アプリ広告の効果測定におけるCVRとは?CTRとの違いも解説!

2021.02.17

  • デジタルマーケティング全般
アプリ広告の効果測定におけるCVRとは?CTRとの違いも解説!

広告出稿によるユーザー獲得施策でよく使われるCVRとCTRという指標ですが、その正しい意味と両者の違いを把握できているでしょうか?今回はそれぞれの指標の解説とアプリマーケティングにおける具体的な使用例をご紹介します!

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CVRとは?

CVR(Conversion Rate:コンバージョンレート)とは、広告のリンクをクリックした数のうち、何割がコンバージョン(商品購入や資料請求などの、Webサイトやアプリ上から獲得できる最終成果)に至るかの割合を示す指標です。広告のパフォーマンスを知るのに役立ちます。

広告におけるCVRとCTRの違い

CVRと混同しやすいのがCTR(Click Through Rate:クリック・スルー・レート)です。こちらも広告の効果を測定するための指標として使われますが、CVRが広告をクリックしたユーザーのうちコンバージョンに至った割合を示す指標であるのに対し、CTRは広告が表示されたユーザーのうちクリックした割合を示す指標になります。

指標 意味  計算式
CVR 広告のクリック数のうち獲得できたコンバージョンの割合 コンバージョン数÷クリック数×100
CTR 広告が表示された際のクリックされる割合 クリック数÷広告表示数×100

広告を配信しても最終的にコンバージョンに至らなければ売り上げ増加にはなりません。しかしコンバージョン数を増加させるには、効果的な広告によってクリック数を稼ぎ、意欲の高い見込み客をより多く獲得することも重要です。CTRは広告施策の効果を比較する際の大切な指標のひとつとなります。

アプリにおけるCVR・CTRの計算例

CVR

例えばFacebookのアプリインストール広告において、「パターンAの広告」と「パターンBの広告」を配信し、それぞれクリック数が1,000回と1,500回でコンバージョン数(アプリのインストール数)が300と600だった場合、CVRは以下のようになります。

広告パターン クリック数 コンバージョン数 CVR
A 1,000 300 30%
B 1,500 600 40%

この場合「パターンBの広告」は「パターンAの広告」に比べてCVRが高く、クリックした人を効率良くアプリのインストールまで誘導出来ていると判断できます。

CTR

例えばFacebookのアプリインストール広告において、「パターンAの広告」と「パターンB広告」を配信し、それぞれ広告表示数が20,000回と40,000回・クリック数が1,000回と1,500回だった場合、CTRは以下のようになります。

広告パターン 広告表示回数 クリック数 CTR
A 20,000 1,000 5%
B 40,000 1,500 3.75%

この場合「パターンAの広告」は「パターンBの広告」に比べてCTRが高く、効率良く客を惹きつけて、クリックまで誘導出来ていると判断出来ます。

CVRとCTRの関係

CTRが高くてもCVRが低いというケースも多く見られます。例えばアプリインストール広告の場合、出稿先のチョイスや広告のクリエイティブに問題はなくても、広告で訴求している内容と広告から遷移してくるランディングページであるアプリのストアページの内容があまりにも異なっているとユーザーが「広告でアピールしていることと違う」と感じインストールをためらってしまうかもしれません。

ctr?cvr

反対に、CVRが高くCTRが低いというケースでは、コンバージョンを促すランディングページに問題はありませんが、広告がクリックされていないので広告の出稿先、クリエイティブ、訴求文言などを見直す必要があります。

lp-ad-matrix

CVRも重要ですが、コンバージョンする可能性のあるユーザーをより多く呼び込むためにはCTRもウォッチする必要があるのです。

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