであっても、エモーショナル軸で「体験を訴求」して、感情を刺激したほうが効果が高いことって、よくあるんですよ。
例えば、ある機能系アプリに、「誰かとシェアして使える機能」があって、それをスクショで「みんなで楽しめますよ」のように訴求したら、ABテストの結果がぶっちぎりで良くなったことがあります。
お絵かきアプリなどでも「うわ、自分にも描けた!」とか、「子どもと遊ぶと楽しいですよ」のように、体験をエモーショナルに訴求したほうが、数字が伸びるケースもあるかもしれません。
このように、機能軸とエモーション軸でABテストをする。これをやってみるだけでも反応が大きく変わるケースがあります。
鈴木: スクショの訴求では「ユーザー層の広さ」を意識することも、ひとつのポイントです。
基本は「専門性とターゲット人数」は反比例します。なるべく初心者に優しい表現にしたほうが、ダウンロード数が伸びやすいですね。
例えば、公営ギャンブル系のアプリのスクショに、「予想回収率○%!」と入れるよりも「これさえあればOK」のように入れたほうが、ダウンロード数が大きく伸びたことがありました。
少数のハイリテラシー層には「回収率」が刺さるかもしれませんが、多くのビギナー層にとっては「これさえあればOK」が刺さったのかなと。
とくにiOSユーザーは若い人が多く、ふんわりと「ギャンブルやってみたい」くらいに考える人も多かったのだと思います。
また、裾野を広げるという意味では、ブランド力の高いアプリは、スクショにロゴを大きく入れると、ダウンロード数が伸びることがありますね。
とくに、アイコンがブランドのロゴと離れている場合は、スクショでそれを補うようにすると、ブランドが認識されて改善につながります。
鈴木: ユーザー心理を、スクショなどの訴求に反映するのも、もちろん大切です。
印象的だった例としては、女性向けの「診断/占い系」アプリで、ユーザーのイメージ画像を「写真からイラスト」に変更したら、ダウンロード数がすごく伸びたことがあったんですよ。
なぜかというと、写真よりイラストのほうが「自分ならどうなるだろう?」と自己投影して、「自分ゴト化」しやすかったからだと思います。
他にも、女性向けのキャラ系アプリでは、ユーザーと「キャラの目線」が合うように調整したところ、数値が伸びたこともありました。
稲田: ストアのダウンロード数を伸ばすためには、レビュー評価の影響も大きいので、そこも地道に改善することが必要です。
とくに、しっかりマイナスレビューに対処すること。評価の悪い理由に真摯に対応した上で、レビューに返信するのはおすすめです。
レビュー返信する「隠れたメリット」としては、悪いレビューに真摯に対応していると、良いレビューもつきやすくなる、ということなんです。
例えるなら、お店のお客様アンケートも、書いても対応されるかわからないですし、インセンティブがないとあまり書かないじゃないですか。
でも、直接インセンティブがなくても、顧客から意見をもらう方法があって。それは「ちゃんと声を聞いていますよ」という姿勢を、店側が見せることなんですよ。
つまり、自分の意見に対し反応があったり、お店に「改善しました」と言われたら、好きなお店ならもっと要望を出したくなります。
ストアのレビューもこれと同じで、レビューに真摯に返信を続けていくと、黙っていた人が良い評価や意見をくれるようになります。
基本はお客さんって声を上げません。でも意見を聞いてくれて、真摯に対応してくれるなら、レビューしようと思う人は結構いるんですよ。
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「ASO対策」や「ASO Insight」にご興味ある会社さん向けに、ASO対策度を評価する「無料アプリストア診断」も実施しています。こちらもお気軽にご利用ください。
※ツールの利用料金は月額制(要問い合わせ)とのこと。
稲田: 「ASO Insight」は、表示される「対策の優先度」の高いキーワードを、設定するだけで成果につながる、直感的なツールになっています。
特許も取得している独自のロジックで、中長期のダウンロード数のトレンドと、その自社アプリとの相性、この2つを掛け合わせて、中長期で成果の上がるキーワードを選定しています。
「ASO Insight」の導入アプリは、施策と仮説の検証を続けることで、導入前と比較して、新規ダウンロード数が平均1.5倍に増加しています。
稲田: 自社アプリの順位や、競合アプリの順位を、メールで送付する「ASOレポート」の機能も搭載しています。目視でモニタリングする手間が省けます。
また、検索順位やダウンロード数など、大きく数値が変動したときには、「ASOアラート」という機能でメールでお知らせも可能です。
稲田: リアルタイムでツール上で、App Storeのタイトルやスクショを変更すると、どのような見た目になるのか、確認できる「アプリストアプレビュー」もあります。
競合アプリとの比較もできるので、訴求軸や色合いが競合と比べてどうか、これを見ながら考えられます。
また、国を選んでもらうと、各国の言語でプレビューできるため、アプリをローカライズする際にも便利です。
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