2020.11.04
関連する記事
おすすめのお役立ち資料
Repro株式会社が制作した独自の市場調査資料、ホワイトペーパー、お役立ち資料です。
ほかでは知ることのできない貴重な情報が掲載されているので、ぜひダウンロードしてご覧ください。
プッシュ通知はアプリにとってユーザーを再訪させる強力な施策になり得ます。本記事では、iOSとAndroidのプッシュ通知に関してグロースハッカーが知っておくべき全てをお伝えします。
iOSとAndroidのもっとも大きな違いのひとつはプッシュ通知の許可の方法です。iOSではプッシュ通知はオプトインです。ユーザーは新しくアプリを使うたびに「”アプリ名”は通知を送信します。よろしいですか?」という見慣れたダイアログを目にします。
一方、Androidのプッシュ通知はオプトアウトです。ユーザーは設定画面で明示的にプッシュ通知をオフにしなければいけません。この許可方法の違いが両プラットフォームにおけるプッシュ通知の有効性に大きく関わってきます。Androidは95%以上のユーザーがプッシュ通知を受け取りますが、iOSはたいてい50%以下です。
バッジとはiOSアプリのアイコンの右上に表示される赤い丸を指す用語です。バッジはプッシュ通知を使ってユーザーを再訪させる方法としてもっとも有効なものの一つと考えられています。バッジが有効である理由の一つは、多くのユーザーは未読の通知があることに我慢できず、バッジを消すためにアプリを開くからです。バッジはユーザーを再びエンゲージメントさせるチャンスになります。
しかしバッジが有効である主な理由はiOS6以前の話です。iOS6以前ではユーザーにプッシュ通知の許可を断られてもプッシュのトークンを手に入れることができたのです。アプリはプッシュトークンを使ってバッジを表示し、プッシュ通知を受け取らない設定にしている50%超のユーザーをもう一度エンゲージメントさせるチャンスがありました。
残念なことに、iOS7以降では仕様が変わってしまいました。アプリをダウンロードした時点でiOS6だったユーザーには引き続きバッジを表示し続けることができるようです。他に注目すべきはAndroidでもバッジ表示が可能になることです。いくつかのAndroid端末はバッジ表示のAPIに対応し始めました。
ローカル通知はプッシュ通知の許可率が低いiOSでの解決方法です。ローカル通知はプッシュ通知と同じように見えますが、名前が示す通り、表示できるタイミングがアプリ側で決められています。サーバーからアプリにいつでも通知を送ることはできないということです。 ローカル通知の大きなメリットはiOSのプッシュ通知許可の仕様に縛られないところです。ユーザーがアプリのプッシュ通知を許可しなくても、ローカル通知であれば表示させることができます。
位置情報に基づいた通知とは、アプリがユーザーの居場所を追跡し、アプリを便利に使ってもらえる場所の近くにユーザーがいるとき通知を表示させます。ShopkickやRetaiMeNotなどのショッピングアプリはユーザーがショッピングモールにいるときにプッシュ通知を出しているとして有名です。
以前ブログにも書きましたが、位置情報には落とし穴がいくつかあり、適切な扱いが難しい場合があります。それでも強力なツールには間違いありませんし、コア機能に位置情報を使うアプリではとりわけ有効です。アプリが価値を提供できるシチュエーションであることをユーザーに思い出させるだけでなく、その場所とかなり関連性の高いコンテンツを通知することができます。
標準的なプッシュ通知では約100文字のテキストしか手段がないのでユーザーの注目を集めるのには限界があります。Android独自の仕様として、プッシュ通知と一緒に画像を表示させることができます。画像プッシュ通知はプッシュ通知をよりリッチにし、プッシュ通知の重要性とエンゲージメントを高めてくれるのです。
iOSは画像のプッシュ通知を送ることはできませんが、テキストのみのプッシュ通知でも多少工夫することができます。メッセージに絵文字を取り入れて目立たせ、ユーザーからの注目を集めることが可能です。
もしプッシュ通知に関して何か私が見落としていたら、ぜひメールをください。
この記事は、PinterestのグロースハッカーJohn Eganのブログ記事”The Growth Hacker’s Guide to Push Notifications”を著者の了解を得て日本語に抄訳し掲載するものです。 Repro published the Japanese translation of this original article on John Egan’s blog in English under the permission from him.
Repro株式会社が制作した独自の市場調査資料、ホワイトペーパー、お役立ち資料です。
ほかでは知ることのできない貴重な情報が掲載されているので、ぜひダウンロードしてご覧ください。