2021.03.05
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アプリの開発を初めてする方は何から始めればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。開発の経験がある方でも再度考慮すべき点がたくさん出てくるのがアプリ開発というものです。
この記事ではアプリを開発する際に重要な17ヵ条をご紹介します。
まずは調査を行ない、どのようなアプリを作るのかを検討しましょう。
どのようなユーザーにアプリを使ってもらうのかを明確にしておくために、ターゲットとするユーザーを決めてください。ターゲットが定まったら、ユーザーがどのようにアプリを使うのかを考えましょう。アプリを使うことでどのような利益があるのか、どのような価値を生みだすのかを考えてください。
似たようなアプリがすでに存在する場合は、競合調査を行う必要があります。
事前に調査を行うことで費用や時間を無駄にしてしまうことを防ぐことが可能です。アプリの開発前には、必ず調査を行いましょう。
全てのアプリが同じ方法で作成されるわけではありません。まずアプリの開発をネイティブアプリやハイブリッドアプリ、Webアプリのどれで行うのかを検討してください。
3つの開発方法には、それぞれ長所と短所があります。
例えばゲームアプリを開発するとしましょう。ゲームアプリにはスムーズなUXが必要不可欠です。この場合はネイティブアプリを選択するのがいいでしょう。
ネイティブアプリはユーザーにとって使いやすいですが、開発にはコストがかかり、プラットフォームごとに開発しなければならないという短所があります。
Apple StoreとGoogle Playストアのどちらにもアプリを出したい場合は、ネイティブアプリではなくハイブリッドアプリを使用するとコストを抑えられ、両OSで同時に開発できるクロスプラットフォーム開発が可能になります。
また、WebアプリはApple StoreとGoogle Playストアなどのアプリストアにアプリを載せる予定のない方にはおすすめの方法です。
上記の3つの開発方法は、用途を考慮して選択する必要もありますが、自分のスキルに合わせて見極めることも重要です。 開発を始める前に、それぞれの方法を比較し選択しましょう。
ネイティブアプリを開発する場合、Apple StoreとGoogle Playストアのどちらで開発するのか決めてください。
最初に調査したターゲット層からターゲットがAppleとAndroidどちらのデバイスを使う可能性があるかを考慮した上で、どちらのプラットフォームで作成するかを決めましょう。
両OSでアプリを開発する場合はもちろん、どちらか一方のOSのみでアプリを開発する場合は、ターゲットとするユーザーがどちらのプラットフォームを好む傾向があるのか分析することが成功につながります。 両OSでの開発はコストも労力も必要になりますが、最終的には両OSでの開発が好ましいです。しかし、最初はどちらかを優先して開発することで効率ようく開発することが可能でしょう。
アプリが完成した後をイメージしてみてください。
アプリはユーザーや会社のデータを扱うことになります。アプリによってはユーザーのクレジットカード情報や住所、電話番号などを取り扱うこともあるかもしれません。
そういったデータを正しく扱い、保持しておかないと、データが流出してしまう恐れがあります。そのため開発の初期段階からセキュリティを万全にしておきましょう。
ユーザーはセキュリティがが万全でないアプリには個人的な情報を登録しないでしょう。セキュリティが万全でなければ、ブランドの価値はなくなり、この先の信頼を取り戻すことが非常に難しくなります。
機密情報を保護するためには、2段階認証のようなセキュリティを採用しましょう。
また、ユーザーがデバイスを紛失してしまった時のために、データを消去できるようにしておいてください。その時には自動バックアップもするようにしましょう。
開発プロセスの中で常にテストを行ってください。
定期的にテストを行うことで、バグの原因特定と修正を効率よく行うことができます。
Beta Familyなどオンラインでアプリをテストしてもらうユーザーを募集することも可能です。
テストユーザーからフィードバッグをもらい、バグやクラッシュ等の、エラーを修正してアプリの品質向上を目指しましょう。
開発者とデザイナーは全く別の職業です。
開発者は技術面を担い、デザイナーはクリエイティブ面を担います。開発者でありながら、デザインを行う人もいますが、デザイナーの意見を取り入れることでアプリの品質は大きく向上するのです。
開発者とデザイナーのコミュニケーションがスムーズに行えるような環境を整えましょう。お互いの認識を擦り合わせておくことで、開発の終盤で起きる変更をできる限り少なくすることが可能です。
デザインと開発どちらも行う人は、開発初期段階から必要なデザインの構成をきちんと整理しておくと良いでしょう。
開発段階で一番最初に取り掛かるべきことは、コアとなる機能を開発することです。
アプリの主となる機能をリスト化し、それをもとにコア機能のコーディングを始めると良いでしょう。その他の機能は、コア機能を軸に作成していきます。コア機能にプラグインして作成していくという方法もあります。プラグインをするとアプリの容量が軽くなり、アプリの動作も軽くなるのです。
アプリ開発では、アプリが多くのユーザーに使われるということを常に意識してください。
以下の画像では、ユーザーがWebよりアプリを使う理由を説明しています。
アプリが好まれる理由として、次のように考えられます。
従って、開発の初期段階から上記に挙げた理由を意識する必要があるのです。
UXの優先順位を上げることは、アプリの成功に繋がります。
アプリ開発において、フィードバックを受けることは重要です。テストユーザーにフィードバックをもらうことについて前述しましたが、ここでのフィードバックはより広い範囲を指します。
テストユーザーだけでなく、他のアプリ開発者からもフィードバックを受けとると違った観点からのアドバイスが得られます。
他のアプリの開発者にフィードバックを貰うことで、一般のユーザーが気づかないようなアドバイスを得ることが可能です。
App StoreとGoogle Play ストアそれぞれのガイドラインに従い開発を進めましょう。ガイドラインに違反するとアプリがリジェクトされ、登録できないことがあります。
iOSかAndroidどちらかのアプリのみ作成する場合でも、将来的にもう一方のOSをかいはるする可能性が少しでもある場合は、両OSのガイドラインを理解しておくことで開発をスムーズに進められます。
アプリを利用する人の中には、障害を持つ方もいます。障害を持つ方でも問題なくアプリが使えるようにしないといけません。
例えば、音声アシストやキャプション、テキストの拡大など必要な機能を実装しておくと良いでしょう。
アプリは一度リリースしたら終わりではありません。リリース後も、アップデートなどで改善を行いましょう。
上記グラフからも、メンテナンスにかかるコストは決して低くないことがわかります。開発前からアップデートの予定を決めて、そのための費用をあらかじめ用意しておくのがいいでしょう。また、どのアップデートの段階で機能追加や変更を行うかを決めておくのも良い方法です。
アップデートを行うことで、アプリは常に良い状態が保たれ、UXの向上にも繋がります。
UXで重要なのが、ユーザーそれぞれにパーソナライズされた情報がきちんと提供されていることです。
アプリを開発する際はユーザーの行動を分析できるツールも組み込んでください。分析ツールからわかったユーザー行動をもとにパーソナライズ機能を実装すると良いでしょう。
例えばECサイト場合、ユーザーのサイト内での行動等を分析し、その行動に合わせたプッシュ通知を送ると良いでしょう。
開発は1人ではできません。優れた結果を残した開発者は、チームワークを上手く働かせてアプリを開発しています。
会社の外で飲む機会を設けるなど、円滑なコミュニケーションが取れる環境づくりを心がけてください。
継続的インテグレーションは頻繁にテストを行うことで短期間で品質改善を行う開発手法です。
CIによって毎回のテストでエラーを検出できるので、開発の最後の方ではほとんどエラーがない状態となり、非常に効率的です。
特に、複数の開発者が同時にコーディングを行う場合、とても役に立ちます。
アプリ分析ツールは多数ありますが、何かしらの分析ツールを導入できるようにしておくと良いでしょう。
アプリをリリースすると、ユーザー行動の分析はもちろん、プッシュ通知やアプリ内メッセージなど様々な分析が必要になってきます。開発段階から分析ツールの導入を検討しておきましょう。
アプリを開発するということは決して簡単なことではありません。しかし、気分転換などでストレスを溜めないようにし、開発を進めてください。そして、アプリ開発を楽しんでください。
アプリを開発する際に気をつけるべき17ヵ条をご紹介しました。アプリ開発は決して簡単ではなく、多くの困難にぶつかるものです。しかし、アプリをリリースして、それをユーザーが使ってくれるということは何事にも変えられない喜びがあります。
この記事を参考に、優れたアプリを開発してください。
この記事は、buildfire社のブログ17 Top Mobile Development Practices"を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。Repro published the Japanese translation of this original article on buildfire in English under the permission from the author.
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